コルチェスター・イングリッシュ・スタディー・センター

私が留学していた時は、王室の結婚などをテレビでやっていて、私が友人と外出する予定で見られないと残念がってところ、帰宅したら録画をしていてくれました。また、ウィンブルドンのテニスの試合で日本人選手が出ていると、私が学校で授業に出ている間に録画しておいてくれたりもしました。毎週土曜日の夕食はホストマザーの友人の家で、そこにホームステイしていた学生も交えて中華のテイクアウトをしてみんなで食べました。料理がとてもおいしくて、毎日大量に食べていたので、体重が増えてしまい、夕食後に家の裏の大きな公園の川沿いをジョギングする日課ができました。治安がとても良い場所だったので、安心して走れたのと、普段学校や町の中心地にしかいかないので、自然の中を散策できてとても良い気分転換になりました。また、同じ家にホームステイしていた、スイス人とイタリア人（別時期です）の女の子たちもとてもいい子達で、毎日一緒に学校にいって夕食を食べ、夕食後は紅茶を飲みながら話をしたので４年たった今でも交流があり、旅行に行く際には連絡を取り合ったり、たまにフェイスブックでメッセージのやり取りをしたりしています。ホームステイで出会った学生とも、とても良い出会いだったと思います。

私のホストマザーは料理がとても上手で、毎晩手の込んだおいしい料理と手作りのデザートをたくさん作ってくれました。朝ご飯もトースト、シリアル、フルーツ、ヨーグルトを毎日たくさん用意してくれていて、好きなものを好きなだけ食べさせてもらえました。飲み物も好きな時に好きなだけ好きなものを飲んで良いといわれていました。週末は良く友人と小旅行に出かけていたのですが、お弁当を必ず作って持たせてくれました。夕食の後は、私が宿題を終えると紅茶を飲んで手作りのデザートを食べながら、寝るまで一緒にテレビドラマをみたり、DVDを見たりしていました。また、私が授業で発音できなかった単語の話をすると一緒に発音の練習に付き合ってくれたりしました。一方で、ホームステイは外れ当たりがあるようで、私のようにラッキーな家庭ばかりではなく、友達の家では料理はいつも冷凍食品で、家族と一緒に食べるのではなく一人で食べていたり、学校から距離がありバスがないと通学ができなかったり、リビングの使用が認められていなかったりと、全く違う対応をされている学生もいました。ホストファミリーは合う合わないがあると思うので、我慢をせずに学校に相談した方が良いと思います。

語学留学が人生で初めての留学で、右も左もわからない国に行ったので、最初の住む場所はホームステイにしました。この選択は正解だったと思います。この語学学校は、ホームステイとセットも選べたため、自分自身では何もしなくてよかったです。また、語学学校の担当の職員が、ホームステイの質を落とさない様に、全てのホストファミリーが水準を満たしているかどうかを定期的に家庭訪問をしていたので安心でした。私はホストマザーと２人暮らしで、私を家族のように扱ってくれました。１軒屋で大きなリビングとダイニング、キッチン、ベットルームが３つにトイレが２つ、バスタブある大きな家でした。私が居心地が良いように、いつでもリラックスしていいよと声をかけてくれたり、学校であった話なども毎日のように聞いてくれました。私の部屋はダブルベット、クローゼット、たんす、勉強机、ライト、ソファがあるとっても快適な部屋でした。数日ごとにベットシーツを交換してくれて、洗濯も頻繁にしてくれ、掃除も行き届いていました。娘や息子、孫などの家族のパーティーがあると私も招待してくれて、海外ドラマでみるようなイギリス人のホームパーティに何度か参加させてもらえてとても良い経験になりました。

