australiaの高校留学とは

オーストラリアの高校は、日本と同様に公立(州立)高校と私立高校の2種類に分かれます。 日本と違うのは、公立高校で学区というものはありません。どの公立高校でも生徒は入学を希望できます。 しかし留学生の入学となると状況は変わってきます。留学生の受け入れを行なっていない高校もあります。 またオーストラリアの高校の約7割が公立(州立)です。

オーストラリアでは、学年のことをイヤー(Year)と呼びます。 イヤー1が日本の小学校1年生に相当し、イヤー7が中学1年生に、そしてイヤー10が高校1年生に相当します。 オーストラリアの中でも州によって多少教育システムが違いますが、義務教育はイヤー10までとなっています。

大学進学を希望する場合は、イヤー11、イヤー12であるSenior Secondaryの2年間で、日本の大学の一般教養課程に該当する 科目を学び、オーストラリアの統一資格試験を受けます。 オーストラリアでは、大学では一般教養課程は学ばず専門課程から学びます。

オーストラリアの高校留学には、交換留学と私費留学の2つのタイプがあります。 交換留学は、オーストラリの公立高校に1年間の留学を行います。目的はオーストラリアの高校を卒業することではなく、文化交流になります。

私費留学は、短期間の体験留学やオーストラリアの高校卒業を目指す留学になります。 留学生を受け入れている高校であれば、私立公立問わず留学が可能です。

オーストラリアの高校留学の費用

オーストラリアの公立(州立)高校の授業は、年間で80〜110万程度が相場になります。 私立になると、学校によって全く異なりますが、年間で150〜250万程度の授業料が必要になります。 またオーストラリアの公立高校は、教材が貸出システムのため費用がかからないのに対して、私立高校は 教材を購入しないといけない、課外活動費が必要になると、授業料以外にも必要になる費用があります。

オーストラリアの高校に留学するには、授業料の他にもホームステイ(学生寮)の滞在費用、留学生活中の お小遣い、航空券代、保険代が発生します。

オーストラリアの高校の魅力

オーストラリアの高校は留学生を積極的に受けれています。 留学生の受け入れている学校であれば、留学生のための英語コースも用意されています。

オーストラリアでは1月が学年としてのスタートになるため、日本の学年の開始時期が異なります。 しかしオーストラリアの多くの高校が4学期制で、各学期の初めであればいつでも入学ができます。

オーストラリアの高校に留学するために、最初に英語の語学研修期間を準備しても、 学期毎に入学が可能なので、1年先送りにする必要がありません。 オーストラリアの高校は留学生にとって非常に入学しやすい環境です。

オーストラリアの高校の入学

オーストラリアの高校には入試という制度はありません。 学校の過去の成績と英語力が必要になります。

過去の成績に関しては、5段階評価で全てが3以上であれば、おそらくどの高校でも問題ないでしょう。 成績が良くない場合、不登校であった場合などは、入学の申し込みをする際に、その理由などしっかりと説明すると 入学を許可してくれる場合もあります。

英語力のスコア証明としては、IELTS、ISLPR、AEASなどの試験が一般的ですが、具体的な試験は志望する高校に確認しておきましょう。 またオーストラリアの高校によっては、日本の学校からの推薦状を求めてくる場合もあります。

オーストラリアの高校の入学の手続きはプログラムによって異なります。 交換留学プログラムは、プログラムを実施している学校や各団体の募集に応募をします。 応募条件にクリアをして、求められる書類を提出し、選考に合格すればオーストラリアの高校に交換留学することができます。

私費留学のプログラムの場合、まず留学を希望するオーストラリアの高校を見つける必要があります。 希望する高校が留学生の受け入れを行なっている場合、留学の手続きを進めることができます。

オーストラリアの高校の特徴

オーストラリアは移民が多く、また国の位置からもアジアに対しての関心が強いため、日本人にとって留学はしやすい国の一つです。

海外の高校は私立でなけば私服というイメージがあるかもしれないですが、オーストラリアの高校は私立、公立問わず、基本的に制服を着ます。

授業は、日本のように自分たちの教室に各教科の先生が来るのではなく、各生徒が、自分たちが選択した科目とスケジュールに合わせて 教室を移動していきます。

また選択科目も豊富で、音楽やスポーツ、外国語など自分が興味ある授業を選択できます。 同じ科目でも能力別でクラスが分けられているため、自分の得意分野をどんどん伸ばすことができる教育スタイルになっています。