フランスの語学留学とは

フランス語はフランス国内だけでなく、ヨーロッパやアフリカのいくつかの国々、カナダでも公用語とされています。 フランスの語学学校でフランス語を学ぶことは、それだけたくさんの国の人たちとコミュニケーションができることになります。 またフランス語は公用語として国際連合や国際オリンピック委員会でも採用されている言語です。

フランスにはたくさんの語学学校があります。 大学付属の語学コースから私立の語学学校もあり、そのプログラムも多岐にわたっています。 フランスの大学に進学するための試験対策コース、フランス語+料理コースなど たくさんの学校・コースの中から語学留学の目的に合った学校・コースを選びましょう。

フランスの語学留学の費用

フランスの語学学校の費用は、各学校及びコース、そして換算レートによっても異なります。 私立の語学学校の学費でも、一ヶ月で7〜20万と非常に幅があります。

大学付属コースで有名なパリ第4大学で開催されている「ソルボンヌ・フランス文明講座」コースは4週間で、 パートタイムコースの学費が7〜10万円程度、フルタイムコースの学費は13万円程度になります。

フランスの語学留学は、語学学校の学費以外にも滞在費や生活費、航空券代金、保険代金も必要になります。 特にフランスへの留学は航空券代金の費用が大きく、留学期間が短ければ短いほど割高になります。

また3ヶ月以上の滞在の場合は学生ビザの申請が必要なり、ビザ申請料金や申請に伴う諸費用も発生するので注意しましょう。

フランスの語学学校の入学

フランスの語学学校に入学するために、フランス語能力は必要ありません。 全くの初心者でも入学できるようになっています。

しかし本当に全く初心者であるとフランスの語学学校で習う効果はほとんどなくなってしまいます。 語学学校は学位が取得できる訳ではなく、どれくらいの期間学校に通っているかで価値が上がるものでもありません。

一般的なフランスの語学学校は入学初日にフランス語のレベルチェックが行われ、最適なレベルのクラスに振り分けられます。 その後、定期的にレベルチェックテストが行われ上のレベルを目指していくのですが、入学時から高いレベルのクラスのいる方が メリットが大きいです。

短い期間で上級レベルを修了した方が学費の節約になりますし、クラスメイトもフランス語レベルが高い人たちになるため 学校外での会話でもフランスを使用する機会が増えるでしょう。

フランスの語学学校でもビジネスフランス語コースや試験対策コースなど一部のコースには、参加するためにフランス語力が必要になる場合があります。 しかしフランスの語学学校への入学ができない訳ではなく、希望のコースにフランス語力が足りずに参加できない場合は、一般フランス語コースから 受講を開始する形で入学ができます。

また一部のコースでは18歳以上などの年齢制限があります。 必ず希望の語学学校及びコースが決まったら、コース参加条件を語学学校の公式サイトまたはメールで問い合わせして確認しましょう。

3ヶ月以上の滞在になる場合は、日本のフランス大使館領事部で長期学生ビザを申請してから渡仏する必要があるので注意しましょう。 ビザの申請に関しては、Campus France(フランス政府留学局・日本支局)で必ず確認しましょう。

フランスの語学留学の準備

日本では、中学、高校、場合によっては小学校で英語の授業を受けているため、 英語ができないと言っても、アルファベットを読む、数字を数える、簡単な単語の意味が分かる、程度であれば可能であると思います。 そのため全く英語に自身がない人でも、英語留学であれば飛び込んでみる、という方法もあります。

しかしフランス語はいかがでしょうか? 稀にアルファベットも数字も満足に読み書きできない状態でフランス語留学にチャレンジしてしまう人がいます。 もちろん、肌でフランス語を感じることができる、フランスという国を体験することができるかもしれません。 全く無駄な留学ではないと思います。 しかしフランスの語学留学に費やした金額だけを見ると非常に勿体無い留学になってしまいます。

日本の段階で、フランス語のアルファベットが全て読めるのは当然として、単語帳を一冊全て覚え、自己紹介程度は問題なくできる レベルにしてからフランスに語学留学をした方が、ずっと効果的な語学留学ができます。