口コミ22件

  • nuhcs
    日本
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    学校の雰囲気4.5
    元在校生(通学期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/23
    今回は、大学の雰囲気について話したい。多くの欧米の大学に共通することであるが、校風はかなり自由で、大学(学生だけでなく教員の)の自治力が比較的高いと思われる。日本の大学の場合は、国や行政が決定した方針になかば強制的に従わされる大学が多いが、ドイツの大学の場合、教員も含めて大学の自治に大きな比重が置かれている。例えば、生徒に不利益な制度などは、大学側主催のデモンストレーションを行って抗議し、それが認められ制度が改正されることもしばしばである。もちろん、すべてが自由になるわけではなく、不都合な制度が押し付けられる場合もある。例えば、元来ドイツの大学では学費を徴収していなかったが、昨今では徴収する大学も増えてきているし、逆に、デモによって学費の徴収が無効になった大学もあるという。短期の留学でこうした自治に関わるということはないように考えるかもしれないが、一年しか留学しなかった私も学費や経費の引き下げのデモに何度か参加した。日本の大学ではなかなか体験できることではいし、現地の他の学生と話す機会や交流する機会にもなるので、デモの趣旨に共感することができ、チャンスがあれば参加してみてもいいかもしれない。

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  • nuhcs
    日本
    1人が「参考になった」と評価
    物価4.5
    元在校生(通学期間:2009年4月~2010年4月)2016/01/23
    今回は、大学生活を送るためにかかる費用について紹介したい。まず、居住にかかるお金であるが、学生寮(シュトゥデンテンボーンハイム)に住むか、一般の住居に住むのかで大きくことなる。前者は、高くとも300ユーロ(光熱費やインターネット代を含めて)ほどで済むが、後者は、住むだけで300〜400ユーロかかるだけでなく、契約によりけりだが、その以外の諸経費がかかる。つぎに、食費だが、自炊すれば東京での一人ぐらしとさほど変わらないか、多少安くなる。ただし、ドイツ全般に言えることだが、外食はとても高い(一回で、10ユーロほどかかる)。日本の吉野家などのような安価で外食できるところは少ない。学費は、大学が国立であるなら、ほとんど無料であるが、諸経費として200〜300ユーロを学期ごとに支払う必要がある。ただ、このおかげで、その州、ケルン大学であれば、ルトライン=ヴェストファーレン州内の電車を無料で利用することができるなど、特典を受けられる。日本人の感覚からすればお得のように思われるだろう。さらに、交際費であるが、これはその人によりけりであろう。私の場合、総額では、東京で一人暮らしした費用(10万円前後)よりも、ケルンでの一人暮らしのほうが多少安く済んだ。

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  • nuhcs
    日本
    2人が「参考になった」と評価
    学生寮3.5
    元在校生(通学期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/23
    今回は、大学の住居(ボーヌング)について紹介したい。正規留学であれ、交換留学であれ、最初の書類申請後、入学が受けれられると住居に関する書類が送られてくる。私の場合(交換留学の場合)は、どの学生寮に住むのかは書類上選択できなかったが、おそらくリクエストを自主的に添えれば希望にそった場所を選択できる可能性がある。学生寮は基本的に、キッチン、トイレ、シャワーは共有で、一部屋自分の部屋があてがわれる。ルームシェアというよりは、シェアハウスという感じである(これは、若者にとってドイツでは一般的な居住の仕方であり、ボーンゲマインシャフトという)前の住人が残していった家財道具も含めて家具は備え付けられている。ただし、ハンガーや毛布などがない場合もあるのでそれらについては購入する必要がある。ケルン大学の場合、大学の側徒歩圏内にいくつかの寮が存在するが、市内のため割高である(だいたい200〜230ユーロだった)。市街にも寮があるが、大学まで30分以上かかる。こちらは割安である(120〜200ユーロぐらい)。夜遅くまで遊ぶことなどを考えると、前者の寮の方がいい。また、家賃は、最初に保証金を払う必要がある以外(これは敷金とは違い全額戻ってくる)、日本と同じく一ヶ月ごとの支払いで、光熱費、水道代、インターネット代が含まれる。どれも使いたい放題であるが、節約には気をつけたい。

