北京大学

長期の留学プログラムや短期の語学研修に関わらず、課外活動が用意されていて無料もしくは格安の料金で観光地や歴史的名所へ行くことができます。 ほとんどの場合、貸切のバスが用意されているので、快適に移動することができます。 北京市内には多くの世界遺産や歴史的価値の高い建築物・場所がたくさんあるのでこういった大学の便利な制度を利用して、是非一度自分の目で見てみるのがいいと思います。 私が行ったのは万里の長城はじめ、頤和園や円明園、明の十三陵に、京劇の観劇などです。 特に印象に残っているのが京劇の観劇ですが、趣のある劇場内でお茶を飲みながら、間近で迫力あるお芝居を観たのが初めてだったので、すごく感動したし、これからの中国語学習のモチベーションにもつながりました。

別カテゴリで書いた学生寮の他にも、大学近くの施設に泊まっている友人もいました。 夏のサマープログラムで来る学生のなかには、大学近くの郵電賓館という所に泊まっていて授業に来ているというケースもあります。 郵電賓館は内装がかなり綺麗で、バスタブ付きのお風呂や、バイキングのあるレストランも併設されています。 引率で来る先生方が1人部屋を確保するために郵電賓館を利用していました。 大学までは歩いて10分ほどなので、朝の授業などにも充分対応できると思います。 研究に集中して取り組むためやレポートを仕上げるために郵電賓館のような場所も必要になってくると思います。 また、受付の人に国際電話を取り次いでもらったり、観光地についての情報を聞くこともできるので困ったときは便利です。

基本的にキャンパス内で日常生活において必要な物はなんでも揃いますし、食事も学生食堂を利用すれば安く済ませることができます。 しかし私が一番オススメしたいのは大学近くの「TUBE STATION」というピザ屋さんです。 S M Lのサイズからトッピングまで好きに選べるので友達4人くらいで行って、シェアするのがいいと思います。 味も日本のデリバリーピザより美味しいのはもちろん、一般のピザ屋さんよりも本格的でかなり美味しいと思います。 値段もリーズナブルで、お昼時には並ぶこともあるので授業が終わってから早めに行くのがオススメです。 写真はMサイズだったと思いますが4人でシェアしても充分なボリュームでした。 ソフトドリンクも7元(当時)を払えば飲み放題にできるのでチェックしてみてください。

中関新園と勺園という新旧二つの寮があります。 私は勺園に住んでいたのですが、勺園には各国の留学生が集結していて非常に多国籍な環境に身を置くことができます。 授業で習得した中国語ではなく、英語やスペイン語、韓国語などを話す環境があるのは留学生活にとってもかなりプラスになるのではないでしょうか。 また北京大学には未名湖という綺麗な湖があり、学生のみならず近所の市民も散歩をしたりランニングをしたりしています。 基本的に生活に必要なものや施設は全てキャンパス内で揃います。 スーパーや銀行、携帯ショップや美容院に至るまで広大なキャンパスの中にあります。 高速鉄道のチケットの手配や旅行の際にバスチケットを手配してくれるお店があるので長期休暇はここで旅行の準備をするのもオススメです。

北京大学は北京北西部の大学村地区に位置しています。 最寄り駅は地下鉄4号線の北京大学東門駅や円明園駅になるのですが、 周りは清華大学や中国人民大学などの名門大学がキャンパスを構えており、それぞれの本科生や留学生が数多くいます。 東の方へ少し行くと北京語言大学があるのですが、そちらは日本人や韓国人留学生がたくさんいて、クラブやBARなどのナイトスポットが賑わっています。 勉強に集中できるという意味では、北京大学が位置する大学村地区の方が優れていると思います。 北京は地下鉄が整備されていて路線もほぼ全ての場所を網羅しているので、 北京大学でしっかり勉強して、休日に行きたい所へ行くという感じが最適かと思います。 運賃は数年前まで一律2元でしたが、現在は乗車距離によって違います。 それでも数元ですし、北京は渋滞がひどい場所も多いので、早く安く移動するにはまず地下鉄を利用することになると思います。 また大学近くに中国のシリコンバレーとも言われる中関村があり、日本で言う秋葉原のように家電や電気部品などがたくさん置いてあります。 興味のある方は行ってみるのもいいかもしれません。

