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    日本
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    人種、日本人の割合4.0
    元滞在者(滞在期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/29
    ケルンは、ヨーロッパ最大の日本人都市であるデュッセルドルフから電車で20分ほどの近さにあるためか多くの日本人が暮らしている。デュッセルドルフのような日本人街はないが、大きな日本人コミュニティを持つ。その代表が、ヒロシマ・ナガサキ公園(この名前は、平和を願い、原爆が投下された広島市、長崎市から取られている)にある日本文化会館(ヤパーニッシェス・クルトゥーアスインスティチュート)である。この会館は、ドイツにおいて、日本文化の発信や教育に努める機関であり、絵画の展示、映画の上映、日本人の著名人を招いたワークショップ、日本語の学習案内などを行っている。もちろん、日本人の職員が在中しているし、ケルンの多くの日本人が集まる場所であり、もし困ったこと(病院や美容院など、現地人でなければわからないことなど)がある場合に尋ねれば、相談に乗ってくれる人が見つかるかもしれない。私の場合、それほど困った事態にはならなかったので、そうした利用はなかったが、定期的に開催される映画のイベントは度々利用した。しっかししたプログラム(例えば、黒澤特集など)が組まれており、無料で楽しむことができた。留学中はドイツ語しか話さないので、たまには日本語の映画を見たり、日本人と話したくなるもので、いいリフレッシュになる。

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  • nuhcs
    日本
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    医療、子育て4.0
    元滞在者(滞在期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/19
    今回は、ケルン、というかドイツの医療について実体験に基づいて紹介する。留学生は、滞在ビザを取得するさいに健康保険(日本のような国民健康保険ではなく、個人が入るもの)に入ることが義務付けられているので、一般的な疾患や怪我の治療はその保険によって保証される。もともと、疾患がある人の場合は、日本の健康保険や制度が適用される場合があるとも聞いたことがある(これについて詳しくは、個人で確認して欲しい)。しかし、問題は、健康保険が適用されない疾患や怪我である。私の場合、巻き爪になってしまいケルンで手術する必要があった。巻き爪の手術は、緊急性があるものではないと認定されるので、健康保険の対象外である。まずは、クリニックを見つける必要があるが、私は幸運にもドイツ人の友人にかかりつけのクリニックを紹介してもらった。クリニックに来院し、初回はカウンセリング(症状の確認とこれからの予定の調整)で終わった。そのさいに新たな予約(テルミン)を行った。つぎに、手術を受け、薬を処方してもらった。最後に三回目の来院のさいに術後の経過を見てもらい、巻き爪は完治した。という流れである。費用は、保険が適用されずに総額が90ユーロほどで、日本で通院、手術する場合とさほど変わらず、驚いたのをよく覚えている。ドイツの医療費はそもそも安いのである。なので、保険が適用されない場合であっても、それほどの期間や規模でなければ、アメリカのように医療費がぼったくられるということもないと思われる。

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  • nuhcs
    日本
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    気候3.0
    元滞在者(滞在期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/19
    今回は、ケルンの気候や天気について紹介したい。ケルンは、ドイツのもっとも西ににあるノルトライン=ヴェストファーレン州に属すが、緯度的にはドイツのちょうど中間に位置する。しかし、緯度は札幌市よりも高く、基本的に寒い。体感では、日本で言う春の気候は、4月の下旬から6月ごろまでつづき、6月になればいくぶんか暑く感じる。7月から9月の上旬までは、夏の気候に属し、室内は半袖でも暑く、蒸す場合も多い。とはいえ、外はカラッとしており、半袖ですごしやすいと思う(ただし、朝や夜は冷え込むことも多く、パーカーなど羽織るものが必須である)。もちろん、猛暑日もあり、冷房を求めてさまようこともしばしばである(エアコン(クリマアンラーゲ)があるところは少ない。一般的な家屋にはなく、大学や書店、デパートなどに備え付けられている。最近では、飲食店にも設置されている)。9月中旬には秋がきてあっという間におわる。それ以降、ふたたび4月までは完全に冬であり、9月の時点で息は白くなってしまう。冬は長く厳しい、とりわけ真冬はつねにマイナスであり、ダウンなどの防寒着やあたたかいインナーが活躍する。それでも、部屋のなかは、建物の密封性・断熱性、暖房(ハイツング)のおかげで、外の寒さがうそのようにあたたかいので、基本的に薄着で過ごすことになる。

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  • nuhcs
    日本
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    治安、安全4.5
    元滞在者(滞在期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/08
    ドイツは日本と同じく治安がいいが、ケルンは人目が多いこともありとりわけ治安がいいと思われる。わたしが滞在していた一年間において、飲みに行った帰りに夜間に家まで数キロメートル歩いたことが何度もあったが、その際に身の危険を感じたことは一度もなかった。もちろん、白昼路上でひったくりや強盗に遭遇したこともなく、基本的に東京を歩くのと同じ感覚でいられる。最近では、移民や難民によって治安が悪くなったと報道するメディアもある一方で、現地の友人に尋ねたところ目に見えた治安の悪化はないとのことである。しかしながら、東京でもそうであるが、全面的に油断してよいということでは全然ない。例えば、短い夏には外でビールを飲む習慣があるドイツでは乱痴気騒ぎになることも多いし、新年を迎えるお祭りやカーニバルというお祭りでは暴動に近い騒ぎがおきることもある。また、治安がいいと言えるのは街中に限られるのかもしれない。娼婦などが立っている郊外の森の近くは犯罪が起きやすいと聞くし、郊外の駅などは閑散としホームレスなどが寝床としていることもあり不安がないといえば嘘になる。そのため、東京と同じように夜歩きができるからといって、羽目をはずしすぎないことである。

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  • nuhcs
    日本
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    遊び4.5
    元滞在者(滞在期間:2009年4月~2010年3月)2016/01/07
    今回紹介するのは、カーニバルである。カーニバルとは、毎年2月の第2週あるいは第3週の木曜日の「ヴァイバーファストナハト」から始まり、次の週の火曜日までつづく市民が仮装して羽目をはずすお祭りである。もともとはキリスト教の「謝肉祭」であるが、いまでは宗教色を脱色した若者たちが大騒ぎをする場合が多い。もちろん、ケルン市や教会が主催する宗教祭に準じた行事(教会でのお祝いや市中のパレードなど)も執り行われる。しかし、基本は仮装しての大騒ぎである。このお祭りのあいだは、連帯的な雰囲気からなかば強制的にアルコールを摂取しつづけなければならず、つねにカーター(二日酔い)にさいなまれる(とりわけ、日本人はお酒に弱い人が多いので注意が必要である)。このように乱痴気騒ぎが続くが、ブラジルのカーニバルのように死人が多く出ることはまれである(ただし、毎年何人かは泥酔やパレードの屋台に轢かれて亡くなる)。とはいえ、アルコールが入りテンションが通常よりも高くなっており、乱闘や軽犯罪が起こりやすくなることも事実であり、参加する場合にはこれにも注意が必要である。仮装はなんでもよいが、日本に所縁があるもの(サムライや力士、ポケモンなど)に扮すると非常に受けがいい。

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