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  • ケルンへの投稿
    nuhcs
    日本
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    医療、子育て4.0
    元滞在者(滞在期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/19
    今回は、ケルン、というかドイツの医療について実体験に基づいて紹介する。留学生は、滞在ビザを取得するさいに健康保険(日本のような国民健康保険ではなく、個人が入るもの)に入ることが義務付けられているので、一般的な疾患や怪我の治療はその保険によって保証される。もともと、疾患がある人の場合は、日本の健康保険や制度が適用される場合があるとも聞いたことがある(これについて詳しくは、個人で確認して欲しい)。しかし、問題は、健康保険が適用されない疾患や怪我である。私の場合、巻き爪になってしまいケルンで手術する必要があった。巻き爪の手術は、緊急性があるものではないと認定されるので、健康保険の対象外である。まずは、クリニックを見つける必要があるが、私は幸運にもドイツ人の友人にかかりつけのクリニックを紹介してもらった。クリニックに来院し、初回はカウンセリング(症状の確認とこれからの予定の調整)で終わった。そのさいに新たな予約(テルミン)を行った。つぎに、手術を受け、薬を処方してもらった。最後に三回目の来院のさいに術後の経過を見てもらい、巻き爪は完治した。という流れである。費用は、保険が適用されずに総額が90ユーロほどで、日本で通院、手術する場合とさほど変わらず、驚いたのをよく覚えている。ドイツの医療費はそもそも安いのである。なので、保険が適用されない場合であっても、それほどの期間や規模でなければ、アメリカのように医療費がぼったくられるということもないと思われる。

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  • ケルンへの投稿
    nuhcs
    日本
    1人が「参考になった」と評価
    気候3.0
    元滞在者(滞在期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/19
    今回は、ケルンの気候や天気について紹介したい。ケルンは、ドイツのもっとも西ににあるノルトライン=ヴェストファーレン州に属すが、緯度的にはドイツのちょうど中間に位置する。しかし、緯度は札幌市よりも高く、基本的に寒い。体感では、日本で言う春の気候は、4月の下旬から6月ごろまでつづき、6月になればいくぶんか暑く感じる。7月から9月の上旬までは、夏の気候に属し、室内は半袖でも暑く、蒸す場合も多い。とはいえ、外はカラッとしており、半袖ですごしやすいと思う(ただし、朝や夜は冷え込むことも多く、パーカーなど羽織るものが必須である)。もちろん、猛暑日もあり、冷房を求めてさまようこともしばしばである(エアコン(クリマアンラーゲ)があるところは少ない。一般的な家屋にはなく、大学や書店、デパートなどに備え付けられている。最近では、飲食店にも設置されている)。9月中旬には秋がきてあっという間におわる。それ以降、ふたたび4月までは完全に冬であり、9月の時点で息は白くなってしまう。冬は長く厳しい、とりわけ真冬はつねにマイナスであり、ダウンなどの防寒着やあたたかいインナーが活躍する。それでも、部屋のなかは、建物の密封性・断熱性、暖房(ハイツング)のおかげで、外の寒さがうそのようにあたたかいので、基本的に薄着で過ごすことになる。

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  • ケルンへの投稿
    nuhcs
    日本
    2人が「参考になった」と評価
    治安、安全4.5
    元滞在者(滞在期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/08
    ドイツは日本と同じく治安がいいが、ケルンは人目が多いこともありとりわけ治安がいいと思われる。わたしが滞在していた一年間において、飲みに行った帰りに夜間に家まで数キロメートル歩いたことが何度もあったが、その際に身の危険を感じたことは一度もなかった。もちろん、白昼路上でひったくりや強盗に遭遇したこともなく、基本的に東京を歩くのと同じ感覚でいられる。最近では、移民や難民によって治安が悪くなったと報道するメディアもある一方で、現地の友人に尋ねたところ目に見えた治安の悪化はないとのことである。しかしながら、東京でもそうであるが、全面的に油断してよいということでは全然ない。例えば、短い夏には外でビールを飲む習慣があるドイツでは乱痴気騒ぎになることも多いし、新年を迎えるお祭りやカーニバルというお祭りでは暴動に近い騒ぎがおきることもある。また、治安がいいと言えるのは街中に限られるのかもしれない。娼婦などが立っている郊外の森の近くは犯罪が起きやすいと聞くし、郊外の駅などは閑散としホームレスなどが寝床としていることもあり不安がないといえば嘘になる。そのため、東京と同じように夜歩きができるからといって、羽目をはずしすぎないことである。

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  • ケルンへの投稿
    nuhcs
    日本
    1人が「参考になった」と評価
    遊び4.5
    元滞在者(滞在期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/07
    今回紹介するのは、カーニバルである。カーニバルとは、毎年2月の第2週あるいは第3週の木曜日の「ヴァイバーファストナハト」から始まり、次の週の火曜日までつづく市民が仮装して羽目をはずすお祭りである。もともとはキリスト教の「謝肉祭」であるが、いまでは宗教色を脱色した若者たちが大騒ぎをする場合が多い。もちろん、ケルン市や教会が主催する宗教祭に準じた行事(教会でのお祝いや市中のパレードなど)も執り行われる。しかし、基本は仮装しての大騒ぎである。このお祭りのあいだは、連帯的な雰囲気からなかば強制的にアルコールを摂取しつづけなければならず、つねにカーター(二日酔い)にさいなまれる(とりわけ、日本人はお酒に弱い人が多いので注意が必要である)。このように乱痴気騒ぎが続くが、ブラジルのカーニバルのように死人が多く出ることはまれである(ただし、毎年何人かは泥酔やパレードの屋台に轢かれて亡くなる)。とはいえ、アルコールが入りテンションが通常よりも高くなっており、乱闘や軽犯罪が起こりやすくなることも事実であり、参加する場合にはこれにも注意が必要である。仮装はなんでもよいが、日本に所縁があるもの(サムライや力士、ポケモンなど)に扮すると非常に受けがいい。

