Ciudad De México

メキシコシティ近郊では公園のジムで運動をしている人を見かけます。メキシコはアメリカを抜いて世界第一の肥満体国。政府も国民の健康に対する配慮として公園に健康器具を設置して国民に運動する習慣をつけさせようと取り組んでいます。 クリスマスと年越し、お正月のシーズン前後には特にこの「公園のジム」に人が集まります。メキシコ人はこのクリスマスと年越し、お正月のシーズン前後はとにかく食べます。５kg体重が増えるなんて当たり前。一回に食べる量を見てもらえばみなさん納得していただけると思います。 公園のジムに集まった人たちはとにかく体を動かします。それぞれの器具の使い方を読みながらがむしゃらに運動をします。超肥満児からおじいちゃんおばあちゃん。若いカップルから家族連れまで、みんな競うように運動をします。 そんな光景を見ながら、つくづくメキシコ人は挑戦好きだなあと思います。また食べる事が大好きだけど同時に常に罪悪感も抱いているという不思議な国民性も垣間見えます。それでもがむしゃらにがんばる肥満体型の人たちを見ていると微笑ましくもあります。 そして年も開けしばらくして公園を訪れてみるとそこには誰もいませんでした。熱しやすく冷めやすい。今しか見ないメキシコ人。そりゃ肥満にもなりますよ。政府の健康への取り組み。いつになったらその効果が現れるのでしょうか？ ハードソフト両面でのアプローチを子供の頃からしなければ何年経ってもメキシコ人は肥満なままだと思います。

僕の家の近所には番犬がいたるところに居ます。それはそれはもう番犬です。小さな物音にも吠えまくるし、主人以外にはとにかく吠えます。日本では番犬ってもう見かけなくなりましたよね。彼（番犬）ら本気です。 番犬として庭先で飼われている犬種で一番多く見かけるのがピットブル、アメリカンスタッフォードシャーテリア、ロットワイラーetc...日本では珍しい犬種ばかり。そしてとても凶暴です。 主人以外には懐かないように訓練され番犬として庭先に君臨しています。夜中でも日中でも家に近づく人や物音に敏感に反応し吠えまくります。 ここメキシコシティ近郊のメヒコ州では日本と違って人の家にまず入りません。玄関の前には前庭やガレージがあり、塀と門が厳重に閉じられています。めったなことではこの門を開けません。家族は絶対に鍵を持って外出して自分で鍵を開けて入ります。郵便が来ても開けません。基本的に人を信じていないので。なのでこの辺りでは郵便も届きませんしインターネットでの買い物などもしません。他人に個人情報がわたる事を厳重に警戒しています。日本人が住んでいるとなれば即、強盗の対象です。 こんな環境なのでメキシコの番犬は本気です。なのでみなさん気軽に番犬に近寄らないでください。

メキシコシティ中心部レフォルマ通りを入ってちょっとのところにある”123 comida (うのどすとれこみだ)”おしいいですよ！日本にあるアジアンフュージョンのカフェと言った感じ。とってもおしゃれ。店員は全員イケメン。といってもゲイですけど笑。そしてほとんどがアルゼンチーノ。スペイン語が少し変わってます。 日本のタイ料理屋で食べられるもの。パッタイ、カオパックン、グリーンカレー、レッドカレーなどなど。これらはここで食べられます。 そして日本食。といっても日本の「カフェめし(なんだそりゃ)」に近い感じです。 ワンプレートにサラダ(メキシコでは本当に珍しい。)ライス、おかずがのったかんじで出てきます。まさにカフェめし！てりやき丼、カツ丼（残念ながらソースカツ丼）ちょっと変わったカフェめし日本食が食べられます。 そしてここ123 comida(うのどすとれこみだ)パンも販売しているんです。なんとメロンパンやくまさんパン。日本的なパンを売っている珍しいレストランでもあるんです。 メキシコシティで日本のカフェが懐かしくなったら123comidaおすすめです。ただ日本的クオリティを123comidaに求めないでください。フレンドリーなんだけど超適当です。注文間違うし。チンして温めたんであろう具材と一緒にサランラップもお皿に盛られて出て来たりします。

