口コミ15件

  • hegel
    日本
    2人が「参考になった」と評価
    カリキュラム、教材5.0
    元在校生(通学期間:2014年9月~2015年9月)2016/01/26
    交換留学生として映画学部に所属していました。各授業で、学期の間に試験は2度ありました。1回目はトゥッサンのバカンス明けの中間試験、2回目は学期末の2月です。 フランスでは、10月末から11月の始まりにかけて1週間のバカンスがあります。そのあとバカンス明けの試験がありました。語学の授業もとっていましたが、映画学部のテストの準備は特に大変でした。 アンドレ・バザンやアストリュックの本の内容を問う筆記試験だったのですが、テスト範囲が45ページで、しかも内容はとても哲学的です。家でテスト対策したときも、6時間かけてやっと20ページ読みきるという感じでした。こんなに長く外国語の難しい文献と向き合うのは初めてだったので、「読む」ことに慣れる良いきっかけになりました。試験は、大きな6つの問いの中にさらに5〜6つの質問が含まれたものを2つ選択し答えるのと、自分で撮った写真を持参し、ロラン・バルトの『明るい部屋』の2つのラテン語彙を説明するというものでした。先生が留学生に優しい方で、留学生は辞書使用可にしてくれました。また、試験のあと難しかったことを伝えると、結果が悪かった場合でも、課題レポート(追試的なもの)の出来がよければ単位をあげられると助け舟を出してくれました。

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  • hegel
    日本
    2人が「参考になった」と評価
    講師4.5
    元在校生(通学期間:2014年9月~2015年9月)2016/01/26
    <科目名 Grammaire Niveau4 >文法の授業です。レベルはC1になり、かなり難しいです。しかし先生が、素晴らしい人でこれまでの人生で受けた語学の授業でダントツで1番です。先生はアフリカ出身のSommetさんという人で、もしパリ第七大学に留学することになり、そんな名前を見かけたらぜひ選んでみてください。先生は、言語学をかなり専門的にやっていた人なので、文法の考え方もかなり論理的でそしてアカデミックです。なんでも上手く説明します。ソメさんのB2の授業を受けている友人も、徹底的に文法をやる分ほかの先生のB2よりずっと難易度が高いといっていました。とてもまじめなインテリですが、イタリア人の友人は彼と授業後サッカーをしたりすると言っていて、温かく面白いところもあります。この授業のいいところは、先生が準備している文法の冊子です(ほかの先生は授業ごとにプリントをくれることが多い)。例文と文法解説、そして問題が用意されており、先生はいつも10ページくらい宿題を出します。でも同時に答えも配布してくれるので、次の授業では自分が答え合わせして分からなかったところを質問して、次の項目に進んでいく形式になります。もちろん宿題としっかり向き合わなければ次の授業には着いていけません。でも私は問題をたくさん解くとき、答えが手元にないとモチベーションが続かないので先生のやり方がとても好きです。テストもなかなかの難易度でしたが、やりがいがありました。

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  • トゥールーズ大学ジャン・ジョレス校への投稿
    hegel
    日本
    2人が「参考になった」と評価
    その他レジデンス1.5
    在校生(通学期間:2015年9月~2016年9月)2016/01/26
    私はToulouse滞在中、Residence Daniel Faucherという学生寮に住んでいました。正直かなり悪環境です。メトロの最寄り駅はEMPALOTという場所で、トゥールーズきっての治安の悪さで有名な場所です。EMPALOT駅に行くまでも治安の悪い道を15分ほど歩かなくてはいけません。寮の近くのスーパーは、Racailles(不良)のたまり場と化し、日中することのない若者が、行く人いく人に声をかけ続けます。駐車場に置かれた車は、ガラスが割られているのも日常茶飯事、駐車場には車の燃やされた痕がいくつもあります。(痕については、トゥールーズ第二大学の周辺も同じです。)実際にEmpalotでは数年目の大晦日に車が12台燃やされるという事件、数年前に強盗が入るという事件が起きています。 パリにいたときと違い、トゥールーズでは、あまりスリの話は聞きませんでしたが、また違う危険さをひしひしと感じていました。私は怖い目にあうことはありませんでしたが、1年間、この界隈で起きた性犯罪の噂も2回聞きました。寮についたときは、中心街からも大学からも外れていて、メトロだけでなく、バスのアクセスも良いとは言えず、引っ越しをしようか悩みましたが、ここで生活していく中で、フランス人の女性がどうして強いのかわかるような気がしました。

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  • トゥールーズ大学ジャン・ジョレス校への投稿
    hegel
    日本
    1人が「参考になった」と評価
    食堂5.0
    在校生(通学期間:2015年9月~2016年9月)2016/01/26
    トゥールーズ第二大学の前にパリの大学にいたため、着いたときは、がっかりしてしまいました。パリや他の大学と比べて、良いところは、図書館、そして学食でした。図書館については「トゥールーズ大学ジャン・ジョレス校の良い点」の項で書かせていただきました。筆者はこれまでパリ、アンジェ、トゥールでも留学をしましたが、トゥールーズ第二大学の学食が一番おいしかったです。普通の大学食堂にあるパスタメニュー、ピザメニュー、肉(か魚)とポテトのメニュー、の他、Plat du jour(今日の一品)や、plat du monde(世界の食べ物)があります。後者の2つのメニューでは、ラム肉の赤ワイン煮込み、生春巻きや、トルティーヤ、魚介類のクリームパスタなど、普段の学食より贅沢なものが食べれました。普通においしかったです。値段も他の学食と変わらず、ワンプレート+パンが2.80ユーロ、プレート+デザート、サラダ、チーズの内から2品選んで+パンでも3.20ユーロ、全部のせても3.70ユーロにしかなりません。デザートも手作りのものが多く充実していました。残念なのは、12時半以降に行くと、とても混んでいて、人気メニューがすでになくなっていることが多いことです。トゥールーズは、学校外も、おいしくて安いレストランが他の都市に比べてたくさんあるように感じます。機会があれば、ぜひ行ってみてはどうでしょう。

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  • トゥールーズ大学ジャン・ジョレス校への投稿
    hegel
    日本
    2人が「参考になった」と評価
    講師3.5
    在校生(通学期間:2015年9月~2016年9月)2016/01/26
    私はトゥールーズ第二大学の哲学科に所属し、院生をしています。哲学科は、Doctrat(博士課程)の先生が多い印象があります。私の場合は、1週間中に4日、2つずつ授業があり、各二時間の授業です。西洋哲学専攻で、ドイツ語も必須なので、金曜日はインスティテュート・ゲーテへ他の学生と通い、トゥールーズ第二大学の教授の知り合いの先生からドイツ語を学んでいます。教授と学生の距離が非常に近く、授業後メトロMirail Universite駅前のバーでみんなでアルコールを飲んだり、昼食を食べに行くことも多いです。 博士課程中の先生の授業は、やはりベテランの先生方と比べると、授業のゴールが見えず、もやもやすることが多いです。フランスならではかもしれませんが、学生も(博士課程中の)先生と負けないだけの高い知識があるので、討論が始まり、授業が脱線してしまうこともしょっちゅうでした。ただ、試験の時に、外国人ということで、甘くみてくれたりしたのも、この博士課程の先生に多かったです。逆に、ベテランの先生は、議論好きの学生がいても、授業が脱線しないように、自分が話しているときの質問を1つ1つ聞いたりはしません。その代わり、授業後に話そうと飲みに行く流れが多かったです。卒業後もベテランの先生の周りで教授職に就く学生が多く見受けられました。

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