私は1カ月程度の語学研修プログラムに参加しました。 クラスの生徒は計10名で、講師は現役の北京大学の院生が務めていました。 同年代の講師から中国語を教わることができて、距離も近く質問がしやすかったです。 ベテランの先生というわけではありませんでしたが、特に教え方に問題もなく非常に和やかな雰囲気で授業が行われていました。 北京大学出版社という所のテキストを使用しながら、実際に街に出て使える会話文や、休日に行った観光地の様子をクラスの皆に紹介するといった感じで、授業としても「話すこと」に重点を置いていたので、上達のスピードも早かったように思います。 実践的な口語の基礎を学べたのは一番の収穫でした。 プログラムに参加する前と後では、以前使っていたテキストの理解度が全然違っていたので、効果はかなりあったと思います。

大学から一番ちかい遊び場は、五道口であった。バスで15分程度なのでよく遊びにいっていた。五道口には、韓国系のお店が多く、韓国料理をよく食べたりもした。値段は高いが、日本料理もあったので、日本食が恋しくなったときはよく行ってお寿司を食べていた。五道口にはクラブが多いが、いった次の日には悪酔いしているのでお酒があまりよくないと感じたため、あまり行っていない。クラブが好きな方は、レディースdayを狙っていくと無料でお酒が飲める。五道口にはカラオケがあり、日本の曲があるのでよくカラオケには行った。ただし、曲が少し古かったり、曲が探しにくかったりする。また、五道口にはショッピングモールもあり、なんでも揃うので便利だった。

わたしは、留学生が住むようの寮に住んでいた。大学まで徒歩10分と大変便利のいいところだった。また、寮の下には、コンビニ、中華、八百屋、コピー店があり、大変重宝していた。コンビニは夜12時くらいまでやっていたりと、大変便利だった。寮は大変きれいで、警備員さんがおり、セキュリティーもとてもしっかりしていた。わたしは、中国人の子がルームメイトでお風呂、トイレ、リビングルームは一緒に共有していた。個人の部屋がそれぞれあり、プライバシーはしっかり守られていて快適であった。しかし他の寮と比べるととても高い。ルームメイトもわたしもお互い忙しく、ゆっくり会話することはあまりできなかったので、普通の安い寮に住みたかった。

北京大学には様々なサークルがある。ダンス、球技、文化系、ビジネス系、語学系、フィットネス系とバラエティーに含んでいる。課外活動の探し方であるが、一年に2度、新入生が入ってくるシーズンにブースを構えて勧誘している。そこでビラをもらったり、名前を書いたりしてサークルに参加することができる。ただ、そのブースを構える日時は2日程度だったと思うので、注意しておくことが必要である。個人的には、ランゲージパートナーを募集しているサークルに登録し、そこから北京大学生に中国語を教えてもらっていたので、大変おすすめである。大学のみならず、大学外の活動もとても活発である。いろんなところに広く顔を出していけば、北京生活は間違いなく充実したものになると思う。

空気汚染はわたしにとっては、深刻な問題であった。北京に来て間もない時に、空気汚染がひどく、咳がとまらなくなったことがあった。また、PM２．５が高い日に外を出歩くと、のどが痛くなることもあった。あまりに外が曇っているときは、外出を控えるような時があった。黄砂が飛んでくる日は特に要注意が必要であると思う。授業で先生が今日は早く寮に帰って外に出てはいけないというので、部屋にいると、黄砂の風が強くなり外が黄色くなったことは今でも忘れることはできない。ただ、空気汚染は常にひどいわけではなく、たまには綺麗な青空をみることもできる。ぜんそく持ちなど、呼吸器官が弱い方にはあまり北京留学を勧めることはできない。