クライスト・フォー・ザ・ネイションズ

医療保険に日本で入らずこちらに来ましたが、妻の持病の診察でこちらの保険制度の複雑さと、聞いていた通りの医療費の高さを経験しました。1回数千円で医師の診断を受けられるということだったので、20分程度の診察を受けて、お金を払って帰りました。その1週間後、10万円を超す請求書が送られて来て、真っ青になりました。とりあえず説明不足と対応した受付の人のミスと言うことが分かり、払わなくても良くなったのですが、アメリカの医療費の馬鹿高さは聞いていた以上でした。 CFNI(クライスト・フォー・ザ・ネイション)では無保険で見てくれる指定ドクターがいて、学生はほぼ無料、その家族は家族割引価格で診察が受けられます。 ただ、精密検査や専門医の受診が必要な場合は無保険では、日本への航空券を払った方が安い場合もあるので注意が必要。 他の日本人の友人は日本でAIU等の留学保険に入っている人もいました。また、日本の健康保険に継続して入っていれば事後に医療費還付が受けられると聞きました。 小学生の２児の親ですが、現地の学校に通う際に必ず予防接種が必要です。ダラスのHEALTHCARE CENTERという所では朝8時から夕方4時まで安価で注射が受けられます。日本で一本数千円の注射を何本も受けて来たのですが、それでもこちらの学校の判断で更に受ける必要がある，と言われ、ここを訪れましたが、1度に必要な注射を娘は３本一気に受けて、１０ドルでした。保険の有無に関わらず対応してくれる有り難い場所です。毎年冬のインフルエンザのショットもここにお世話になっています。

この学校があるサウス・ダラス、特にここOAK CLIFFはダラスでも最も治安の悪い地域と言われています。このことは事前に知っておいて、覚悟しておく必要があります。そういう場所だからこそダラス市はCFNI（クライスト・フォー・ザ・ネイションズ）に積極的に敷地を広げて行くことを奨励したと言われています。 キャンパスの一部（ファミリー寮、一部男子寮、一部女子寮）はゲートで囲われていますが、その近隣はいわゆる低所得者層アパート群が並びます。 夜は決して女性は一人で歩くことはないし、男性でも一人歩きは気をつけなければなりません。キャンパスのセキュリティが２４H勤務してくれているので、夜間に学校の建物から一人で寮まで歩かなければならない時は電話をすればアテンドしてくれます。 ちなみにキャンパスの近くにあるガソリンスタンドのキャッシャーのブースは防弾ガラスで覆われています。そういう地域にいるんだ、ということを認識しておくこと。また地元では当たり前のルールを知っておくこと。例えば、このガソリンスタンドは昼間は立ち寄ってもいいが、夜は遠くてもより安全なスタンドまで行って給油する、等をこちらに来たら周りの人から聞いておくことをお勧めします。

計60カ国から生徒が学びに来ている国際色が強い学校です。特にスペイン語を話す人たち（メキシコを中心に南米系の生徒）が多いです。スバニッシュ・スクール（スペイン語で1年目の課程を受けられるコース）もあるほどです。 生徒数は概算ですが、1000人強。そのうちアメリカ人学生が５−６割、インターナショナル生が３−4割です。ここ1、２年はブラジルからの留学生が増えています。 一時期は韓国人がインターナショナル生の中で一番多かったのですが、いまはアジア人はどの国からも少なく、韓国からの約２０人が最多で、残りの国からは10人未満です。中国・台湾、ベトナム、マレーシア、インド、スリランカ、ミヤンマー等。 日本人の学生は現在５名、その家族もあわせるとキャンパス内に20名弱の日本人が生活しています。ダラス全体では2000人弱（2012年）の日本人が住んでいるそうです。 独身の学生は基本的に男子寮・女子寮で２−６名/一部屋の生活になるため、慣れない英語でのコミュニケーションの壁の他、様々な文化的な壁があるようです。特にヒスパニック系の学生はパーティ好きで、夜遅くまで起きていて、比較的おとなしいアジア人は生活習慣の折り合いをつけていくのに苦労しています。　　　　　　　　　ただ、もちろんよい面もたくさんあり、パーティ等で持ち寄られる国際色ゆたかな料理を堪能出来ること。インターナショナル・デイでの色鮮やかな各国の民族衣装。様々な言語が話されるのを聞くと、とてもユニークな場所で学んでいる実感が湧いてきます。ここからそれぞれの国へ帰る者もいれば、宣教師となって違う国へ派遣されて行く者もいます。そういう意味で、学校の名前、クライスト・フォー・ザ・ネイションズが具体的に表されている場所だと思います。

日本食の食材は韓国系のスーパーマーケット、HマートかKOMARTで揃います。（どちらもキャンパスから車で30-40分かかります。）　 日本から輸入しているものは割高ですが、韓国ブランドの食材や豆腐等は他のアメリカ系スーパーと同等の値段で買えます。ちなみにわたしは家族寮で生活しているので、1、２週間に一度はHマートで買い物し、それ以外は地元のスーパー、Fiesta(メキシカン・スーパー、野菜が割と新鮮)かALDI（低価格の小規模スーパー、牛乳、卵、野菜が安い）ですませています。 日用品はWALMARTやTARGETで揃います。どちらもキャンパスから５−10分です。車を持っていない生徒向けに毎週水曜日の夕方にキャンパスから、WALMARTへの送迎バスが出ています。 飲食店はキャンパスから歩いて行ける場所だと、McDonald, Subway, Golden Chickがあります。車で出かけられれば、大抵のチェーン店が10−15分圏内にあります。 アジア系では、BAMBOO PALACEという中華ビュッフェですしや中華、かにの食べ放題があります。 おしゃれなカフェでお茶をするとなると、ダウンタウンまで出るか（車で10−15分）、アート・ディストリクト（10分）がオススメです、週末には路上にアート関係のフリーマーケットが出店していてにぎやかです。タルトで有名な店、おしゃれな花や等が人気です。