ビクトリア

ビクトリアの安全面に関してですが割と夜に歩いても安全な方です。ですが、昼間は良くても夜は歩かない方がいい道はあります。例えばダウンタウンよりのCook street (クック ストリート) です。ほとんど街灯がなく、夜は意外と暗いですし時々マリファナの匂いもします。さらに、Pandora street (パンドラ ストリート)沿いはホームレスの人が多く、昼間もあまり通りたくない道です。特にこのパンドラ ストリートはキリスト教会が多く、時々ホームレスの人に無料で食事を提供しているため、パンドラ ストリートを歩いていたらホームレスの人に声を掛けられるということもあります。バスに乗るために小銭をくれないかと聞いてくる若者もいます。ホームレスの人であっても汚れている服装を着ている若者でも、小銭をあげても良いですが、特に何もする必要はありません。政府やキリスト教会などの団体が食事や寝床を提供し、彼らに対して対応しています。 時々バスに乗ってると知らない人から話しかけられることがあります。国籍とかカナダに来た目的とか、雑談程度だったらいいのですが、どこに住んでいるのか、家族は何をしているのか、踏み込んだ話になってくると、ちょっと身構えてしまいますね。 カナダはマリファナは違法なんですが、家の敷地内でマリファナ吸うことに関しては暗黙の了解で認められています。ホームレスの人、全員とは思いませんが、彼らが集まっている時はマリファナを買っているか、吸っている時もあります。ダウンタウンのDouglas street (ダグラス ストリート)沿いにあるマクドナルドに夜中(24時間営業) に行くと、マリファナの売買をしている光景が端っこでしているのがバレバレです。こんな光景を見ても関わらないようにしましょう。

ビクトリアに住むにはシェアハウスだけでなく、アパートや家の1階(あるいは2階部分)という選択肢もあります。ただシェアハウスと違って半年か1年契約のところが多く、ネットや水道光熱費は含まれてない所が多いです。今は家の1階部分を借りていますが、1LKで800ドル+水道光熱費とネット代です。水道光熱費とネットの契約は自分でするか、オーナーさんに払うかのどちらかですが、どちらにしても冬の電気、ガス代は暖房を使うせいか高くなります。アパートによっては水道代は家賃に含まれている場合もあります。 アパートに住む時は洗濯機が家の中にない時がありますので、その時はアパート内にある洗濯機と乾燥機をアパートの住人とで共用で使うことになります。アパート次第ですが、私が以前に住んだアパートは洗濯機と乾燥機、それぞれ2ドルずつかかりました。1週間で最低1回洗濯するとして、1回4ドル、1ヶ月で16ドル…結構な費用がかかります。基本的には日本みたいに家の外には干せないので、洗濯物は家の中に干すか乾燥機を使うしかありません。 一軒家の部屋を契約すると洗濯機や乾燥機は部屋についているか、2階に住んでいる人との共用となります。裏庭があったら洗濯物を外に干してる人もいるかもしれません。洗濯物を外に干すのは景観が悪くなるからという理由で違法と聞きましたが、暗黙の了解なんでしょうか、入り口から見えなければオッケーなようです。

ビクトリアのシェアハウスについてですが、Kijiji(キジジ)というサイトか、Craigslist (クレイグスリスト) のサイトにいけば、日本人ではないオーナーさんと契約する事が多く、JP Canada (JP カナダ) というサイトや e-maple (イー、メイプル)というサイトだと日本人のオーナーさんか、日本人を良く受け入れているオーナーさんに出会う事ができます。シェアハウスは男性への入居希望が圧倒的に少なく、残念ながら女性のみと書かれている情報も多いです。 シェアハウスの家賃は安いところで約350ドル、高くて約700ドル程でしょうか。750ドル以上出すのならば、シェアハウスよりかはワンルーム (Bachelor(バチェラー) ルームと書かれています)のアパートの方がお得なように思います。シェアハウスは基本的には家具付き、水道光熱費はオーナーさん持ちなので、実質ひと月の出費は家賃と食品代だけで済みます。キッチン、リビングルーム、冷蔵庫など公共スペースに置かれているものは他のルームメイトとシェアすることが多く、日本人であったり、他の国の人であったりと様々です。ルームメイトとうまくやっていくには、決められたルールは守ること、公共スペースはキレイに使うことでしょうか。もし、他のルームメイトがそれを守ってなかったら我慢せずに言うことです。我慢して不満が出るくらいならば、オーナーさんに言うなど対応して、住みやすい生活を自分で作って下さい。

