キャナコ

教育熱が世界一と言われる韓国なので、交換留学等で韓国の大学で韓国人学生と一緒に学べる機会はとても貴重です。大学でも学生たちはほとんどサークル活動やバイトもせず熱心に勉強します。米国式の教育方針なので（教授がほとんど米国大学院卒）グループワークが多く、同じグループになった学生とワークを通じて仲良くなれます。 韓国人と一緒に学ぶ機会を作ると、友人ができることはもちろん、彼/彼女らの熱心な学習態度にとてもインスパイアされますので、交換留学で行く人はぜひ、韓国語の授業だけでなく、ほかの授業をとってほしいです。 韓国語に自身の無い人は、英語や第2外国語の授業をとったり、日本に関する授業をとってみてください、私や交換留学生の友人は皆そうしていました。英語や外国語の授業は会話練習が多く授業内で交流の機会が多いので、一緒に学びながら仲良くなれます。私もそれで仲の良い友人が出来ました。また別の友人は、日本の歴史や政治、日本文学といった日本に関する授業をとることで、日本語ができたり日本に関心を持つ学生と一緒に授業を受けながら仲良くなっていました。授業の内容が日本のことなので理解がしやすいため、韓国語のよい勉強にもなります。

教会やお寺に定期的に通う敬虔な教徒さん（プロテスタントがマジョリティ、そのほかカトリック、仏教徒）が多く、それが人への思いやりや献身的な姿勢につながっているのかなと思います。また、韓国の多くの方に見られる強い自信感、高い目標に向かう熱心さは、信心に裏打ちされたものなのかなと分析したりしています。 キリスト教徒の方は、ほぼ毎日曜日に教会に通うという方がとても多いです（なので、韓国人の友達と外出の約束をする場合、日曜午前中は空いていない人が多いです）。都心や高学歴の人にはキリスト教徒が多いですが、仏教徒の方も、年に数回イベントや祈祷のために山に登ったり、短期間受験勉強のためにお寺にこもって修行するプログラムもあるそうです。 教会に一緒に行こうと友人や知人に誘われるかもしれません。いやな人は普通に断ればいいです（相手もたぶん全然気にしません）し、キリスト教徒でなくても関心があれば一度足を運んでみると面白いと思います（非キリスト教徒でも歓迎してくれます）。日本はカトリックがメインなのできれいで大きな教会のイメージですが、プロテスタントが主流の韓国では、ビルの一角の部屋を教会にしているところがとても多く、皆で一緒にミサの後に食事をとったりお茶を飲んだりして交流をします。 教会で炊き出しや高齢者、シングルマザー支援などの奉仕活動を行っているところもあります。 また、宗教施設でいえば、イテウォンに大きなイスラム教徒のモスクがあり、見学もしにいけます。

【レストラン】 24時間営業のレストランも多く、深夜まで食事を楽しめます。最近は洋食屋さんが多くなっているので、留学生や旅行者としてはなかなか韓国料理屋さんが探しづらいという問題もあったりします。 韓国は基本複数人数で食事する文化なため、特に韓国料理屋さんにはなかなか一人で入れず苦労しました。キンパプチョングクのようなチェーンのプンシクチョム（韓国料理がいろいろ食べられるレストラン）ばかりいっていました。焼肉等は2人以上の注文が基本になります。ただ、最近は韓国でもおひとりさまが少しずつ増えてきているということですし、もちろんファストフード店やカフェが一人でゆっくり勉強、という人は多いです。 【カフェ】 いたるところにカフェがあります。スタバに至っては300m歩けば1件あります。韓国にいたときは、ありすぎだと思っていましたが、日本に帰国したら逆にカフェが少なすぎて時間をつぶしたり勉強したりする場所がなくて困ります。あとは韓国はいろいろな種類の甘いコーヒーがあるので、日本でスタバ以外ではなかなかいろいろな種類を飲めなくて恋しいです！ コーヒーの価格はお店や種類によって2000ウォン～高いもので6000ウォン位するので、普通のレストランの食事より高かったりします。

