ニューヨーク大学

歴史のある学校なので、古い建物・設備もある。そのため、図書館のエレベーターに突然閉じ込められたとか、電気が落ちて数時間戻らないというトラブルもあったが、「勉強・就職するための設備」は大変充実している。たとえば、ニューヨーク大学のメインライブラリーであるElmer Holmes Bobst Libraryは、朝7時からオープン。地下1階と2階は24時間オープンしているため、「勉強する場所がない」という言い訳はできない。自動販売機、レンジ、食事がとれるスペースもある。もちろん、全館でwifiが利用できる。また、リサーチに必要な文献を探すためのオンラインデーターベースが充実しているだけでなく、何をどう探せばわからない場合には、電話で、携帯メールで、あるいはチャットでライブラリアンに質問することができる。このサービスも、ほぼ24時間利用できる。さらに、自分の調べたいことが明確だが、どういう資料をあたったらいいのかわからない場合はsubject librarianにコンタクトすることができる。subject librarianはその分野の専門家で、経験・知識の中から参考文献に関するアドバイスをくれる。

NYUことNew York Universityはいわゆる大学キャンパスというものが存在せず、マンハッタンの南エリアを中心に、校舎が点在しているのが特徴です。NYUのメインエリアはSOHOにほど近く、オシャレなバーやカフェがたくさんあり、日本のビールが飲めるラーメン屋も複数あります。日本食スーパーが学校から徒歩圏内で帰りしなに買い物していけるのも嬉しいです。 少し北上してユニオンスクエア近くの校舎に行く時は、良くユニオンスクエアの青空マーケットを散策します。オーガニックの野菜やはちみつ等も買えるし、ラベンダー屋さんのエッセンシャルオイルは安くて質が良いです。このマーケットの園芸店にて３つで$10で購入したバジル、ミント、ラベンダーの苗木は家で元気に育っています。冬の時期はクリスマスに向けて出店も増えて、にぎやかで楽しい。 さらに北上して、ミッドタウンにも校舎があります。タイムズスクエアやグランドセントラルが位置する42nd street沿いの校舎はブライアントパークの目の前で、ここにも小さなカフェやお土産屋さんが出店しているので、授業前に公園のベンチでコーヒーを飲みながら予習をすることも。冬になると、公園に突如アイススケートリンクが登場し、お土産屋さんも増えるので、散策するだけでも楽しい。ちなみに、この校舎の近くにも日本食マーケットがあり大変便利。納豆はこっちの方が安いです。 授業によってあちこち校舎を移動する面倒はありますが（※学部によってはずっと固定の校舎で授業が行われます）、マンハッタンを南から北まで（といってもミッドタウン止まりですが）歩き回って楽しめるのは、NYUならではの利点かもしれません。