フロリダ州

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イメージとしてフロリダは一年中暖かい！というのは誤解です。 寒い時期もあります。スコールなど突然天気が変わることもあります。 しかし、ニューヨークなどに比べれば、暖かい時期が長いため、洋服も比較的薄めで問題ありません。 ハリケーンなども多いため、停電などに見舞われることもありますが、それも良い経験になると思います。

日本人の割合はさほど高くないので、英語の勉強には最適だとおもいます。また、観光地のため日本食レストランやアジアンマーケットなどもあり、食事は問題ありません。 人種的には、私の滞在時期では中国、韓国人、またラテン系の人種が多いため、仲良くなればそれらの言葉も教えてくれる友達ができるかもしれません。

私は宗教はもっていませんが、キリスト教の考え方が好きでワシントン州にいたときから教会へ時々行っていました。 フロリダで通っていた教会は韓国人の集う教会でした。もちろん、アメリカ人もいますし、様々な人種の方々がいらっしゃいました。そのため、韓国人の牧師さんが韓国語でお話をしてくださるのですが、それを英語に同時通訳してくれて、それをトランシーバーのような機械で聞いて理解するなどの素晴らしいシステムが整っていました。また、お昼にはポットラック（みんなでごはんなどを持ち寄りパーティーをする）があり、様々な方とコミュニケーションをとる場となり、とても楽しい時間を過ごすことができました。 この教会はプロテスタントだったのですが、他にもカトリックなどの教会もたくさんあったようです。私の友人は厳しいカトリックだったので、毎週教会へ通っていたようでした。また、マレーシアやインドネシアから来た友人は断食などのあるまた別の宗教だったり、日本人の友人はソフトな仏教だったりと様々な宗教の方々が周りにいらっしゃいました。無理に勧誘されることもなく、平和だったと思います。

フロリダの自然環境には驚かされることばかりでした。 まず、一番驚いたのは、ワニ（アリゲーター）でバスが止まり大渋滞が起きていたことです。私は仕事へはいつもバスで移動していたのですが、ある日３０分以上バスが止まってしまったことがありました。なぜなのかと聞いてみたら、道路の真ん中でワニが止まっているとのことでした。誰がかはわかりませんが、ワニを駆除してくださり、無事バスは動き出しました。日本にいるとアメリカに野生のワニ道路に横たわるシーンすら想像したことがありませんでした。なので、とても大きなカルチャーショックでした。 次に驚いたのは、野生のアルマジロがいることでした。仕事帰りの夜１１時くらに職場を出て歩いていたら小さな動物が近づいてきました。目の悪い私はそれが猫かと思いなでました。が、猫にしては毛が少なく、しかもプラスチックみたいに硬かったのでよくよく見てみるととても気持ち悪いものでした。 あとで、友人にこのことを話すとアルマジロだという話になりました。アルマジロの名前や絵は見たことがありましたが、実物をみたのは初めてでした。 フロリダではこのような予期しない、日本では想像もできないような野生動物との出会いがありました。

オーランドに住んでいたので、遊ぶところは限りなくありました。 一番有名なのはウォルト・ディズニー・ワールドでないでしょうか。ディズニー・ワールドには４つのテーマパークがあり、２つのウォーター・パークがあります。ここをすべて堪能するには少なくとも４日以上かかると思います。４つのパークというのは日本でいう東京ディズニーランドのようなマジック。キングダムが一番人気です。そのほかに動物や自然をテーマにしたアニマルキングダムや映画をテーマとしたハリウッドスタジオがあります。最後に世界や未来をテーマにしたEPCOTがあります。ここには日本村のようなエリアがあり、そこには日本食レストランや三越があります。 それ以外にもゴルフ場などあるので、遊ぶにはもってこいだと思います。 ハリウッド・スタジオ・オーランドーも有名なスポットです。日本のユニバーサル・スタジオにはない乗り物などがあり、とても楽しめると思います。似たような場所にはなってしまいますが、シックス・フラグㇲという絶叫の乗り物がたくさんある有名な遊園地も車で行ける距離にあります。絶叫だけでなく動物もいるので、誰でも楽しめると思います。 私は行ったことがないのですが、マイアミ・ビーチやキー・ウエストも有名です。このようなビーチでのんびりすごしたり、ワイワイすごすのも良いのではないでしょうか。

私はオーランドにいましたが、買い物にはとても便利なところでした。 日本での西友とのつながりで聞いたことがあるかもしれませんが、ウォルマートというスーパーマーケットがとても安く食料を提供してくれる場所でした。ベビーキャロットは日本でも売っていますが、アメリカでは５００ｇで１～２ドルくらいで、とてもやすかったです。また、なぜかセロリがとても安かった覚えがあります。日本が高すぎるのかもしれませんが、日本に帰ってきてからはなかなか手が伸びません。また、パブリックスというスーパーもお気に入りの一つでした。少し高いものもあるのですが、フライドチキンがとてもおいしかったです。また、ブドウも安かったです。 そのほかに、家から徒歩で行ける距離にプレミアム・アウトレットがありました。そのため、週に３回ほどは掘り出しものがないかと探しにいっていました。その中には、アルマーニ、コーチ、ラルフ・ローレン、カルバン・クラインなど有名なブランドがたくさんありました。特に、アメリカではコーチがお買い得でした。たとえば、お財布やポシェットは基本的に１万円前後で購入できます。コーチのコートも２万円くらいでうりだされていました。このようにブランドものが安く買えたので、掘り出し物を頻繁に探しにいっていました。

私はオーランドのあるテーマパークで働いていました。毎日幸せすぎて今では夢のようです。そこで働いていた同僚たちはもちろんたくさんアメリカ人もいましたが、南米系の方も多かったです。特にプエルトリコが実家のかたが多かったように思います。当時は海外からのインターンシップ制度もあったようで世界中の国籍の方と一緒に働いていました。アメリカがそうなのか、そこのテーマパークだからなのかはわかりませんが、時間にはとても厳しかったです。また、仕事に関してもとても厳しかったと感じています。ただし、怒られるとかピリピリするといったような厳しさではなく、期待値が高いというふうな厳しさでした。研修もしっかりしており、モチベーションが下がることはほとんどありませんでした。１月は何度か雪が降りましたが１２月でもプールで泳げるくらい暖かな気候なので、比較的働きやすかったです。また、私のいた会社に関してですが、人員を募集しているところが常にあり、休みの日でも働こうとおもえばシフトがもらえる制度がありました。この会社ならではなのか、アメリカだからなのかはっきりはしませんが、とてもフレキシブル働けて、本当に充実した時間を過ごすことができました。また機会があれば、アメリカで働きたいと思います。