韓国は夜型人間が多いようです。ショッピング街等ではよく遅くまで学生や若者もぶらぶらしてますし、24時間営業のレストランもとても多いです。なので、他の海外に比べたら、特に学生街や観光地であれば、夜遅くに女性が一人で歩いていても、それほど危険ということはありません。 とはいえ、外国なので、ぜひ気を引き締めて生活してもらえればとおもいます。くらい道もありますし、繁華街でのスリも多いそうです。 【タクシートラブル】 私が経験したのは、（特に）夜のタクシートラブルです。空港や東大門などの繁華街から夜にタクシーに乗ろうとすると、まず止まっているタクシーにどこまでいくんだ、乗って行けと声をかけられます。道を走っていているタクシーにも声をかけられます。そのようなタクシーは大概、法外な代金を要求してきたりします。事前に代金交渉したりメーターが壊れていて使えないと嘘を言って使ってくれない運転手や、道で声をかけてリムジンと称して大型バンの白タク（タクシーという表記をしていない）で高額な料金を請求してきたりします。驚いたのはソウルタワーのふもとで、ゼロがいっこ多い金額を請求してきた白タクがいました、その時は一度乗車してしまいましたがおかしいと思いすぐに降りました。おかしいと思ったら少し走り出していても勇気を出してすぐ下りてください。 空港内で声をかけてくる運転手も基本白タクで高額なので無視しましょう（以前、空港から乗った際に、奇跡的に白タクのほうが若干メーターより安い値段だったこともありましたが）。 ただ、いろいろ交渉が面倒ということであれば、白タクのおじさんたちはみんな親切ではあり、荷物を持ってくれたり、日本語も上手なので、面倒な時はもうそれを使ってもいいかなーとは思います。でもゼロいっこ多く請求する悪質なドライバーには本当に頭に来ます、ぜひそのようなのには引っかからないようにしてください！ 一番いいのは走っているタクシーを捕まえることです。ただ、繁華街や、深夜は乗りたい人が多いのでなかなか捕まらなかったり乗車拒否されることも何回もありますが、粘って乗れるタクシーを探してください。

【医療事情】 韓国の医療水準は日本と同じかそれ以上なので、病院の診療に心配を持つ必要はありません。 ただ、韓国は、風邪くらいの簡単な症状なら、薬局に行って症状を言って薬や漢方薬をもらうことが多いので、（留学保険以外の健康）保険がない外国人留学生も薬局のお世話になることが多いかもしれません。ただ、薬の種類はもちろん日韓で違いますし、韓国の薬は日本の薬より基本的に強いと言われています。なので、それが気になる人は、服用をしないで病院に行くか、日本から持ってきた常備薬を飲むようにしたほうがいいかと思います。逆に、薬局で薬が簡単に手に入って日常的な症状ならそれで治せる、というのは便利ではあると思いますが。 【医療費】 日本と同様、国民健康保険制度があり、外国人でもある程度の滞在期間のビザであれば、地域のセンターで加入することが出来ます。ただ、ひとつきの保険料が結構高いので（3000円くらい、、、だったでしょうか？）、普通の人なら保険なしで病院に通い、おそらく皆さん海外保険に入っていっているはずなのでそれに該当する項目であれば支払いを請求し、それに該当していなくても日本の健康保険が残っていれば海外で受けた診療も一部費用を払い戻ししてもらえる制度があるので忘れず申請してください。 【病院】 セブランス病院などの大学付属病院や大きな病院では、日本語や英語で診療が受けられるところがあるので、言葉に心配のある方はそのような病院を探していくとよいです（海外保険の医療費直接払いの対象になっている病院は大概そういう外国語対応の病院なので、記載されている病院が近くならそこに行けば問題ないです）。あるいは、大学近くなら英語がある程度通じるクリニックもたくさんあると思います、心配ならば韓国人の友人に同伴してもらいましょう、または留学センターに英語が通じる近隣医療機関を教えてもらいましょう。 また、どの大学もおそらく、学内に保健センターがあり、そこで風邪くらいの簡単な症状であれば診療と薬処方してもらえます。