北京に留学する上で気を付けるものの中に上位にくるものとして「空気」がある.北京市内では天気予報とは別に空気予報と言うのを発表しており,特に冬には数日間PM2.5の一定空間に占める割合が増加し,ひどいときには50m先の視界さえも空気の汚染によって見えなくなってしまうという事態がしばしばある.ただし,空気汚染がひどい場合は中国政府は空中に硫化水銀を打ち込んで強制的に雨を降らせて空気中の汚染物質を無理やり地面に落とすということも行っている(そのため,地中に汚染がたまっていく.硫化水銀 雨 で検索).
我々が実生活レベルで気を付けなくてはならないのは空気である.わたしが2013年に留学した時にはPM2.5専用のマスクを持っていったが,それでも結局通常のマスクだと皮膚とマスクの接触面からPM2.5が流入してきてしまい,結局意味がなくなってしまう.
その時に私の友人がしていたマスクはフィルター交換型マスクであった.これはフィルターだけを交換するタイプで,一見すると口の部分がガスマスクに覆われたような形状である.これが一番効果があったように思われる.実際にフィルターを見せてもらうと,相当色が黒ずんでいたのが記憶に新しい.