スイス留学

アルプスの少女ハイジでも有名なスイスは自然豊かで、時間の流れがゆったりとしており落ち着いた国です。

スイスの公用語はフランス語、ドイツ語、イタリア語、ロマンシュ語です。地域によってそれぞれ話される言語が異なりますが、たいていの人は第1に加え英語が堪能で、トリリンガルの方も少なくありません。公用語は4ヶ国語ですが、主に話されるドイツ語とフランス語、どちらに注力して学習すべきか国内でも度々物議を醸しています。

スイスへ留学する場合はボーディングスクールや語学学校、大学へ通うことができます。スイスの大学は学費が安いので海外からも多くの学生が集まります。そしてスイスは世界のホスピタリティマネジメント学をリードしており、Glion Institute of Higher Education、Les Roches International School of Hotel Management、Ecole Hoteliere de Lausanneがホスピタリティを専攻する学生に人気です。

治安の良さや穏やかな国風に加え、安定した政治経済などの理由から、幼少期からスイス留学を検討している親御さんもいます。

スイスの教育制度は連邦ではなく州による管轄になっていることから、各州によってその制度が異なります。ここでは共通事項について述べますが、基本的に義務教育は9年間です。日本やアメリカの様な教育制度と異なり、義務教育後には大学進学を前提とした普通高校へ進学するか、職業訓練校に進みます。

スイスもドイツ発祥のデュアルシステムを採用しているので、職業訓練校に通いながら職業訓練を行います。スイスでは多くの学生が中学卒業後に普通校に進学せず、職業訓練を受けながら職業訓練校に通うため、日本のように就職をするために大学進学をする生徒は少ないです。

近年の国際化にあわせてシュンゲン協定が結ばれたことにより、ヨーロッパ国家間では自由に居住、就業できるようになったことから学歴も重視されるようになったため、従来の教育制度に影響を及ぼしています。