Beijing Language and Culture University

私は中級上位クラスに在籍していました。テキストは華語教学出版社という所のものを使っていたのですが、他クラスでは北京語言大学出版社のものを使用している所もありました。 北京語言大学はHSKの問題の作成にも携わっているので、中国語教育にはかなり定評があります。 テキストでは会話文が多く載っていて、カフェでの会話やトラブルが起きたときの設定で話が進んでいくことも多かったので、勉強していくなかで非常にためになるものがたくさんありました。 先生が2人1組でプレゼンをさせたり、自分の考えを主張していく授業形態を取っていたので、終わりの頃には自分の伝えたいことがスムーズに言えるようになったと実感できました。

私は漢語速成学院という所で、 夏の1カ月短期留学プログラムに参加しました。 クラスはABCDEとありAが易しく、Eに行くほど難しくなります。 また、それぞれA1やA2といったように同じAのなかでも1より2の方が難しいといったような感じでクラス分けがされていました。 初回の授業に出てみて難易度が合わないなと思ったら事務室に行けば変更が可能です。 講師は正直、当たり外れがあるなと感じました。 語言大学の院生が講師を担当しているクラスも多く、皆さん熱意はあるのですが、講師の出身地によっては訛りがきついなと思うこともありました。 その場合は同じレベルの数字が違うクラスに行くことで対応ができるので、問題はないと思います。

北京語言大学は、北京市海淀区にある五道口という場所にあります。 地下鉄は13号線が通っており、バスも通っている交通便利な所です。 また、大学が集まっている場所でもあるので、道の向かいにある地質大学を初め、さまざまな大学が近くにあります。 清華大学も近いですよ！ 買い物は、学校の敷地内に小さい売店もありますが、東門の近く、地下鉄駅の近くにそれぞれスーパーがあります。 地下鉄駅に近いスーパーは、ショッピングセンターのようなビルが建っている地下にあります。 この建物は、私が入学した頃に建ったばかりで、スーパーは最近海外の商品も売るようになりました。 なので、日本の洗剤なども手に入るようになりました。 もちろん、日本から輸入しているため、価格は日本で買うよりだいぶ高いですが…。 どうしてもほしい！という時は、オススメです。 他にもハニーズやUNIQLO、サイゼリヤ、吉野家なども入っています。 日本ではそこまでUNIQLOを着たことはないのですが、海外ではよく行きました。 特に、北京は10月頃から寒くなり、気温がマイナスになるので、ヒートテックをよく買いに行きました。 冬支度は、かかせません。 他にも、たくさんのテナントが入っているので便利です。

基本的に問題ないと思います。「近くの五道口駅付近で韓国人留学生が何者かに襲われた」みたいな噂は耳にしたことがありますが、真偽は不明。カザフスタン人が気性が激しく、クラブで大暴れして出入り禁止になったとか、そういう噂も流れていましたが、基本的に普通に留学生活をしていれば問題ありません。私が留学していた時は、北京五輪があったので、駅などでの持ち物検査は面倒なくらいさせられました。機械に通すものの、誰もしっかり中身をチェックしていなかったので、意味の無い行為だったけれども・・・。ただ、一度だけ真冬の夜中、北京語言大学から北の方にあったマンションに帰っていると、警察官に呼び止められて、パスポートチェックと、カバンの中身をチェックされて、入っていたノートパソコンを「これは盗品じゃないか？」とあらぬ疑いをかけられて、あやうく没収されそうになったことはあります。あの時はとにかく寒かったので、「早く無事に帰りたい」と強く思ったのを覚えています。中国の警察官は日本と違って、かなり不親切で、信用がなりません。警察官には気をつけたほうがいいかもしれません。あと、当然なのですが、やはり夜道が日中に比べてぐっと治安が悪くなるような気がします。特に女性は夜道は一人で歩かないようにしたほうがいいかもしれません。

漢語進修学院の高級班上、高級班下で留学しましたが、語言大のオリジナル教材『成功之路』で学習しました。トピックには中国の野生動物保護といったタイムリーな話題だけではなく、国語の教科書で読んだ魯迅の「故郷」もはいっており、かなり満足度は高かったです。教科書を丸暗記するだけではなく、自分の考えや調べた内容を発表する授業もありました。クラスメートは幸いなことにいろんな国・地域からの学生に恵まれたため、積極的に発言する学生からは自分の弱点である「恥ずかしがらずに意見をいう」というところに気づかせてもらいました。中国人の友達は（私が積極的でなかったため）あまりできませんでしたが、いろんな国・地域の学生と中国語で話せて、「中国語は中国人と話すだけじゃないんだなあ！」と思いました。高級下は実習旅行として安徽省に旅行しました。そのとき、現地のガイドさんと話ができて、自分の中国語力の向上を感じました。最後に、このレビューはだいぶ前の話なので、もしかしたら状況は変わってるかもしれません。