ビクトリアにあるスーパーは、Fairway Market や Save on Foods が主流ですが、小さいローカルの店(八百屋みたいなもの) もよく見ればあります。Fairway Market(フェアウェイマーケット)はアジア人向けの大きなスーパーで、日本の食べ物もたくさん置いてます。日本の食品のみということならば、ダウンタウン近くにある、Sakura Japanese Restaurant (サクラという名前の日本食レストラン) かFUJIYA Japanese Restaurant (ふじや という名前の日本食品販売店)が良く知られているのではないかと思います。寿司や日本食はヘルシーだということでカナダでは人気のせいか、韓国人や中国人のオーナーがお店を開いて開いている事が多いです。なので、日本人が食べるとちょっと違和感がすることも多く、日本 "風" の食べ物として捉えた方が良いかもしれません。 その点Fujiyaは日本人の方が経営しているので、出来合いの物も日本食そのものですし、日本食品も高めですが(輸入なので…)、漬物からデザートまで手に入れる事ができます。場所はシェルボーン ストリート沿いなので、ダウンタウンからかなり離れていますが、27番か28番のバスに乗れば辿り着けます。

私は2011年からカナダに留学し、ビクトリアに3年、バンクーバーに合計で約1年、今年(2016年)の1月にビクトリアに帰ってきました。バイト(パートタイム)としては、レストランのサーバー、キッチンスタッフ、ディッシュウォッシャーの仕事、ティムホートン(カナダで有名なドーナツ屋) 、ホテルだったらハウスキーパーの仕事があります。ビクトリアは観光の町なので夏場は休みがないくらい忙しく、反対に冬は仕事が見つかりにくい時期でもあります。フルタイムの仕事(週40時間程)はありますが、仕事によっては、その仕事で就労ビザを出してもらうのが難しいかもしれません。 運良くいけば、レストランやホテルのオーナーが就労ビザのサポートをしてくれることもあります。私の友達はレストランのキッチンでビザサポートをしてもらい、永住権を獲得しました。ホテルで働いている友達もハウスキーパーでビザサポートしてもらい、就労ビザ待ちの状態です。 永住権獲得を目指しているのならば仕事を選ばないといけませんし、そういう仕事を見つけるのは難しいですが、ただカナダで英語を使って就労の経験を得たい、あるいはある程度お金を稼いで旅行に行きたいということならば、ビクトリアでの仕事はすぐに見つかると思います。

2011年からだと思いますが、BC州の政府が留学生に対しての英語教育に力を入れ始めました (International Education Stratugy)。そこから語学学校が増えたかどうかが分かりませんが、ビクトリアという島にはたくさんの語学学校、専門学校、大学があります。例えばダウンタウンに10校ほど、大学に附随している語学コースなど、留学生の希望に合わせて用意されています。 ダウンタウンの語学学校は、大学に附随している語学コースよりかは若干学費が安くなってます。放課後の自由参加のアクティビティも様々です。アウトドアのアクティビティが多く、カナダの代表的な物(カヌー、ロッククライミング、ホエールウォッチングなど)を経験できます。 時期や学校によっては日本人が多かったりしますが、夏は大学生が夏休みを使って短期留学に来るので、日本人ばかりのクラスになる事もありえます。反対に冬は日本人は少ないですが、留学生自体少ないので、開かれる授業が少ないというデメリットもあります。 大学に附随している語学コースは大学に進学する人が通っているという印象です。その語学コースを合格出来れば大学準備コースに進め、大学入学への道が開かれるからです。ただ、レベルにもよりますが中国人やアラブ人が多いかもしれません。

Safeway セイフウェイは、品数や、スープコーナー（値段はお手頃）等、他のスーパーでは見られないサービスもありますが、商品価格帯は高めです。 Fairway 価格帯や、アジア系食品の品数から言えば、日本人としてはビクトリアでは日々のグローサリー・ショッピングをするには、一番良い所かもです。 Fujiya ビクトリアで、一番、扱う品の数が多い、日本食料品店です。店内と屋外に買ったものが食べられるスペースもあります。色々な種類の寿司やFujiyaのオリジナルの巻き寿司のパッケージが、４ドル辺りから試せます。80セントぐらいから、発泡スチロールのお椀に入ったお味噌汁も戴けます。１本一ドルからの日本のドラマを収録したVHSや、お饅頭等の和のスイーツもあります。 Koto ダウンタウンにある和食レストランです。寿司ばかりではなく、野菜炒めや唐揚げ等、日常的な和食が戴けます。 Japanese Village 私は行ったことがなかったのですが、私の周りの日本人の中では、ビクトリアにある日本食レストランの中で一番高い評価をした人が多いお店でした。所在はダウンタウンです。 Futaba 同じくDTにある和食レストランでしたが。あまりお薦めしません。冷凍食品だろぅ、の様な味でした。

