ペルピニャン

ペルピニャンに、たくさんレストランがありますが、その多くはフランス料理やイタリア料理です。あとはケバブ、サンドウィッチ、カフェもあります。タイ、ラオス、カンボジア、中国、日本食（寿司のみ）などアジア料理はありますが、比率は非常に少ないですし質もそこまでよくありません。ちなみに、韓国レストランはは見たことがありません。レストランで食べると、晩御飯なら最低価格でも2000円くらいはかかります。 スーパーやお店は土曜日はあいていますが、フランスは日曜日はどこも休みです。レストランは日曜日もやっています。フランスでまずおすすめしたいのが、パン屋です。パン屋には多くの種類のパンに加え、ケーキもたくさん売っています。フランスは日本のコンビニのような存在で、早朝から場所によりますが夜8時頃までやっています。フランスパンは安いですし、本当に美味しく日本のパンとは比較できません。パン屋のサンドイッチもとても美味しいです。ケーキなどスウィーツは全体的にとても甘すぎで私はあまり好みではありません。 私はフランスのチーズが大好きです。国内で300個以上種類があるので、料理やワインの種類に合わせて楽しんでいます。日本人は羊のミルクのチーズなどあまり強い味や匂いのものに慣れていませんが、慣れてくるとやみつきになります。

私がペルピニャンに住んでた頃、語学学校がない日や週末は、よく友達と自動車でビーチに行きました。私のおすすめのビーチは、ペルピニャンから一番近いビーチ、カネ=タン= ルシヨンです。ビーチ沿いにバーやレストランがあり、夏のカネは、若い人が多く活気があります。たくさん自動車がない方でも、１ユーロバスで気軽に行けます。 私がペルピニャン近郊で一番好きな場所は、コリウールです。最も地中海らしい風景を見れることでしょう。こちらも、１ユーロのバスまたは電車行くことが可能です。日本人シェフの「le 5eme peche」という地元の人にも人気の美味しいレストランがあります。夏はヨーロッパ全土から観光客が来て、コリウールは小さい村なのでパーキングが少なく、自動車を駐めるのは大変困難です。 あと、私が南フランスらしい町で好きなのは、バニュルス= シュル=メールというスペインに近い小さい町です。バニュルスという甘いワインを作っている場所でもあります。ワイナリー見学が可能です。とっても大きいワインの樽がある場所としても知られています。また、海がきれいなことでも知られておりスキューバダイビングができる場所も近くにあります。

ペルピニャンはフランスではとても物価が安い場所です。 物価が非常に高いパリと比較すると、家賃や語学学校、スーパーの値段など２～3倍は違うと思います。特にパリは家賃がとても高いので長く留学や滞在したい方は良く考えないと大変なことになります。 ペルピニャンは、スペインとの国境まで、自動車で30分以内で行けます。もちろん、検査もパスポート提示も全くなしで簡単に国境を超えることが出来ます。スペインに行くと、同じユーロであるにも関わらず、スーパーやレストランが激安！！で感動します。多くの人がスペインのスーパーへまとめ買いに行きます。レストランはペルピニャンより安いのに、量も盛り盛りで多いです。これはペルピニャンに住んでとても良かったな思う点です。 あと、ペルピニャンは地中海性気候で非常に気候が恵まれており、日本で見られないような野菜やフルーツの種類がいっぱいスーパーにありますよ。 フランスは税金が日本より高い国ですが、食べもの、それ以外の商品など個々に税率が異なります。ペルピニャンでは野菜やフルーツは日本より安く食べれました。電気製品は、ほぼ輸入商品のため高いです。電気のプラグやコンピュータなど留学に必要な電気製品は現地で買うより、日本で買って持っていったほうが良いと思います。

フランス人の国民性を語るのは本当に難しいです。というのも、本当に多国籍の国だからです。世界中からの人が、さまざまな文化背景を持つ人が、同じ場所に住んでいる状態です。食生活や宗教や生活習慣などすべての価値観が違うことが日常茶飯事で存在しますので、人と同じということがまずありません。どのような視点で区切っても「人それぞれ」という言葉が似合う国です。ですので、フランス留学するときは、柔軟な視野を持つことが重要かなと思います。 一般的にフランス人は冷たいと言われがちですが人にあまり干渉することがないからです。これだけ違う背景を持つ人種が住んでる中で、以心伝心や空気を読むといった日本の価値観は存在しません。だから、思いっきり自己主張しないと他人が自分の考えを理解してくれるということはありません。日本人は自己主張が非常に控えめな国民ですので、留学した時は思いっきり自己主張すると意気込んでいってください。フランス人はもっと自己主張してきますので、負けないよう頑張ってください。日本人と比較すると、フランス人は冷たかったり個人主義なのは間違えありませんが、スペインよりのペルピニャンでは比較的スペイン人のように陽気でフレンドリーで友達になりやすいタイプの人が多いかもしれません。

ペルピニャンには日本人はほぼ住んでいません。ペルピニャン近郊の村に住んでる日本人も含め私は数人しか日本人を知りませんし、アジアコミニティは存在しますが、日本人会は存在しません。もし、日本語を話すことを避け、フランス語だけを話す環境が欲しければ良い環境です。私の場合は、フランス語が堪能ではなかったため、最初は生活に苦労しました。ペルピニャンに多いのは、モロッコ、チュニジアなど北アフリカ系の人です。イスラム教の人も道で多くみました。アジア系ではラオス、カンボジアの人がアジアレストラン経営していたり、中国人の大学生や音楽院の学生が多く住んでいます。ペルピニャンにも、少しながら日本食レストランがありますが、日本人オーナーがやっているお店はありません。ほぼ、中国か東南アジア系のオーナーですのでもちろん日本人が美味しいと思える日本食は食べられません。半年間、ペルピニャンにいて道端で日本人を見ることはほぼありませんでした。パリのように日本人がたくさん住んでいる場所だったら、日本語をしゃべってしまいフランス語留学には良くないと思いますが、あまりにも日本人の生活情報がない場所だったら少し不便を感じることも多いかもしれません。

私はペルピニャンに春から秋にかけて半年住んでいました。ペルピニャンを選んだ理由はなんといっても、年間日照時間がフランスで一番だからです。地中海性気候でとても住みやすいです（日本人にとって風はちょっときつめですが）。 ペルピニャンはスペインとの国境の近くでカタルーニャ文化の色を強く残っています。人口１０万人と小さな町で、シティセンターはとても小さく正直行ってそんなにすることはありませんが、ペルピニャンの近郊には、ピレニー山脈があり、そして素敵で人気のビーチは地中海沿いにたくさん続いています。私は登山とビーチライフを本当に堪能しました。ペルピニャンでは、英語ができる人が限りなく少なく、フランス語に加え、カタルーニャ語、スペイン語ができる人が多くいます。私はフランスに来た当初、フランス語がまったくできず、レストランやお店で話すことに苦労したのを覚えていますが、ここの地域の人は本当にフレンドリーで優しいなという印象を持っています。フランス人は冷たいといわれがちですが、私はこの地域の人でそういう人にあったことはありません。小さい町だけど、自然が大好き、ビーチが大好きといった方にはスペインにも近い自然に恵まれたペルピニャンに行かれることをおすすめしたいと思います。