回答2件
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トゥールーズ第二大学の前にパリの大学にいたため、着いたときは、がっかりしてしまいました。パリや他の大学と比べて、良いところは、まず図書館です。数年前に改装したばかりの新しくて大きな図書館です。試験前でも席が見つからないことはまずないでしょう。建物の側面が大きな窓になっているため、光がたくさん入るところがお気に入りでした。また、図書館の最上階にあるDVDコーナーもおすすめです。ヨーロッパの映画祭などで話題になった作品は、新作でも、ヨーロッパからアジア作品まで、だいたいおいてありました。クラシック映画も充実しており、日本映画なら小津から成瀬など、勢ぞろいでした。哲学書は、授業で使っている教材はすぐに借りられてしまい、最初はPDFでも手に入れられない本は、入手に困りました。途中から、教授に勧められた学内にある哲学科の図書館を利用することで解決しました。必要な本をノートにメモして持っていくと、親切な図書館司書がすぐに手配してくれます。院生になると、大学図書館と、それぞれ学部別の図書館でも本が借りられるようです。フランスの大学図書館は返却が遅れると、罰として、遅れた日数分、本が借りれなくなってしまうこともあります。
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私はトゥールーズ第二大学はJean Jauresという名のとおり、歴史的にも左寄りのg思想を持つ大学です。つまり、学生運動がとても盛んな学校です。私が滞在していた2015年度は、授業が休校になることはありませんでしたが、2014年度は学生運動による学校閉鎖もあったようです。私が大学についたときに驚いたのは、大学全体が工事現場のような状態ということです。クレーン車が何台も並び、授業中もドリル音など、がしゃがしゃうるさいです。トゥールーズ第二大学に長くいる学生の話によると、これでも数年前よりずっときれいで快適になったようです。語学を学ぶ学生のための校舎は、新しくて大きな建物でしたが、他の校舎は、トレーラーのような教室がほとんどでした。冬場は寒く、汚くて、工事も窓からほんの1メートルのところで行われていたので、前の席にいなければ先生の声が何も聞こえませんでした。インターネットも、wifiがありますが、校舎によってつながりやすい場所とそうでないところがありました。フランスの大学なら普通かもしれませんが、校舎内外でドラッグのにおいがすることも多々ありました。大学のあるMirailの周りは、治安が悪いことで有名です。学生がいる限り安全ですが、授業外では、まず立ち寄らない場所という感じでした。