私は、はじめの１年がホームステイで、後は、間借り派でした。最初、部屋を借りる時に、同じ大学の先輩の住んでいる家の一部屋が空いているらしい、という事で、そちら繋がりで住んだのですが、大学から近い訳でもなく、私自身が、大家さんと気が合って、と決めた訳でもなく、冷蔵庫は自分の部屋にあるが、キッチンとは離れていて本格的な調理はやや面倒、などという事もあり、その場所を出る事が決まってから、大家さんとの意思疎通のミスなんかもあったので、やはり、部屋を決める場合なんかは、自分と大家さんの人柄が合い易そうか否か、なるだけ初めの下見のアポ取りや下見の際に、見極めるのが大切になってくると思います。（そうでなくても、出ると決まったら、大家さんと揉め易くなる、という事は少なくない様なので、日頃から適切にコミュニケーションを取っておくのも必要かと思います。） 私は大学で音楽を専攻していたのですが、2005年の8月から住んだ場所の大家さんが、夏の時期なんかには、私の通っていた大学の学部にも出入りされる様な、地元のピアノ教師をされている方だったので、コンサートや、若いピアニストの情報交換等も気軽にでき、その方達の教えられているピアノ教師養成のレッスンなんかも取ったりしていて、帰国後も手紙で連絡を戴ける様な仲だった方だったので、私の場合は、その方には、大学でたまたま出会って、という事もあったのですが、それ迄に友人がそこに下宿していたり、その先生の生徒だったり、という事もあって、それなりに御縁があった様で、良かったです。

私はビクトリアで一戸建ての購入等はした事や、値段のリサーチをした事がなかったので、あまり詳しくは分かりませんが、地価は、やはり日本の多くの地域よりも割安だと思いますし、地元の人の収入帯と住んでいる家の大きさから判断して、カナダでの方が家屋そのものの購入は安いと思います。ただ、家のサイズもあるのでしょうが、光熱費は結構掛かる様です。 留学生の多くはホームステイや一戸建て家屋の大家からの間借りだと思います。ホームステイの場合は、一日２～３食付きで＄600~800前後、部屋借りの場合は、ネット環境や設備等にもよってきますし、Bachelor Suite、やキッチン設備や別玄関のある大きな地下室だったりすると$2000代のものも中にはありますが、主流の価格帯は$350~$800だと思います。 アパートやコンプレックスは、日本の様に礼金制度も無いためその分は安くなると思いますが、ルームシェア等をしないとやはり高めなので、間借りが私の周囲でも一番多かったです。ビクトリアの生活に慣れてくれば、そちらの方が自由や行動範囲も増えてきやすくなるため、個人的には、一戸建ての大家さんから部屋を借りて、家屋の一部をシェアする、という形態がお薦めです。（例　１部屋間借りでシャワー、洗面、キッチン、ダイニングは、他の間借り人とシェア）

国民性 カナダの国民性は、全体的に日本のそれよりもオープンでフレンドリーです。 人種の割合・宗教 人種は、大体アジア人が１～2割で、残り大多数が白人系で、宗教はクリスチャンが多数を占めます。 教育・学校 カナダの教育のレベルは比較的高いと言われています。ビクトリアも、市内に１０あまりの高校と、３つの大学があります。 治安・安全 治安は良い方だと思いますが、ダウンタウンで座り込んで小銭等を頼んでいる人や、路地裏、夜間の遅い時間帯には気を付けてください。又、特に若い女性は、露出の多い服装は、ダウンタウン近くでは特に勘違いされ易くもなるという事なので、やめましょう。 物価 カナダは食品には消費税が基本掛からないため、日本より少々安めです。他でも、どちらかと言うと日本より安い物が多いです。 自然環境・交通 自然環境は、かなり良いです。カナダの公共交通機関は、市バスが主です。 医療 私はあまり市内の病院に掛かった事はありませんが、知っている所で言えば、大きな総合病院が一つ、と、他にも個人開業の病院はあります。また、マッサージ・鍼灸の施設等ははシェルボーン通り沿い等にによく見掛けたのを覚えています。チャイナタウンにもアジア系の鍼灸院がいくつかありますし、中国の医療用マグネット等を売っているお店もあります。