Bordeaux

遊ぶときは誰かの家に行って一緒に料理をして食べることが多いです。私はボルドーで学校に通っているのですが、フランスの大学には日本のようなサークルはなく、同じクラスの友達と遊ぶことが多いようです。日本にはカラオケがあって、フランスにはカラオケはなく（パリにはあるかもしれません）、フランス人もあまり歌わないそうです。フランス人はアメリカの音楽とか番組が好きです。テレビから流れてくる音楽もアメリカではやっているものが多いです。 私は留学生なのでフランス人の友達の家に行って、フランスの家庭料理を教えてもらったり、フランスの映画を見たりしています。 フランスは日本よりも映画やスケートが安くて、映画を見に行ったりスケートをしたりしました。12月になるとボルドーのトラムの駅hotel de villeの近くにアイススケートのリンクができて、おそらく5ユーロくらいで靴も借りて滑ることができました。メリアデックにある大きなスーパーauchanの近くに大きなスケートリンクがあります。昨年フィギュアスケートのフランス大会が開かれました。そこも安かったと思います。 フランスは日曜日に開いてないところが多いですが、映画館やスケートリンクは日曜日も開いていました。

ボルドーは親切な人が多いように感じます。フランスの他の街に行ったことがないので他の街はどうなのかわかりませんが、ボルドーはボルドー在住のフランス人も、他の国からの外国人も親切です。以前、フランス人はプライドが高くて英語で質問してもフランス語で返されるというような話を聞いたことがありますが、そんなことはありません。むしろ、フランス人の人に話しかけるときに、英語は話せるか聞かれることさえあります。そういう時に少しフランス語を話せますというととても喜んでくれて、フランス人は気さくな人が多いと感じました。困ったときは助けてくれるし、私がフランス語をうまく話せないときも私が話すのを待ってくれます。 ただ、事務に関してはフランスらしいなと思うことがたくさんありました。手続きが遅かったり、間違っていたりすることは日常茶飯事です。日本は期日には書類ができていて、間違いもないのが当たり前だったのでフランスに来た最初の頃はなじめず、フランス人の友達に相談したことがあります。そんな時にフランス人はよく「これがフランスだよ。」といいます。手続きが遅かったり、適当だったりするのはフランスでは何でもない当たり前のことのようです。 ボルドーの人はとても親切で、困っているときの対応は日本人以上に親切かもしれないと思うくらいです。

ボルドーの中心にあるトラムの駅、victoir駅からサンカトリーヌ通りというたくさんお店がある通りがあります。サンカトリーヌ通りは食べ物や洋服などいろいろなお店があります。特にケバブ屋さんがたくさんあって、サンカトリーヌ通りを１０メートル歩けば一つ見つけられるのではないかというほどです。サンカトリーヌ通りから細い路地に入るとおしゃれなレストランを見つけたりして買い物する予定はなくとも歩いているだけで楽しいです。そして、フランスなので当たり前かもしれませんがいたるところにパン屋さんがあります。そしてどのパン屋さんもとてもおいしいです。 ボルドーは日曜日は開いていないお店が多いです。simplyやcasinoといった小さなスーパーは日曜日も午前中だけ営業していますが、閉店間際に行くとあまり商品が残っていません。なので日曜日はマルシェに行きます。victoir駅のそばにカプサン市場という大きな市場があります。早朝から空いていて、野菜だけでなくパンやチーズ、お肉やお魚も売っています。新鮮で安いので日曜日の朝はマルシェに行くのがおすすめです。 今はソルドというフランスのセールの時期です。フランスでは2回大きなセールがあってそれが夏のソルドと冬のソルドです。今年の冬のソルドは1月6日から2月16日までです。ソルドではお店にあるほとんどの商品が対象になって、最初は30％オフですがだんだん下がり、今は70％オフの商品もあります。値段が下がるのを待っていると商品が売れてしまったりして、どのタイミングで買うかは難しいです。ほしいものは少し値引きでも買って、どうしてもほしいというのでなければ安くなるのを待つのをお勧めします。

穏やかな気候です。夏もそこまで暑くなく、冬もあまり寒くありません。もしかすると、日本の方が寒いかもしれないと思うくらいです。あまり雪が降ることはないようです。乾燥しているので汗をあまりかかなくて爽やかですが、その分冬はとても乾燥します。雨もあまり降りません。降ったとしても弱い雨で、長時間降り続けることはあまりないため、傘を差さずにフードをかぶって雨をしのいでいる人が多いです。日本だと雨が降ると洗濯物を干せなくなるため雨は気になりますが、ボルドーではあまり外に洗濯物を干しているのを見たことがありません。景観を崩さないようにするためなのかもしれません。しかし、その分コインランドリーが多いため、洗濯物を干す必要がないのだと思います。 ときどき霧がひどい日があります。ボルドーは自然が豊かなので霧がかるときれいです。夜は星がよく見えます。日本のように夜も明かりがたくさんついているわけではなく、夜になるとお店も閉まり、あまり街灯もありません。そのおかげでオリオン座がはっきり見えます。日本にいたときにはあまり気にしませんでしたがボルドーに来て星がきれいだなと思うようになりました。公園の木にリスがいて、ボルドーはとても自然が豊かだと感じました。ボルドーは自然が豊かで、気候も温暖でとても住みやすいです。

