トロント

移民の多い都市のため、色々な国の料理が味わえます。日本、韓国、中国、ベトナム、タイ、インド、イギリス、イタリア、ポーランド、エチオピア、ギリシャなど、数えきれないほどのレストランがあります。日本食は寿司かラーメンがメジャーですが、ダウンタウンには定食屋もありました。日本で食べるよりは、若干高いと思いますが、懐かしい日本食を味わうことができるので良いと思います。また、韓国系のスーパーでは日本食も手に入ります。コリアンタウン、チャイナタウン、グリークタウン、リトルイタリーなど、コミュニティーがある場所にはたくさんの飲食店が並んでいるので、多くのレストランを試すことができ、自分のお気に入りの場所ができるかもしれません。値段はランチかディナーかにもよりますが、10ドルくらいからかと思います。また、オールユーキャンイートといって、定額で食べ放題のお店もあります。日本と違って、チップの習慣があるので、テイクアウト以外ではチップを払う必要があります。クレジットカードは利用できる場所も多いですが、なかには現金かデビットカード以外は受け付けてくれないお店もあるので、長期滞在の方はデビットカードを作った方が便利かもしれません。

トロントの冬は長く厳しい寒さです。マイナス20℃の日が普通だと思った方がいいかもしれません。しかし、除雪剤が使われているので、雪でも比較的歩けます。また、ダウンタウンの方には地下街があり、あまり外に出なくてよい工夫がされています。ただ、バスやストリートカーが遅れることもあり、外で待たなければならないので、寒さ対策は必須です。気温が低く、風が強い日には、肌が露出している部分（顔など）が痛くなるくらい寒いです。ニット帽は耳まで隠れるものをおすすめします。外とは対照的に、室内は暖房が効いていて若干暑く感じる時もあるので、服装が難しいかもしれません。また、トロントの短い夏は、日本より快適かと思います。日本のようなじめじめした湿気がなく、からっとした暑さです。しかし、日本よりも日差しがかなり強いので、日焼け対策は必要かと思います。じりじりとしていて、サングラスをしていても眩しいと感じる日もありました。夏は日の入りが遅いので、９時くらいまで明るく、遅くまで遊ぶこともできます。また、夏には様々なフェスティバル、イベントが催されるので、参加してみるのも面白いと思います。９月頃から寒くなり始めるので、多くの人が短い夏を外で過ごしています。

移民が多い都市なだけあって、外国人に対しても優しい印象を受けます。海外なので用心することも大切ですが、一部の地域を除けば治安もよく、人々はフレンドリーで親切です。着いたばかりの頃は土地勘がなく、不安になることもありましたが、道を聞いても丁寧に教えてくれる人が多かったので安心できました。拙い英語でも、外国人に慣れているからなのか、真剣に聞いてくれる人が多かったです。また、日本と違って、知らない人同士でも会話をするのが面白いです。地下鉄、バス、ストリートカーの中、信号待ちの間、隣に並んだ人々が会話をしている風景をよく見かけますし、自分も話しかけられます。積極的にコミュニケーションをとることで、日常会話の練習にもなりました。また、駅やショッピングモールなどで、次の人のためにドアを開けて待つ人が大変多く、良い印象を受けました。日本人も多く生活しているので、簡単に情報を得ることもできます。アジア人（特に韓国人）も多いです。今まで９か月近く滞在していますが、差別を感じたことはありません。自分の意見をあまり言わず、人の気持ちを察する文化の日本に比べて、こちらの人は素直だなーと思うことも多く、それでいて嫌味がないので、本当に素敵だと思います。

トロントはカナダでは相当都会ですが、地下鉄があるエリアから出るとなにもかも分散していて若干不便です。バスもすべての大きい通りには走っていますがラッシュアワーとか雪になると大幅に遅れます。バスは時間通りなことはあまりないです。次のバスがいつ来るか調べられるアプリがあって便利ですがそれさえもたまに合ってなかったりします。更にラッシュアワーや学校から出るバス（同じ時間に授業が終わった人がみんな乗るから）はぎゅうぎゅうでなかなか不快です。これはトロント中を走っているTTCというバスの話なのですが、GO Busという別の会社のバスは対照的に快適です。ただし少し値段が高くてたまにしか停まりません。 ダウンタウン以外に住んでいると車があればなーと思うことが多いと思います。ダウンタウンは地下鉄もバスもストリートカーもあるので交通の便は問題ないと思いますが住むのには高いです。。タクシーは電話するのが基本のように感じます。 地図は通りが碁盤の目状なのでわりと覚えやすいです。毎日バスで学校に通ってバスの社内放送を聞いていたりすればすぐに覚えられます。場所を言うときは大抵二つの通りの交差点で言うので道の名前を覚えてしまうととても便利です。

買い物は基本モールかウォルマートで何でも揃います。モールはあちこちにあり大体駅につながっているので便利です（そうでないところもバスで行けます）。モールに入っているお店はどこも大体同じです。若者はみんなH&MとかForever 21とか他の似たような店とかで服を買ってます。 食べ物はさすが移民の国にある一番移民の多い都市だけあって何でもあります。でも入るのに勇気がいる店も結構あると思うので地元の友達においしいところを聞いて連れていってもらうのが一番だと思います。一人のときはモールにある店か有名チェーン店が無難でしょうがエスニックなところでも別に危ないとかいうことはまずないと思うので冒険もありだと思います。 日本食もいっぱいありますが大半は中国か韓国の人がやっている感じがします。ラーメン屋さんや居酒屋もあります。私は外国アレンジされたお寿司が好きなので満足しています。おすすめの日本食レストランはヨーク大学の近くにある168 Sushiというところです。 アジア系のスーパーにいけば日本の食べ物がたくさん売っています。T&Tというチェーンのスーパーが大きくて良いです。普通のスーパーでもお米、醤油、豆腐、ネギなんかは買えます。

ぜひトロントにみんなにも来てもらいたい!!!! 私は冬の寒い時にトロントへ来てしまったので、初めのうちは毎日毎日寒くて嫌だなぁと思っていたけれど、トロントの夏と秋はとっても過ごしやすくて、楽しいイベントも盛りだくさんでオススメです。 トロントへ来る時期で悩んでいる人がいたら、夏に来ることをオススメします。 なぜなら夏を二回も経験出来るからね。 私はトロントの冬はあんまり好きにはなれなかったけれど、冬になると屋外スケート場が出現するので冬のトロントを楽しむことはできますし、家にこもって英語の勉強をするのもありだと思います。 トロント自体は小さな街だけれど、ナイアガラはもちろん、ケベックシティーにモントリオール、ちょっと足を伸ばせばニューヨークへも簡単に旅行へ行くことができます。 他の都市のことは分かりませんが、トロントには日本人がたくさんいます。 ですが、かといって見ず知らずの人と街中でいきなり会話をするわけではないので、日本人が多いからという理由でトロントを避ける必要はないのではないかと思います。 好き嫌いの多い私ですが、トロントは多国籍なため色々な国の料理を食べることができるし、基本的には何を食べても美味しい気がします。 もちろん日本食を食べることもできます。 また食事だけでなく、色々な国籍の人と知り合うことができ、文化や宗教の違いを感じることができるのも面白いと思います。