日本食の大型スーパーMIKASAでは各種お惣菜も食べれます。 MIKASAはインスルヘンテス通りを通るメトロブスのメトロブスソノラ停留所からあるいて１０分弱のところにあります。 スーパーの表には屋台風の日本食レストランがありいつもスノッブなメヒカノスや日本人滞在者でにぎわっています。 焼きおにぎり、焼き鳥、お好み焼きなどの日本食はもちろんメキシカンフードまで、いろいろな物が食べられます。 近くの日本語学校に通う学生も多く日本食を楽しんでおり、日本文化に興味があるメヒカノスとの交流の場としても面白い場所になっています。 店内には豆腐や油揚げなどのメキシコ製日本食や冷凍食品（豚バラ肉の薄切りetcメキシコでは普通に手に入りません。）乾物、調味料などなど自炊に便利な物から、お菓子、カップラーメンなどコンビニ的なものも買えます。 それでもMIKASAは滞在者や日本食料理店に向けた大容量の食材が多いと言った印象です。 一人暮らしの学生にお勧めなのはなんといってもお惣菜コーナー。若鳥の照り焼き、春巻き、メンチコロッケ、おにぎり、お弁当。日本のスーパーの様な充実ぶり。 ぼくはMIKASAにくると外のレストランではなく、総菜コーナーでお惣菜を買って外のベンチで食べたりします。

外出先でトイレに行きたくなってもここでは手軽に利用できる公衆トイレがありません。公衆トイレがあっても有料(たいてい5ペソほど日本円にして40円程度)かまたは使いたくないほど汚い臭い。なので外出前にトイレは必ず済ませておく事をお勧めします。 それでもトイレに行きたくなったらどうするか？ チェーン店のカフェに入ります。DF(デフェ／)ならメキシコのカフェチェーンcielitoに行きます。スターバックスもありますが僕は断然このシエリートを選びます。（メキシコではスターバックスは高価なばかりでなく「アホなヤツのいくところ」的要素がとても強いです。メキシコ人アメリカ企業本当に嫌いです。日本でもスマートな人はスターバックス行かなくなっていますよね。イタリア人の友達も絶対にスターバックスなんていくもんか。とよく言っています。）レジでコーヒーを注文するとトイレの鍵の番号を教えてくれます。そしてなんと言ってもきれい。 次は裏技的だし緊急時にはちょっと使えないのかもしれないけど日本大使館のトイレ。入館するのに許可証をもらったりとハードルは高いですが、なんとなんと日本の最新式ウォシュレットがつかえるのです！

デビットカードが便利。ぼくは三菱東京UFJ-VISAデビットをつかっています。メキシコのほとんど、どこの銀行のATMからもメキシコペソをその時のレートで引き出せるし、手数料も安い。買い物もデビットカードでだいたいどこでも出来ます。 日本と違って男性はバッグをあまり持たないのでデビットカードを持つ事で荷物が減るし、現金を持ち歩かなくて良い事もセキュリティー上とても安心。 ぼくはいつもデビットカードは前ポケットにしまって持ち歩きます。安全対策として数枚の紙幣とコインを入れた強盗に渡す用の小銭入れだけは持つようにしています。これメキシコ人みんなやってるのではないでしょうか？ メキシコに来る前にデビットカード一枚は作って損は無いと思います。 同じようにシティバンクの海外で現地通貨を引き出せるカードがありますが。あれは絶対によくないです。年会費も必ずかかります。シティバンクの信用がいつ、がた落ちするかも解りません。これ世界では誰もが思っている事。そのシティバンク。アメリカの銀行に年会費迄払って日本円をいれていざ滞在先で現金がおろせなかったらどうします？シティバンクは絶対にお勧めしません。 もうひとつ便利なのがペイパルです。お金の支払い受け取りに銀行の海外送金だと手数料が高いですがペイパルは格安。または条件によっては無料でお金を動かせます。家族または友人にペイパルを利用しているネットワークを構築しておくと海外で何かあったときにとっても便利です。

メキシコシティにもいたるところにコンビニがあります。 有名なのはOXXO（オクソ）次に目につくのがセブンイレブン。そうです日本資本のあのセブンイレブンです。その次がサークルKです。コンビニはメキシコシティのセントロや北部では比較的利用者も多く便利に使えると思います。 コンビニの値段設定は日本とほぼ一緒ですべてがちょっと割高です。 ぼくが一番気に入っているのはセブンイレブンです。品揃え商品構成なんとなく日本のセブンイレブンに似ています。ファーストフードとしてホットドッグがおいてあり手軽に利用できます。おでん、中華まんなどはもちろんありませんが軽食が結構充実しています。コーヒーも日本のコンビニと同じく手軽に帰るのでとても便利です。 メキシコに暮らしていて日本と決定的に違うと感じるのが自販機が街に無い事。なのでちょっと喉が渇いても手軽に飲み物を買う事が出来ません。そこでやっぱり便利なのがコンビにです。 ただ日本のように何でもコンビニで済ませるには不可能。公共料金の支払いや通販の受け取り迄できる日本のコンビニは本当に凄いなと感じます。 コンビニの利用も手軽なメキシコですが、ぼくとしては近所の個人商店（ティエンディータ）を利用する事をお勧めします。安いうえに会話の練習にもなるし。店主が地元で顔が利くので何かと面倒を見てくれる事なんかもあります。