知り合いの日本人の友達（学生）で働いている方々は、ほぼ飲食店でした。幸いボルドーには美味しくて有名な和食のお店が多いですし、常に日本人が誰かどこかのレストランでは働いているようでしたので、日本人同士のつながりで、という形だと思います。またどこの飲食店もよくサービスを募集しているので、仕事を見つけやすい環境ではあると思います（飲食店に限れば）。ただ、そのほかの仕事で、となると難しいと思います。フランス語が堪能であればまったく話は違いますが、そうでなければ大都市とはいえやはり日本人の需要が多いとはいえないでしょう。ボルドーですとやはりワイン関係の仕事が多いと思いますので、ある程度の語学力と知識があればそういった仕事ももちろん可能だと思います。 短期であれば、ぶどうの収穫時期に摘み取りの仕事があるかもしれません。ただ有名どころはコネや知り合いがいないと難しいでしょうし、手摘みではなく機械で収穫というところもたくさんあるので、実際どれだけ募集があるのかはわかりません。 パリのように日本人向けの求人が出ているわけではありませんので、やはりネットワークを作ってそこから探すのが遠いようで一番の近道かと思います。

比較的大きな街ですが、治安は悪くないです。もちろんあまりよくないという場所はありますが。 街が大工事をしてトラムを通したのが約１０年前、それからとても美しく綺麗な街になったとフランス人が口を揃えて言いますが、そのおかげもあるかもしれません。街のすぐ横を流れる大きなガロンヌ川沿いはずっと遊歩道が続き、途中では公園があったりレストランが連なっていたり・・・と、美しくひらけています。川沿いを散歩するだけでもとても気持ちがいいです。実際、そこをジョギングしている人もよく見かけました。こういった開放感が治安の良さにもつながっているのかもしれません。また、やはりなんといっても大きな観光都市の一つですので、街自体が治安維持に力をいれているのかもしれません。 なので、パリのように危ない思いをしたことは一切ありません。・・・と言いたいところですが、週末の最終便のトラムだけは別でした。最悪です。レストランで働いていたこともあり、最終のトラムになることもよくあったのですが、若い学生（？）の大集団が酔っぱらって大声で歌うわ酒を持ち込んで飲むは騒ぎ放題だわで地獄でした。週末最終便は必ずそうでした。なぜ運転手や管理官が対処しないのかまったく理解できません。まったく何も、注意すらありませんでした。わたしは怖かったので、けっこう距離がありましたが、途中から職場まで自転車で通うようにしたほどです。かなり暗い道で人通りも少なく、こっちのほうが危険だったかもしれませんが、あんなトラムに乗るぐらいならよっぽどましだと思いました。ちなみに、それ以外の時間帯のトラムは穏やかで全く問題はありませんでした。

ボルドーの街中だけの移動の評価です。 まず、トラムがA、B、Cと３線あり、かなり広範囲を網羅しているのでとても便利です。しかも年齢制限はありますが、学生だとかなり安く乗ることが出来るのでとても重宝しました。 また、レンタルサイクルも充実しています。VCubというのですが、街の至るところにステーションがありどこで借りても返してもかまいません。２４時間で1€と利用しやすい登録料になっています。注意点としては、支払いは前払いでクレジットカードのみ、破損や未返却などの場合が保証金として２００€取られることです。また、最初の３０分は有料ですがそのまま乗り続けると１時間ごとに２ユーロかかります。なので、裏技としては、３０分（がたつ前）ごとにステーションで返却し再度借りる、というのを繰り返せば２４時間たつまではずっと無料で乗れます。つまり、３０分経つ前に一度返却すれば、また０からの換算になるわけです。ただ２４時間というのは最初に支払ったときから換算されます。 ２４時間コース以外に、１週間、１ヶ月、１年コースもあるようです。近くにステーションがあるならばとても便利です。 しかし、なんといっても本当にありがたかったシステムは、「La Maison du Vélo 」が行っている、自転車の貸し出しです。なんと無料です。もちろん借りるためにはいろいろと書類をもっていかねばなりません。しかもやはり人気のようで、すんなり借りれるとは限りません。予約は出来ないので、時間をみはからっての突撃となります。もちろん壊した場合は自分で修理しないといけませんし、借りられる期限も決まっていますので未返却だと保証金を取られます。基本的に３ヶ月ごとの期限で更新は３回までです（なので１年間借りられることになります）。と聞いていたのですが、なぜかわたしは１年過ぎても借りることが出来てしまいました。何故かはいまだにわかりません。結局１年と２ヶ月ほどでボルドーを去ることになり新たに更新することはなかったので、いつまで更新でき続けたのかも謎のままです。ただ、フランスで自転車を使う場合は本当に気をつけてください。盗まれます。壊されます。私の場合、ぼろぼろでしかも市のレンタルサイクルと丸わかりだったのでたいした被害はうけませんでしたが、注意していたにもかかわらず、ストッパーを壊されて自分で直す羽目になりました。

