イギリスの短大・コミカレ留学とは

イギリスには、コミカレ・短大に該当する教育機関はなく、代わりに公立カレッジと呼ばれる高等教育が存在します。

イギリスの公立カレッジは、日本で「短期大学＋専門学校」と表現されることが多いです。理由としては、イギリスの大学へ編入コースから、就職を目的として特定分野の技術や知識を学ぶコースが提供されていて、学生が受講するコースによって教育内容が異なるからです。

専門分野としては、アート、美容師、トリマー、自動車整備士、調理師など非常にたくさんのコースがあります。卒業後は資格の取得ができます。

イギリスの公立カレッジ（短大・専門学校）留学の費用

イギリスの公立カレッジに留学する場合の費用は、そのコースや期間によって様々です。イギリスの公立カレッジの学費の相場としては、年間60～200万円ほどになります。

学費の他に、学生寮やホームステイ費用などの滞在費、食費や携帯費・お小遣いなどの生活費、航空券代金、保険代金などもイギリスの公立カレッジ留学の費用に必要になります。

イギリスは日本と比べて物価が高いとされています。ロンドンなど都市に留学をするか、イギリスの中でも地方都市に留学するかで、必要になる生活費用も変わってきます。

イギリスの公立カレッジ（短大・専門学校）の学位

イギリスの公立カレッジで取得できる学位は、受講するコース・期間によって異なります。大学入学の資格として認められているASレベルやAレベル、その他にもHNC（Higher National Certificate）、 HND（Higher National Diploma）などの資格をコースを修了すると取得できます。

卒業後のプランに合わせて、最適なコースを受講し資格を習得するようにしましょう。

イギリスの公立カレッジ（短大・専門学校）の入学

イギリスの公立カレッジは、毎年9月から新学期がスタートします。各コースも9月から開始されるので基本的には9月の入学が通常ですが、コースによっては各学期の開始に入学できる場合もあります。

希望するイギリスの公立カレッジ及びコースが決まったら、一度入学時期に関して確認しておきましょう。入学時期は留学のスケジュールを立てるのに非常に重要な要素になります。

イギリスの公立カレッジに入学には、日本の短大と違い入学テストのようなものはありません。申込書、最終学歴と成績証明書、英語力のスコア証明（IELTSなど）が基本になります。

その他アート系など専門分野によってはポートフォリオの提出が求められる場合があります。カレッジや受講を希望するコースによっては、エッセイや推薦状も必要になります。

イギリスの公立カレッジ（短大・専門学校）の特徴

イギリスの公立カレッジでは大学への編入を目的としてコースも、専門分野に特化して資格を取得するコースがあります。各学生の目的によって取得するコースが異なります。

公立であるため、各カレッジによる授業料や教育内容に大差はありません。また留学生のために英語のコースも提供されています。英語力に自信がない人でも、まずは英語コースの受講からイギリスの公立カレッジの留学にチャレンジできます。

幅広いコースを提供している公立カレッジ、留学生の受け入れを積極的に行なっている公立カレッジなどによる、各カレッジの特徴はありますので、学びたい専門分野から理想とするイギリスの公立カレッジを絞り込んでいくと良いでしょう。