Cowgirl

こじんまりとした中にも味のあるカントリー風の街です。ゴールドラッシュのときに栄えたらしく、ビクトリアン調の家の並ぶ地区もあります。ラストチャンスガルチというダウンタウンには古き良き開拓時代のアメリカを思い出させる雰囲気たっぷりの場所もあり、クリスマスには家々に飾られらたライトがとても心を温かくしてくれます。 自然もたっぷりで、週末は森や湖で遊んだりできてリラックスしてました。

モンタナ州は熊本県と姉妹都市です。牛の数が人の3倍ですが、広大な土地面積と乾燥した空気のため、住んでてそれは気になりません。日本食はそれほど美味しくないけど、牛肉は絶品です！ カウボーイハットとブーツの人もよく見かけます。 冬はマイナス30度ですが、乾燥した空気でそこまで湿気が少ない分日本のように寒く感じません。でも50メートル歩くとまつげが凍ってきます。 人が優しい雰囲気の中だったので、初めてのアメリカはとてもいい経験になりました。

シカゴで有名なイリノイですが、南に行くと林やとうもろこし畑が広がった平野が続きます。カーボンデールは日本人もやや多く、日本のテレビ番組がレンタルできるとこもあり、ホームシックになったらよくいってました。夏は蒸し暑いし、冬は芯まで凍る寒さです。

映画学科の大学院では教授のお手伝いや授業を大学生に教えたり、大学のインディー映画祭のディレクターをすると5万円くらいのお給料と授業料が無料になる(奨学金がでる)ので大変助かります。ただ、外国人で働きながら勉強となると大変厳しいですが、それなりに楽しい学生生活を送っていました。 カリキュラムは映画の歴史から評価の勉強、それに制作と脚本、アニメーションや編集などいろんな選択がありますが、ここのカリキュラムのいい点は全て経験できるとこです。(学校によっては専門分野だけ集中するところもあります。) ただ、イリノイ州にあるのでコネを作る機会は大変少ないです。その代わりハリウッドで夏にインターンをする機会をやりたい人には設けてありますが、1、2ヶ月程度なので無いよりいいですが短いです。

田舎なだけあって安いです。中古車もアメリカにはたくさん走ってるので安く変えました。格安全国チェーンのスーパーマーケットもあり、ショッピングモールもくわえると、必要なものは何でもやすく揃います。

1、2年生は寮生活と決まっていたので、アメリカ人のルームメイトもいて良かったです。暖房完備も寒いところなので十分で半袖で過ごせます。女子と男子と分かれている寮もあるし、寮の階ごとに行事があったりと楽しい生活でした。 寮の食事も食べ放題でかなり太りましたが、アメリカの食事をたっぷり堪能できますし、知り合いになった生徒と気軽に会えたりして良かったです。

モンタナ州は熊本県と姉妹都市関係を結んでいて、阿蘇にもあるように自然の多い場所です。人が少ないこともあって、犯罪も少なく、治安は大変いい場所です。父が娘を送り出してもあまり大都市に比べて不安にならなかったのも住んでみてわかりました。 バスなども少ないので3000円くらいで車の免許を取っていろいろ旅をしました。高速道路はほぼ無料でガソリン代も日本と比べものにならないくらい安いので良かったです。