ニューヨーク州立大学アルバニー校

Master of Science in Accounting (2-year program)に在籍しています。 現在30歳で、留学の目的はアメリカでの現地就職でした。 結果現地監査法人への就職が無事決まりました。 総合的に学校生活をまとめさせてください。 【学業面】 講師の質： 教授は皆さん精力的に教えてくれます。安心して質問できる環境です。 カリキュラム： 1セメスターあたり5科目の登録が必要です。 内容・レベルについては、早慶の学部レベルより下です。 ただし内容が難しくないからと言って成績が簡単に取れるわけでは無いです。 会計を学問的に勉強したい、という方には向いていないかもしれないです。 【学校施設】 特筆すべき事はないかと思います。 ビジネス学位の場合設備はあまり重要ではないと思うので割愛させてください。 【周辺環境】 車がなくても生活することは可能です。その際にはバスでの移動圏内での生活になります。 基本的にAlbanyは"There is nothing"という言葉で有名な街なので、本当に何もありません。 【住まい】 正直衛生的な生活が好きな方であればシェアハウスはおすすめできません。 Albanyは住居コストが高くないため、シェアハウスをするのは、学生ないしは低賃金労働者（言い方が悪くすいません）になります。どちらの場合もストレスを抱え込む原因になりかねないと思います。オススメは学校近くにあるアパートメントでの一人暮らしです。 【課外活動】 就職活動のみ記載しますが、学校からのサポートは日本と同程度です。自分で動く必要があります。 NYCでのインターンなどを通じてOfferを目指しましょう。学校にいても就職先は決まりません。

全体的な感想ですが、勉強も生活も問題なくできました。勉強に関しては基本的に自分の部屋でていましたが、ルームメイトたちがうるさい時には図書館に行ったり寮の空きスペースで勉強していました。テスト前などは図書館が夜遅くまで開いているのでとても助かりました。生活に関しても買い物など最初はバスや徒歩で距離があったりして面倒でしたが、慣れてしまえば問題ありませんでした。キャンパス内でトラブルがあったりした時に大学の警察から警告などのメールが来ましたが私の周りで危なかったことは特にありませんでした。友達もできたし、担当のアドバイザーもいたので分からないことは教えてくれたり助けてくれたりして、充実した留学生活になりました。

まずタクシーですが、私自身使用頻度があまりなかったため経験は3回程度ですが、どれも料金を多めに取られたりトラブルがあったことはありませんでした。ニューヨークシティとは違い、あまり危ないことはないんじゃないかと思います。CDTAバスですが、生徒証があれば乗車時にスワイプすれば無料で使えます。現金で払うとお釣りが出ず、その金額をその日中に使わないと無駄になってしまうので注意です。夜はバスの中でも不審者に遭遇することがあるので、ウォルマートやクロスゲート以外の場所へ行かれるのは危険かもしれません。ローカルではなく他の地方に向かうメガバスやグレイハウンドのバスは、ネットで予約して乗車が可能ですが、キャンパスセンターにあるSAで予約することもできます。値段が時期によって違うので安い方を選ぶことができます。

物価、ですがそもそも日本より高いのであらゆるものが日本基準より高いです。外食ではチップもあるので最初はびっくりするかもしれません。ウォルマートでは安く食料品を買えますが、あまり安すぎるものを買うとまずいので注意が必要です。それでも約1ドルで買えるカップそばは電子レンジで作れますし夜食にぴったりだったので重宝しました。大学の本屋さんには大学グッズがたくさん売っていてよくセールなどをしていますが、どれもブランドとのコラボなどで高く、セールでも少し高く感じるぐらいです。ちなみに、特にこだわりがなくとりあえず大学グッズを記念に欲しい方はスポーツ観戦イベントに行くとタダでシャツが貰えたりしますのでおすすめです。普段からあまり何も考えずに買い物をすると後々振り返って莫大な金額になっていたりするので、買い物を減らし、買う時は安いものを探して普段から節約を心がけましょう。