語学学校なので当たり前ですが、友達は全員英語のネイティブスピーカーではありません。キレイなイギリス英語を話しているのは先生だけです。最初はイギリスに英語を勉強しにきたのに…と思うことがあったのですが、イギリスは移民が多いのでどこに行ってもみんななまりがあります。なので、語学学校で色々な国の訛りに慣れられたことは結果的にプラスになったように感じています。 また色々な国の人々と友達になれることが大きなメリットの一つだと思います。学校にアラブの人が多かったので特徴がよくわかったのですが、男尊女卑の国だということが身をもって良く分かりました。アラブの男性と授業で隣になって、ディスカッションをしていても、女性の意見を全く聞こうとせずに自分が一番正しいと頑なに主張していました。一方でアラブの女性は控えめで日本人ととても気が合いました。友人同士で仲良くなり、恋愛の話になっても、アラブの人は仲間に入れないことに衝撃を受けました。彼らは若いうちに親が紹介した人と結婚するので、恋愛をすることが許されていません。仲良くならないと教えてくれないような深い話や文化の違いを実感できたことも、留学してよかったことのひとつです。

全体的に先生の質は高かったと思いますが、授業の質は先生によってまちまちでした。教科書を読んでいるだけのような先生も稀にいましたが、一方で大多数の先生はベテランで教え方が上手く、短期間での英語の実力アップに直結していたと思います。日本人の苦手な発音などを心得ていて、集中的に指導してくれる先生もいました。学校では、初日に先生達と簡単な会話をして、クラスが振り分けられます。日本の英語教育は、読み書き中心なので、リスニングとスピーキングが弱いとよく言われていますが、そのことを身をもって実感しました。同じレベルのクラスに振り分けられているヨーロッパの人々はとても流暢に話していて、最初はなんで同じクラスにいるのか不思議に思っていましたが、ライティングや文法の授業になると、びっくりするような間違いをしていたりして、英語教育の受け方によって強みが全く違うことを実感しました。日本人にとっては文法の授業は分かりきっていることの繰り返しでとてもつまらないと思います。「彼らはなんで会話はできるのに書けないんだろう」と思うことが多かったのですが、逆に彼らにとっては、「なんで日本人（アジア人）は読み書きができるのに、こんなに英語で会話ができないんだろう」と思われていたようです。

学校はIELTS公認の学校であったために、教育の整備はきちんとされていて、学校でIELTSを受験することができるところのメリットが大きいと思います。学校自体はすごく小さい学校で、メインのビルと回りのビルの部屋を何部屋か教室として使っていました。英語にできるだけ触れられるように、日本人の少ない学校を探していたので、日本人はとても少なかったです。また日本人同士で会っても同じモチベーションできている人が多かったので、できるだけ英語で話すようにしていました。人種としてはアラブ系が多かったです。そのためか、プレイルーム（お祈りをするための部屋）が用意されていて、金曜日の午後は授業がありませんでした（イスラム系の男性は金曜の午後に特別なお祈りをします）。個人的にはイタリア人ととても気が合い、イタリア人の友達がたくさんいました。 学校内に食堂があったのですが、安いわけでもおいしいわけでもなかったので、近くのコンビニの安いパンを毎日食べていました。金曜日のお昼は友人とランチに行ったりしていました。放課後や週末は学校の小さい図書館か、地域の図書館で友達と勉強していました。 学校の図書館でDVDが無料で借りられるので、英語の勉強がてら毎日のように借りて見ていました。

元々アクティビティをやっている学校を探して選んだために、学校のアクティビティはとても充実していました。毎週末のようにバスでイギリス国内にバスで連れて行ってくれました。２千円程度の有料でしたが電車で行よりお得で、言葉の通じない国で全く地理のわからない場所に、自分たちだけで行くのは大変だと思うので、とても良い経験になりました。また、友達と仲良くなるとても良い機会でした。授業が違う子たちとも交流する機会があって、とても楽しかったです。平日も、毎週のようにバーベキュー、ボーリングなどイベントが用意されていて、放課後に飽きることはありませんでした。慣れてきて友達ができ始めると、友達同士で誘い合ってパブに出かけたりもしました。また、スピーキングの練習の一環で、毎週地元の高齢者のボランティアの方が学校にいらしてくれて、ネイティブの方たちと１対１でお話ができる機会がありました。もちろん参加は自由ですが、毎週参加していました。大まかな話題は大体決められていて（もちろんその話以外の話をしても問題ないです）地図や図表を用いて歴史について説明してくれたりしました。こちらが理解できていなくても、ゆっくり話すようにしてくれたり、他の言い方で説明をしてくれたりと、ストレスなくネイティブの方と話すことのできる良い機会でした。