ニュージーランドの大学院留学とは

ニュージーランドには、公立(国立)大学が8校あり、全てに大学院が設置されています。 他の国と違い、ニュージーランドの大学院の数が非常に少ないため、全ての大学院が提供しているコースを調べることも可能です。 ニュージーランドの大学院で希望するコースがない場合は、オーストラリアの大学院も一緒に比較検討する人が多いです。

ニュージーランドの大学院では、修士号、博士号を取得するコースの他に、Postgraduate Diploma、Postgraduate Certificateのプログラムの 提供されていて6ヶ月〜1年間で専門的に学問を学び資格を取得できます。

Postgraduate Diploma、Postgraduate Certificateは、希望するニュージーランドの大学院のコースの参加条件にバックグランドが足りない場合に、 受講することによって本科コースに進めるシステムにもなっています。

ニュージーランドの大学院の修士課程は、講義中心のコースワークと自主的な研究を主体とするリサーチコースのの2種類の大きく分けると分類されます。

ニュージーランドの大学院留学の費用

ニュージーランドの大学院は、最短で1年間で修士号の学位を取得できるコースもあり、北米の大学院と比較すると 費用面で安いとされています。

また留学期間だけなく、物価や為替からも、アメリカ、イギリスの大学院と比較すると、大学院留学にかかる費用は抑えられます。 しかし大学院留学は「何を学びたいか」が一番重要なポイントです。 学びたい内容を妥協して費用を優先させてしまうと、大学院留学自体の価値が良いものにならない可能性も出てきてしまうの注意が必要です。

ニュージーランドの大学院は1校を除いて公立(国立)であるため、学費も安い印象があるかもしれません。 しかし国立大学の学費が安いのは税金から運営費用を賄っているため留学生向けの費用は別になっています。

ニュージーランドの大学院は年間で100~170万円程度が学費の相場になります。 その他にも、大学院留学中の生活費や滞在費、ニュージーランドの渡航するための航空券、保険代金やビザ申請料なども 留学費用としては必要になります。

希望するニュージーランドの大学院が決まったら、必ず大学院のウェブサイトを確認して具体的な費用について調べておきましょう。

ニュージーランドの大学院の特徴

ニュージーランドでは、畜産業や農業が国の産業を支えていることもあり、学問の研究も進んでいるとされています。 ニュージーランドの大学院の修士課程は、通常1~2年で学位が取得できます。

ニュージーランドの大学院は、アメリカの大学院と違いGMATやGREを要求していない大学院が多く、 物価や為替からも費用が安いこと、そして条件付き入学制度があることから、大学院留学を希望する人が多いです。

ニュージーランドの大学院の入学

ニュージーランドの大学院の入学の手続きには、書類の提出が必要になります。 志望するニュージーランドの大学院の申込書、大学の卒業証明書と成績証明書、英語力の証明書(IELTS、TOEFLなど)は基本として必要になります。

英語力としては、IELTS6.5〜、TOEFL iBT90~100以上が目安となります。 その他にも、エッセイ、推薦状、履歴書などの提出が必要になります場合があります。

具体的に提出が必要になる書類は各大学院によって異なります。 入学を希望しているニュージーランドの大学院のウェブサイトに必要な書類は載っていますので、一度確認をしておきましょう。

ニュージーランドの大学院では、条件付き入学制度があります。 条件付き入学生度とは、願書の提出の際に、ニュージーランドの大学院が条件としている入学基準に満たない場合でも、 条件付きで入学の許可を出してくれる制度です。

具体的には、英語力が足りない場合、ニュージーランドの大学院で入学するコースにおいて専門分野が足りない場合に 足りない部分を補ったら入学の約束をしてくれます。

ニュージーランドの大学院側で英語コースなど大学院進学準備コースを開講しているため、それらのコースを修了後に そのまま大学院の本科コースに進学できます。