ボルドーはかなり多くの素敵なレストランがあるのですが、滞在期間も短くあまり行けなかったのが心残りです。訪れたレストランは多くはないですが、そんな中でも印象に残ったレストラン（和食以外）を３軒紹介したいと思います。 まず「le Chapon Fin」、有名なレストランです。以前は一つ星だったのですが、シェフの入れ替わりとともに星を落してしまいました。が、やはりここぞというときに食事に行くのはおすすめです。まず、内装がとてもゴージャス。奥の壁は、ちょっとした洞窟のようになっています。料理も、もちろん繊細で美味しいです。サービスも悪くないです。もちろん高級レストランですので、コスパがいいかと言われれば人によって評価の別れるところではありますが、雰囲気も含めて料金の一部と考えるなら問題ないかと思われます。ワインリストもなかなかのものです。おそらく今は、高級ワインも何種類かグラスで頼めるはずです。地下のカーブも素敵ですので、もし機会がありましたらぜひ見学してみてください。定期的ではないかもしれませんが、そこでデギュスタシオンの催しもしているようです。 ２軒目は、雰囲気ががらりと変わってステーキの店、「le boucher」。注賃部を少し離れた、ちょっと分かりにくい場所にあります。が、週末行くといつも満席でした。ここはオシャレではないですがアットホームな感じで、気軽にがっつり肉を食べることのできるビストロです。奥の釜で、肉を焼いている様子も見ることができます。追加で付け合わせ用にサラダも頼めますが、値段の割にあまりにも量が少ないのが残念な点でした。ちなみにここはカードが使えませんのでご注意ください。 ３軒目はオシャレなフレンチビストロ「miles(マイルズ）」。ここはメニューが決めうちで、6皿３８€。とてもクオリティが高く美味しいのでこんなお値段でいいの？と思ってしまうぐらいです。カウンター席がメインで、オープンキッチンになっているところも素敵です。日本人女性がパティシエとして働いていらっしゃるそうです。サービスも心地よく、本当におすすめのレストランです。

さすがボルドーというだけあり、和食も評価の高く有名な飲食店が何件かありました。 ひとつは、「FUFU」というラーメン屋さんです。とても有名な店です。担々麺など辛いラーメンや餃子もあります。私が滞在していたときは、街中にある一店舗だけだったのですが、今は少し離れた場所にもう一店舗増やしたようです。 もうひとつは、こちらも有名なレストラン、「カフェジャポネ」です。日本人も美味しいといっていました。ただ、雰囲気のせいか、人によってこちらのレストランは評価が別れるようです。お弁当も販売しているようです。 ほかにも、まだ新しい和食レストラン、「まるや」もおすすめです。こちらはシェフが日本人の方というだけあって美味しい創作和食がいただけます。一品も充実していてどれも美味しいです。評価もとても高いレストランです。Gramds Hommesのすぐ近くにあり、街の中心部で行きやすい場所でもあります。サービスも感じがいいです。 「FUFU」は必要ないかもしれませんが、どれもボルドーでは有名な人気店ですので、予約は必須です。日本人からしたら価格設定は高めですが、やはり和食は恋しくなるもの。外食で和食が食べたいなぁというときはお試しください。

ボルドーは大きな街で、ショッピングも充実していると思います。 街中の中心通りは、週末となると人で大混雑です。有名な店はだいたいほぼありますし、Galeries LafayetteやFNAC ももちろんあります。特にFNACは規模も大きく複数階あり、カフェまで併設されています。 わたしは「HEMA」という文具屋さんがお気に入りでした。安くて可愛い雑貨や食器、文具、美容関係、お菓子といった、イメージはカラフルな無印良品のような感じです。100円ショップを彷彿とさせる安さで（もちろんもっと高いですが）、よくいろいろなものを買っていました。普通のスーパーで買うよりもずっと安く可愛いのでおすすめです。今ではフランスの各地にどんどん規模を広げているようです。 総合施設としては、Auchanがあります。トラムの駅の本当に目の前なので、ものすごく便利でした。 中心部には、carrefour もあり、こちらもちょっとした総合施設になっていました。「Grands Hommes」という名称です。 あとは、街を歩いているだけでいろいろなお店を発見できて楽しいです。ちょっとした小道に入るとまたいろいろな小さな店があり、飽きることがありませんでした。町並みも風情があり、ウインドーショッピングだけでも楽しめます。