はじめまして。今年39歳になる女性です。長年、両親への経済援助と介護を理由に、留学の夢を諦めかけていました。今年に入って状況が変わり、留学という目標に挑戦したいと思うようになりました。
特に30代後半以降に留学に挑戦した方々のアドバイスをいただきたいです。
具体的には、
1)タイムマシンに乗って、留学前の自分に会いに行けるとしたら、どんなアドバイスをしますか?
2)留学期間と滞在費用(学費、生活費など)はトータルでどのぐらいかかりましたか?
3)留学してよかったこと、大変だったことは何ですか?
4)留学前と後で、仕事のキャリア、英語に対する意識にどんな変化がありましたか?
5)留学をその後のキャリアにつなげるには、どんな心構え、姿勢が必要でしょうか?(できれば留学前、留学中、留学後のそれぞれについて、お気づきの点があれば教えてください)
恥ずかしいことなのですが、英語で学べる学校に行きたいということ以外、まだ何を学ぶか、どんな教育機関を目指すかすら絞り込めていない状態です。「留学が目的化」しているというご批判があっても、当然だと思います。国の項目は便宜上「アメリカ」としていますが、学びたい内容と学力次第で、ヨーロッパやアジア、カナダなどどこにでも行く覚悟です。
ただ、留学で学んだことを次の仕事につなげたいという思いがあります。現在の仕事はマスコミですが、ジャーナリズムを学ぶことにこだわりはなく、ほかの分野に挑戦してみたい気持ちもあります。
たくさんの質問で恐縮ですが、可能な範囲で、みなさんのアドバイスをいただければありがたいです。どうぞよろしくお願いいたします。
回答一覧
- 滞在者 dinosaur27ご質問ありがとうございます。夢を追いかけられる姿勢に、個人的にとても嬉しく思います。私も26歳と30歳で留学をしたので、少しは参考になる話となることを願っております。
1. 世界情勢にもっと目を配るようアドバイスします。やはり留学を通して様々な国籍の友達ができます。いろいろな会話をするために、やはり幅広い情報収集が必要になってきます。語学留学といっても話す材料がなければ話せませんからね。
2. どちらも一年で、語学学校で300万円・ビジネススクールで600万円かかりました。(もちろん為替レートも関わってきます)
3. 大変だったことも含めてよかったことなのですが、様々な価値観に出会えたこと、学校だけでなく友達からもたくさん学べたことです。やはり留学語の価値観はかなり変わりますよ!
4. 留学を通じて、アフリカでクラスメートと起業することになりました。その中で英語は必須なので、遊びではなく本当にきちんと英語に向き合っていかなければとさらに必死になっているところです笑
5. 英語に関して言えば、だんだん抵抗がなくなり、英語というものに特別感を得なくなってきました。今では英語に対して、日本にいた時ほど特別なスキルだとは考えなくなりましたね。あとは本当に価値観がすっかり変わってしまい、自分の気づかないところで両親などにびっくりされたり戸惑われたりすることがあります笑
ジャーナリズムに関して個人的に興味があります。個人的にSNSも公開しているので、ぜひ直接ご連絡ください!ぜひ全力で応援したいと思います^^
留学応援しています!頑張ってください! - 1)タイムマシンに乗って、留学前の自分に会いに行けるとしたら、どんなアドバイスをしますか?
行く前に文法をしっかりやっていけ
2)留学期間と滞在費用(学費、生活費など)はトータルでどのぐらいかかりましたか?
250万前後
3)留学してよかったこと、大変だったことは何ですか?
良かった事は、英語が出来るようになった事。友達が出来た事。外から見た日本の良さが分かった事。大変だったことは特にこれと言ってありませんが、英語が出来ない間はストレスが有りました。
4)留学前と後で、仕事のキャリア、英語に対する意識にどんな変化がありましたか?
英語が出来るようになって現在は当たり前に話をする事も旅行したり英語での生活が普通にストレスなくできますので、当時どうだったかという記憶が薄れてますが、ただ、あの時留学しなければ、今も英語コンプレックスや、まわりに出来る人がいた場合、いいなと思って羨ましいと思ってたと思います。
また行かなかった場合、今でも行けばよかったと思ってたと思います。
5)留学をその後のキャリアにつなげるには、どんな心構え、姿勢が必要でしょうか?(できれば留学前、留学中、留学後のそれぞれについて、お気づきの点があれば教えてください)
英語は最初の半年はぐんと伸びますがその後に少しずつしか伸びない時期が来ると思います。その時にも飽きずにしっかりと勉強をコツコツする事や、また習った英語をアウトプットしないと、話せるようにならないと思います。留学中は話が出来ない為、ストレスもたまるので日本人とつるんでもいいし、日本語を使ってもいいと思いますが、英語を話す様にしていかないとダメだと思います。
留学後は英語が出来ると言うだけでのキャリアアップは難しいと思うので、留学して英語以外に何か得るものがあってのきゃりアップだと思ってます。金銭面での予算等あると思いますが、語学留学と本科のコースが受講できるようなしっかりしたプログラムや英語以外の興味がある事も一緒に学べるような物がお勧めです。 - 元滞在者 yasuyuki_sakai_b37歳からの留学でした。
1)基本的に悔いはありません。
2)留学期間は大学院修士課程2年間。滞在費用ははっきり記憶していません。2000〜2002年にNY州の留学です。学費は半期で3000ドル台ではなかったかと思いますが、ブッシュ政権以降大幅に値上がりしたはずです。健康保険に半期で700ドル程度払ったと思います。パートナーを連れて2人での生活でしたが、会社を休職で留学し、会社からの貸与奨学金、月額約30万円で生活費含めて収支とんとんだったと思います。
3)留学してよかったことはいくつもあります。暗記主義の日本とは全く違うeducational mindを持った教授陣に刺激され、自分のアタマで考える学びができたこと。アメリカ産業革命時代の歴史、特に鉄道の発達史を遺跡や博物館で探究できたこと。北東部の素晴らしい自然を堪能したこと。よい友人たちに恵まれたこと。大変だったことは、課題の読書の量がとても多く、どうやったら付いていけるか悩みました。テキストをスキャンしてコンピュータに読み上げさせたりもしましたが、結局時間はかかっても自分で音読するのがいちばん頭に入りました。1年目を車無しで過ごしてみましたが、雪の降る中をコインランドリーまで歩くのは本当に大変でした。
4)もともと電気機械技術者でしたが環境問題を文系科目で学びました。仕事のキャリア上はエコカーの開発に関わることになった以外は大した変化はなかったとも言えます。英語に対する意識は、より実用的な作文やプレゼン技術を身に付けたので、アメリカでの学会発表を1度する機会に恵まれました。しかし社員教育の講師を務めた以外では、英語を業務に生かすことは多くはありませんでした。大会社なので英語のプロたちはたくさんいたのです。
5)留学がその後のキャリアにつながるかどうかは、縁と運による部分が大きいと思います。ぼくの場合は電気機械技術者というコア・コンピテンスを変更することにはならなかった。でも人生観は大きく変わったので仕事への取り組み方は変わったのではないかと思います。テクノロジーは究極的には人類を救わないということは、留学でも学んだことでした。仕事の上ではあまり否定的にならずに技術的解決策を提案し続けましたが、同僚たちには批判的イノベーションの視点を提示し続けました。で、結局51歳で早期退職して、現在は実家の農業を継いでいます。