単刀直入に言うと、私の指導教員の薦めであります。私は日本の国立大学大学院の大学院生であり、化学の研究室に所属しています。幸運にも私の指導教員の教授は、その化学の研究分野では有名であり、著名な研究者であります。一方で、アイルランドのリムリック大学にも、その研究の分野では世界を牽引している世界的権威を持つ教授がいらっしゃいました。訳あって、私の指導教員がリムリック大学のその教授の研究室を訪問した際に、その教授から私の指導教員のところに共同研究の打診があったそうです。その共同研究の内容はそれぞれの研究室で研究員を一人ずつ送り合い、それぞれの研究室の強みを生かして、新たな材料を生み出すというものでした。具体的には研究員が現地に一か月程滞在して、研究を行うというものでした。そこで、私が研究室を代表してその派遣研究員として、教授に指名されてリムリック大学にて一か月の短期滞在することになりました。また、ある国では、アジア人差別などがあり、本来平等であるはずの研究を行う上でも差別があるというのを聞いたことがありますが、リムリック大学のこの研究室にはインド人や、中国人、イラン人など、様々な国からの、留学生が滞在しており、私が危惧していた人種差別がなかったのも理由の一つです。