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  • ケルンへの投稿
    nuhcs
    日本
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    買い物、飲食5.0
    元滞在者(滞在期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/07
    今回は、おすすめのカフェを二つ紹介したい。一軒目は、アーヘナー通りにある「サロンシュミッツ」というカフェである。このカフェはとても人気があり、つねに大勢の人で賑わっている。この店の人気の秘密は、内装のインテリアや提供されるコーヒーの味だけにあるのではなく、何と言っても隣接する「メツガライシュミッツ」で購入し、サロンで食べることができるタルトである。前身がおそらく肉屋(メツガライ)であるためか肉を使用したタルトが美味しい、そればかりか野菜やフルーツを使ったものまで幅広い種類が揃えられ、昼食のメインにも、午後のお茶のお供にもピッタリである。お店の前を通るとつい入りたくなってしまうのである。二軒目は、ブリュッセラープラッツにある「ハルマッケンロイター」というカフェである。ここでは、もちろんコーヒーも飲めるが、アルコール類が充実しており、一旦腰を据えてしまえばついつい長居していまう。ここにもオススメのものがある。チリコンカンである。このカフェのチリコンカンは、生クリームとバターが惜しげもなく使われており、ドイツ料理にありがちな単純な味ではなく、深いコクと幾重にも重なった旨味を持つ逸品である。ドロッとしたスープをパンですくって口に運べば、残るのは笑顔だけである。このチリコンカンは是非試していただきたい。

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  • nuhcs
    日本
    1人が「参考になった」と評価
    買い物、飲食5.0
    元在校生(通学期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/07
    今回は、大学の近くにあるスーパーを三つ紹介する。まず、デュレナー通り沿いにある「アルディ」である。「アルディ」は、パンや野菜から寝具、ゲームまでなんでも買うことができる。ただし、期間限定で投げ売りされているものも多く、生鮮食品、パン、お菓子などを除いてそれらがつねに売られているわけではない。とはいえ、このスーパーはあらゆるものが安い。5ユーロも持っていけば十分である。まさに学生の味方といえよう。つぎに、ツーピッヒャープラッツにある「レーヴェシティ」である。このスーパーは、「アルディ」に比べると割高であるが、遅くまで営業しているし、土曜日にも空いている。遅くの時間や土曜日にほとんどのスーパーが閉まってしまうドイツにあっては、しばしば買い物に行き忘れることもあるが、この「レーヴェ」があれば安心である。飲みに行った後でも買い物ができる。また、サラダバーや寿司カウンターなど最近の設備も整っている。さいごは、同じくツーピッヒャープラッツにある「ベイシック」である。このスーパーは、安いわけでも、営業時間が特殊であるわけでもないが、「ビオ商品」、つまり有機農法の基準を満たした食材・食品のみを販売している。かなり割高ではあるが、健康志向が強い富裕層のあいだでとても人気である。学生には縁がないように思えるが、フルーツやパンも「ビオ」であり、とても自然の味がして美味しい。たまには贅沢をしてみるのもいいかもしれない。

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  • nuhcs
    日本
    2人が「参考になった」と評価
    食堂4.0
    在校生(通学期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/07
    ケルン大学にはいくつかの学生食堂が存在する。まず、一番大きいのは、ツーピッヒャー通りに面したところにあるメンザ(学生食堂)である。ここは、おおまかに分けて3つのブースがあり、それぞれでメニューが異なる(メニューは、一つのブースにつき2〜3種類ある)。メニューは基本的に日替わりであるが、メインディッシュが決められており(肉、野菜、エスニックなど)、それに加えてサイドディッシュ、スープ、果物などを選ぶことができる。注目すべきは、かならずメインディッシュにベジタリアンようのメニューが存在することである。値段は、3〜6ユーロと学生向けの値段設定になっており手頃に食べられるが、味は学外のカフェやレストランに明らかに劣る。お金がないときにお腹を膨らますのに丁度いい。この大きなメンザに加えて、大学のハウプトゲボイデ(本部棟)の時計のちょうど真下にカフェテリアがある。ここでは、先ほどのメンザよりも少し価格帯が高いものが存在し、味もそれなりに美味しい。ただし、メニューの種類は少ない。おすすめはサンドイッチなどの軽食である。さらに、ウニヴァジテート通りに面したところにはカフェバーがあり、昼間は軽食、夜にはアルコールを楽しむことができる。大学の周りにもクナイぺ(居酒屋)はあるが、このカフェバーに行けば、大学の人と仲良くなることができるし、定期的にパーティーも開催されている。

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