エスカレーター左側右側？よく聞く話題ですよね。メキシコシティではエレベータに乗る時基本左側です。東京と一緒ですよね。が。だれもそんなの守ってないです。正確に言うとぼくひとりが左側に乗っていても、その前の人が二人で左右に乗って行く手を阻んでる。僕の後ろの人たちも一応ルールとして左側にしてるんだけど。どこかで詰まってる。なので急いでいる人が右側を通り抜ける事は日本のように出来ません。結果みんなのルールはぐだぐだになる。 メキシコで生活しているとマナーというのはみんなで守って初めて成立するんだな。とつくづく感じます。至る所でこういう感じでぐだぐだです。 メキシコの状況を嘆いてもしょうがないので、急いでいるときはどうするか？を教えましょう。階段を使いましょう。ラッシュ時であれなんであれ階段だけは空いています。みんな肥満なので階段使わないです。使わないから肥満なのか？なので階段を駆け上がりましょう。 ただ忘れては行けない事がひとつ。メキシコシティは富士山の午後五合目とほぼ同じ高度に位置していますので急激な運動は危険です。慣れてくると平気だと思ってしまうのですが、この階段の駆け上がりは結構呼吸がきつくなります。そしてああそうだ。ここは高地なんだと気づかされるというわけです。

メトロに物売りが乗り込んでくる。飴やガムやチョコレート。携帯バッテリーや子供の絵本。聖書や雑誌などさまざまだ。 独特の節回しで商品の特色と値段を大声で乗客に伝え、売り子は乗客に目を配る。 商品が欲しい乗客は手を上げて売り子を呼ぶ。混雑する車内でも売り子は器用に商品を売りさばく。 お父さんやお母さんが売り子で幼い子供が商品の受け渡しお金の受け渡しをしている事も多く見かける。 男の子の売り子が乗り込んでくるなり大声でチョコレートの宣伝を始め、その妹が乗客にメモを配りだす。そのメモには「クリスマスが近いけど僕らは満足に食べる事も出来ません。神のご加護を。」みたいなお涙ちょうだい。な売り子も多い。 メトロの駅には日本で言うキオスクの用な売店が無い。メキシコ人は間食大好き。そこで売り子はスナックをメトロの車内に売りにくるのだ。乗客も乗客でよく利用する。 一度興味本位からチョコレートの詰め合わせを買ってみた事がある。なんともおいしくなかった。正規の品ではないのかな？と感じた。お店で買うよりいつも売り子の値段は安い。盗品なのか期限切れの商品を安く仕入れているのか知らないがとにかくおいしくなかった。

ポケットの小銭はメトロの歌手にあげる。 メキシコシティのメトロ(地下鉄)にはミュージシャンが楽器を抱えて乗りこんで来る。各車両ごと違うジャンルのミュージシャンが何かしら演奏していると言っても過言ではない。 それにしてもみんなよく歌う。旨い下手関係ない。時にははっとするほどの歌声の持ち主に出会ったりまする。またそんなに下手なのにどうして歌った？と思うほどのミュージシャンもいる。 またメトロで歌ってチップを稼ぐ事しか出来ない様な人もいる。盲目のギター弾き。ホセ・フェリシアーノを彷彿とさせるほどの素晴らしい歌手がメトロで歌って小銭を稼いでいたりする。 僕が感心するのがみな無関心のように見えてミュージシャンの近くに乗り合わせた人はほぼすべてがなにがしかの小銭をミュージシャンに渡す事だ。旨い下手に関わらず彼らの演奏に対する対価を払う。本当に自然に。ミュージシャンの方はその小銭に対してもう一曲歌ってお返ししたりする。すごい風習が成り立っている。 現在１ペソが日本円でおよそ７円。金額にしたら対した事ではないにしろ素晴らしい事がメトロの乗客とミュージシャンの間で起こっている。 みんな一区間で終わる曲を歌って小銭を稼ぐ。駅に着くと隣の車両へ移っていく。メトロの物売りもだいたい同じやり方だ。 一日数時間こうして歌って。屋台でご飯がちゃんと食べられるんだと思う。日本より圧倒的に治安が悪くすべてがうまく行ってないように見える国だけど。ここメキシコは日本のような絶望が無い国だなと感じる。