雰囲気ということですが、大学は自然が多く晴れた日は空が綺麗に一望できるのでとてもいいと思います。雪がすごく降るシーズンもありますが、それはそれで雪景色が楽しめます。コリンズサークルはかなり広いので、フリスビーやその他球技をしている人たちもよく見かけました。sefcuアリーナやフィールドではよくバスケットボールやアメフトの試合があります。広くはないですが、応援ですごく盛り上がるので居るだけでも雰囲気を楽しめます。寮では、すれ違う人みんなに挨拶する人もいますがしない人がほとんどで、どちらにしてもみんなお互いを気遣っていることが多いです。寮長も頼りになる人が多いので、もしトラブルがあってもすぐに相談できるいい環境です。

キャンパスでの安全性ですが、人種差別が少しありアジア人という理由で野次を飛ばされることがありました。その他、バスで黒人生徒が暴力を受けたり、ストーカーや死人が出たというメールを大学からメールで受け取りました。基本的には大学警察があちこちをこまめにパトロールしているようですが、キャンパス内でもあまり無防備にならないように気をつけた方がいいです。寮に居る時も、鍵を開けっぱなしにすることが多いと思いますが常に鍵を持ち歩いて鍵をかける方が安全です。オルバニーダウンタウンは昼間はまだいいけど、夕方、夜になるととても危ないとよく聞きました。余程の事情がない限り、ダウンタウンは行かないようにした方がいいです。

まず寮にある食堂から。食べ物は基本的にはおいしくありません。態度が悪い従業員がいたりもします。が、一応クワッドごとにバリエーションがあって、例えばdutchだとコッシャー (ユダヤ人が食べる料理)のコーナーがあり、colonialはサンドイッチの具材を自分で決めて作ってもらうコーナーが人気でした。アイスの種類なども豊富でした。次にキャンパスセンターですが、色々あります。私がいた時は寿司やサブ、ピザ、チャイニーズ、メキシカン、バーガー、普通のコンビニ、カップケーキ屋などありました。ここでは自分の生徒証のマンチマネーが使えます。ここで買えるものは美味しいものもあれば普通のものもありますが、寮の食堂よりはかなりマシです。

もともと日本人以外のアジア系が多く、物珍しく接せられることはありません。クラスでも人によっては喋ることすら拒否する人もいれば、何か質問したら応じてくれる人もいます。授業中の教室の出入りは先生によっては厳しく注意する人も居ましたが、基本的に大教室であれば他にも出入りする人がいるので問題なさそうでした。ただ、出席をクリッカーで取る先生も居て、授業のいつやるか分からないので不意打ちで出席を取られることもあるという感じです。食べ物や飲み物は先生によって食べ物が駄目だったりします。教室自体ですが、キャンパスが広いため授業によっては寮からかなり離れていたりします。設備は複雑ではないですが、遅刻しないために時間管理が大切だと思います。

これはどこも同じだと思いますが、いい先生も居れば良くない先生もいます。私が履修した先生を何人か例に挙げます。カメラの授業の先生は授業中雑談が多く、生徒との距離がかなり近かったです。メールのレスポンスも早く、きびきびした先生でした。ただ、優しい訳ではなく批評会の時も厳しいコメントをしたり作品の点数もかなりシビアにつけていました。マネジメントの先生は授業で分からないことがあったのでオフィスにアポとって行きましたがしっかりサポートしてくれました。社会学の中国人の先生は振る舞いが不思議でたびたび生徒にバカにされていましたし、言ってることが分からないこともあったのでクラス全体が混乱していました。クラスや先生の良し悪しは多少ありますが基本的には無理なお願いでない限り先生たちは応じてくれました。

買い物は、学校から歩いていけるStuyvesant plazaかバスで行くクロスゲーツ、ウォルマートぐらいです。学校の郵便課で取り扱えないものはプラザの方で対応してもらえます。ウォルマートは安くていいですが、大量に買う場合友達に車を出してもらった方が帰りが楽です。クロスゲーツは服とかその他雑貨など買えます。ベストバイもあります。レストランはプラザに寿司屋、ウォルマートと学校目の前にダンキンドーナツ、クロスゲーツにはフードコートがあり、タコベル、ピザ、チャイニーズなどあります。夜中や天気が悪い時はデリバリーなども活用できます。電話注文が基本ですが、オンラインもあります。チャイニーズ、チキンウィングス、ピザももちろんあります。夜遅くまでやっているので助かりました。