専門留学とは
専門留学とは、海外の専門学校やカレッジ、語学学校の専門コースに留学し専門性の高いスキルを身につける留学を言います。
学べる内容は、ビジネス系からIT、ホスピタリティ、アート、デザインなど幅広く用意されています。 留学期間も3ヶ月〜3年と幅広く、取得できる資格もコースよって様々です。
数ヶ月で取得できる専門コースであればワーキングホリデービザと組み合わせて参加することもできます。 ワーキングホリデービザであれば、コース終了後にそのまま海外で就職やインターンシップに参加するプログラムもあります。
専門留学に向いている人
専門留学は、習得したいスキルが明確にあり、そのスキルが日本で学ぶよりも海外の方がよりレベルが高い場合は、特にお勧めします。
語学力がすでに中〜上級レベルで語学留学やワーキングホリデーを検討している人は、専門学校の短期コースに留学してみることも検討する価値はあります。 英語を使って何かを学ぶことにより語学力をブラッシュアップできるのはもちろん、語学学校では知り合えない現地の学生や、語学力が上級レベルの留学生と 出会える貴重な機会にもなります。
専門留学のメリット
専門学校に留学するのメリットは、語学学校と比較した場合、専門スキルを習得し修了証や資格を得ることができる点です。
英語(外国語)を通じて専門分野を学ぶため、語学学校とはまた違ったレベルで語学力のアップが期待できます。 またクラスメイトにがネイティブスピーカーもいるため、現地の友人を作るには非常に恵まれた環境になります。
大学留学と比較した場合は、入学条件の基準が低いので非常に留学しやすいです。 また期間もコースによって様々なので、希望にあった留学期間に合わせて専門学校やプログラムを探すことができます。
英語力と専門留学
海外の専門学校に入学するには、語学学校と違い英語力が必要になります。 また語学学校で提供している専門コースも同様に英語力の条件クリアしないとコースに参加できないものがほとんどです。
しかし専門留学は大学留学とは違い、英語力の条件自体がそこまで高くないこと、 専門学校によっては提携している語学学校で一定レベルのクラスを修了するだけで入学を許可している場合もあります。 またコース内容によっては英語力の証明を必要としないものもあります。
学歴と専門留学
海外の専門学校の入学は、原則、高校卒業、または同等の資格が必要なります。 しかしコース内容によっても様々な条件があるため、希望する専門学校、もしくはコースの入学基準を確認することをお勧めします。
また入学条件が足りない場合でも、それを補うプログラムを用意している場合、特別なプランを提案してくれる場合もありますので、 一度、希望の専門学校に相談をしてみるのも良いでしょう。
専門留学で勉強できる分野
海外の専門学校、または専門コースで学べる分野は、非常にたくさんあります。
マーケティング、マネジメント、会計・財務・人事管理などを学ぶビジネス系分野。 TESOLやJ-shineなど英語教授法の資格の取得や、翻訳・通訳する教育系の分野。 ホテルやレストランで働くためのホスピタリティの分野。
その他にもウェブデザイン、プログラミングなどのIT系分野、ツーリズム、ヨガ、アロマ、メイク、アートなどたくさんのコースが存在します。 また同じ分野の専門留学であっても、コースによって期間や取得できる資格も様々です。
専門留学で取得できる学位
専門留学で取得できる学位は、コース内容や期間によって変わります。 一般的には、専門学校を卒業または専門コースを修了すると、サティフィケートやディプロマと言われる修了証が授与されます。
専門留学による語学力の向上
専門留学は、専門的な知識やスキルの取得だけでなく、語学力の向上の効果もあります。
語学学校では基本的に語学を習う授業しかありません。 しかし専門留学であれば、英語(外国語)で専門分野を学び、ネイティブスピーカーのクラスメイトと一緒に勉強をすることができます。 そのような環境を通じて、自然と語学力のブラッシュアップにもつながります。
専門留学+ワーキングホリデー
海外で就職活動をする時に、留学先の国の専門学校の修了資格はアピール材料になります。 しかし、人間的にも能力的にも採用基準をクリアしていても、働くためのビザがないと雇用主は採用することができません。
ビジネスビザは、基本的に雇用主側に負担がかかります。手続きの手間や申請費用が実際に発生します。 そのため、まだ実力が不透明な外国人に対してビザオファーをすることはほとんどありません。
ワーキングホリデービザはそのような環境に大きな効果を発揮します。 ワーキングホリデービザがあれば雇用主にとってリスクや負担が大幅に軽減されるからです。
専門学校の修了証とワーキングホリデービザを上手に使えば、海外での就職活動もスムーズに行えるでしょう。
専門留学のビザ
専門留学は、コース内容によっては実は学生ビザではなくても留学が可能です。
ワーキングホリデービザの規定されている通学期間内で修了する、 または観光ビザの滞在期間内で修了するコースであれば、学生ビザ以外でも専門留学ができます。
もちろん専門学校、または専門コースによっては通学期間に関係なく、そのカリキュラム内容から 学生ビザの取得が必要になる場合もあります。
事前に希望する専門学校に問い合わせをして確認しておきましょう。
専門留学の選び方
海外の専門学校、専門コースは、期間も取得できる資格も様々です。 身につけたいスキルや知識、可能な留学期間、そして予算に合わせて、自分に合う専門留学を見つける必要があります。
専門スキルを身につけることは、やはりその後の仕事につなげるためであると思います。 しかし現実的には数ヶ月で得た知識と技術で仕事につなげることは簡単ではありません。
日本の学校で学んできた知識や経験や今までの社会人経験があり、そこに専門留学で得る知識やスキルが武器になるような留学プランを考えると良いでしょう。
専門留学の目的
専門留学をするにあたって、その専門スキルは日本の専門学校ではなぜダメなのか、改めて考えてみます。
日本の専門学校ではなくて海外の専門学校である理由が何か、建前を抜きにして自分で整理してみてください。 周りが納得する理由ではなく、単純に海外で長期滞在してみたい、将来は海外で働きたい、などでも良いと思います。
そして専門留学を終えた後のプランはいかがでしょうか? 専門留学で得た技術や知識を持って、具体的にどんなことにチャレンジしたいのか、一度考えてみましょう。
専門学校の候補を選定
専門留学の先にあるやりたいことが明確であれば、専門留学を通じてどんなスキルを身につけるべきも自然と決まってきます。
どこの国でその専門スキルを身に付けたらメリットが大きいか、 専門留学を修了した後のアクションを考えた場合にはどの国が一番都合が良いのか、 そして専門留学に向けて準備できる予算と期間を整理していきましょう。
専門学校の絞り込む
もし専門留学の目的に合う専門学校やコースが複数ある場合、留学先の気候や国民性、物価の安さ、食文化、治安の良さ、などで絞り込んでみるのもいいでしょう。
ワーキングホリデービザが取得できる国を選び、専門留学が修了した後に、その資格とスキルを活かして、ワーキングホリデービザで就職活動にチャレンジしてみるのも良いでしょう。