ニュージーランド

ワーキングホリデーで１年３カ月滞在。 仕事はずっとシーズナルワークをしていました。 季節によって仕事がある場所に移動していたので、そのついでに旅行する感覚でした。 多くのシーズナルワークは１-３カ月くらいの短い期間ですが ご縁があって、延べ半年お世話になった仕事があります。 田舎町で仕事仲間も全員ローカルだったので、公私共にどっぷりとローカルに浸からせてもらって、英語の面でも異文化体験の面でも多くのことを学ばせてもらいました。 原住民のマオリの血をひく人たちと触れ合うことが多く、 キレイ好きだったり、情深かったり、食べ物や言葉が似ていたりと マオリ文化と日本文化の共通点の多さに驚いたと共に、心地よさを感じながら生活しておりました。 ほとんどを北島で過ごしましたが、南島にも観光と仕事で２カ月ほど滞在。 北島は白人に加えてマオリやアイランダー（フィジー、サモア、トンガ、バヌアツなど）も多く、南島は白人が多い印象です。

本当に自然が豊かで、何と言っても星空が最高！ 私は、ウエリントンから車で約2時間ほどの、街に住んでいましたが、晴れている日には、天の川も見えます★ たくさんの緑と羊に囲まれ、空気も澄んでる、本当に綺麗な国です。 夏はカラッとした暑さ、冬はそんなに寒くなく、日本に比べると大変過ごしやすい気候だと思います。

ニュージーランドは治安、英語環境、人の親切さなど総合的に判断すると留学には良い国だと思います。ただ、物価と家賃が高い。ワーキングホリデーの場合、選ばなければ、とりあえず仕事はあります。またEXCHAGEも充実してるから、30歳以上でも長期滞在ができるところがOK。

大きな都市にはホームレスが多いです。店の前とかに堂々といて少し怖いです。話しかけられたことはありますが、危害を加えられたことはありません。 学校内で財布を落としたことがありますが、全然知らない生徒が教えてくれて大事に至りませんでした。

物価は結構高いです。文房具などの必需品は日本でたくさん買っていくのをお勧めします。外食も値段はそこそこしますが、量が結構あります。服は出来るだけ日本から持っていくのをおすすめします。値段の割には素材や作りがイマイチなものが多いので、あまり期待はできません。

ニュージーランド滞在中に感じたのは自然の素晴らしさです。空気が澄んでいるという感じがしましたし、とても綺麗でした。緑が多く、とても落ち着いた環境でした。人口よりも羊の数のほうが多いというのには驚きましたが、牧場のようなところを見るとものすごい数の羊や牛がいるのがわかりました。あと記憶に残っているのは星空です。星がすごく近くに感じましたし、日本では見られない綺麗な星空を眺めることができます。私が滞在したホームステイ先は都会ではなくむしろ田舎という感じで周りに大きなビルなどは建っていませんでしたし、何も障害物なく夜空を楽しむことが出来ました。日本ではあまりのんびりと夜空を見上げることなんてないのですが、ニュージーランドに滞在していたときにはなぜかゆったりと落ち着いて星空を眺めていました。さらに星がよく見える高台までホストファミリーに連れて行ってもらったことがあるのですが、そこでは芝生に仰向けになって星空を眺めることができるとても贅沢な場所でした。私が滞在したホームステイ先にはありませんでしたが、天体観測をするのが趣味で天体望遠鏡が家にあるという家庭もあるそうで、ホストファミリーの友人宅に行ったときにはその天体望遠鏡がありました。日本とは違う夜空を満喫できたと思います。

ニュージーランドでホームステイをしていたときの経験についてですが、ホストファミリーとの関係を良好に保つには、自分の意見をはっきり伝えることだと思いました。そのホストファミリーは、私に『遠慮せずに、なんでも希望があれば伝えて欲しい』と言いました。食べたいもの、行きたい場所などについて私の意見をとても尊重してくれました。全てわがままを許すというわけではなく、嫌なことを無理強いするのはホストファミリーの関係でもふさわしくないと考えているそうです。長年ホームステイを受け入れているそのホストファミリーは経験上、日本人が真面目で自分の意見をはっきり言わないなどの性格が多いということを知っているみたいで、日本人を受け入れるときは、いつもそういう話をするようです。私はお言葉に甘えて、観光地に連れて行って欲しいとお願いしたり、食べたいものなどは伝えるようにしました。素直に本音を話すことで自然とホストファミリーとの関係も築けてきたと感じました。YesかNoかをはっきりと伝えることで、相手も私に気を遣わずに済みますし、何か希望を伝えても無理なものは無理とはっきり断られることもありましたのでホームステイ先ではとても気が楽になりました。

ニュージーランドでホームステイしていたのですが、寝る時間が早かったと思います。4歳の息子さんがいたのですが、その子が寝かしつけられるのがだいたい21:00頃で、ホストファミリーも22:00過ぎには寝てしまいます。家庭によってルールは違うのですが、私の場合は大音量でなければテレビを見ても何してても自由に使えるものは使っていいと言ってくれるホストファミリーでした。そのホストファミリーにお世話になり始めて3,4日くらいは静かにテレビを観たりしていましたが、なんとなく暇になってしまうので私もホストファミリーに合わせて22:00過ぎには寝るようになりました。家庭によって差はありますが、『私たち（ホストファミリー）が寝る時間には消灯するから』というルールがある家庭もあります。ホームステイはそういった家族のルールを守るのもホームステイをするうえで大切なことです。ルールを守らないとホストファミリーとのトラブルに発展するほか、学校にホストファミリーが相談したりすると最悪ホームステイ先の変更を余儀なくされる場合もありますので、ルールやマナーはしっかりと守って、ホストファミリーと仲良く快適に過ごすのが一番です。

ニュージーランドでホームステイをしていた時に私が経験した出来事について投稿します。私が学校に行っている間にそのホストファミリーが飼っている猫が私の部屋に入ってくつろいでいたようで、学校からホームステイ先に帰ってくると、部屋に置いてあった私のスーツケースがキズキズになっていることに気がつきました。おそらくスーツケースの上に猫が乗ってガリガリと引っ掻いたのだと思います。猫がやったことですし、怒るということはしませんでしたが、私が自分の部屋のドアを開けっ放しにして学校に行ってしまったので、それ以降は必ず部屋のドアを閉めてから学校に行くようになりました。ペットを飼っている家庭で特に部屋の中で放し飼いをしている場合は自分の部屋のドアを開けっ放しにしておくとこういうことになってしまうということを学びました。傷はつけられましたが物を壊されたりしたわけではないのでまだ良かったと思います。ペットに限らず、小さな息子や娘がホームステイ先にいる場合には、自分の大切なものは部屋に置いておかないように心掛けたり、自分の部屋のドアをしっかり閉めておくなどして対策を取っておくと自分が嫌な気分になりませんし、ホストファミリーとのトラブルを避けられると思いました。