EF ロンドン校

日本人の割合が比較的少なく、ヨーロッパや南米出身のクラスメイトが多かったです。 アクティビティも盛んで、ほぼ毎週末バスツアーなどもあります。 私のクラスはイギリス人の先生でとても教え方が上手な方ですごくよかったです。

語学学校内に食堂（カフェテリア）があります。パニーニやパンやフルーツ、サラダなどの軽食を始め、ちょっとしたお肉料理や豆料理サラダなど、普通に食事を取れるだけのメニューは揃っています。私が滞在していた時に人気だったのは、チョコレートがかかったストロベリーが紙コップいっぱいに詰められているものでした。ランチにはパニーニを食べている人が多かったように思います。ストロベリーの他にもフルーツメニューがたくさんあり、パニーニもベジタリアン用のメニューも含めてバラエティ豊かな味が揃っていたので、毎日食堂を利用する方でも飽きずに食べられると思います。味もそこそこ美味しかったです。学外と比べて値段も少し安め（スーパーに比べると断然高いですが）なので、重宝している人も多かったです。食べられるスペースは1階と2階のエリアに分かれて用意はされていましたが、生徒数が多いので、なかなか座れなかったり、レジに人がたくさん並んでいてなかなか買えないということも多々ありました。学校の近くにとても美味しいパン屋さんや、学校の最寄り駅の中にファストフード店やカフェなどがたくさんあったので、学外の食堂を使う割合も結構多かったです。

EFは一人ひとりの語学レベルによって、クラスが分けられています。留学前にインターネット上でオンラインの英語テストを受け、語学学校で初めて行われるオリエンテーションの後は2〜3分程度の簡単な会話テストがありました。その結果によって、クラス分けがされ、クラス別に教科書も用意されています。リスニングに特化したもの、文法・リーディングに特化したものと、2種類の教科書をもらい、その教科書を中心に授業を進めていました。教材はカラフルで写真や絵などもたくさんあったため、すべて英語で書かれていてもわかりやすいし、英語が苦手な方でも自分のレベルにあった教材を使うため、周りを気にすることなく安心です。文法もそれほど難しいものはなく、クラスメイトとの会話や先生との会話に集中して授業を受けることができました。また、教科書以外にはiPad、パソコンを使ったウェブの授業がありました。iPadを使ってゲーム形式で問題を解いていったり、iPadを使って調べ物をしながら、ディスカッションをしたりライティングをしたりと、様々なツールを使いながら英語を勉強していけるのはとても楽しかったです。クラスメイトと実際に会話をしながら勉強を進めていくクラスもあり、会話の練習になりました。

EFロンドン校のプログラムは、毎日授業時間が固定されているわけではなく、入学時に受けたテストで振り分けられる自分のクラスや、選択科目の開講時間に合わせて時間割が組まれています。そのため、場合によっては午前中だけで授業が終わってしまう場合や、午後に集中している場合、授業と授業の間に長めの空き時間ができてしまうこともしばしばでした。EFにはアクティビティ制度があって、学校がそれぞれの空き時間に、イベントを開催してくれています。（ほとんどすべての時間にアクティビティがあったと記憶しています。）ロンドン校は都心部にあるため、みんなでボートに乗ってクルージングをするアクティビティであったり、近隣の美術館まで遠足に行ったり、水族館に行ったり、校庭でサッカーをしたりと、様々なジャンルのアクティビティが開催されていました。授業の空き時間ですることがなかったり、友達は授業に行ってしまっていて一人で過ごさなければいけない時でも、アクティビティに参加すれば、他のクラスの友人ができたり、誰かと一緒に観光に行くことができたりして、学校についてから帰るまで、とても有意義な時間を過ごせていました。また週末には1泊2日の旅行のアクティビティなどもありました。

EFロンドン校に留学するにあたって、ホームステイプログラムを利用しました。ホームステイ先は留学日の4〜5日前に決まり、結構ギリギリだったので、それまで少し不安はありましたが、住所やEメールアドレス、電話番号や名前などは、現地に着く前にウェブサイトから確認することができました。送り迎えのサービスを利用したため、空港に着いて、EFのボードを持って立っている係りの人に名前を伝えると、ドライバーの方がすぐにホームステイ先まで車で送ってくれるようになっていました。道に迷ったり、着いてから不安な思いをすることなく、とても安心でした。ホームステイは1人部屋で、ジャマイカ人夫婦の家でした。二人とも若い時からロンドンに住んでいたため、ロンドンやイギリスについてはとても詳しく、毎日夕食を一緒に取るたびに、観光地の情報やオススメのお店などを教えてくれました。ホストマザー、ホストファザーともに、外国人の生徒と話すことが好きなようで、ホストファミリーを始めてとても長いと言っていました。私のクラスメイトの中にはホームステイ先の人と全く交流がなく、ご飯も一人で食べているという方もいたので、ホームステイ先の環境は、それぞれの家庭によって違うと思いますが、私は大満足でした。

学校の雰囲気は、ハード面では、市内の中心に位置しているということもあって、都市的で洗練されています。ソフト面においては、賑やかな雰囲気を持っています。 そして、当時はよくわからなかったけれど、その後いろいろな語学学校に留学して比較してみて気づいたのは、この学校は、「大規模校」なんだということです。 建物自体も大きいし、生徒の数も講師の数もスタッフの数も多いです。だから、ということなのかもしれませんが、小さな学校がしばしばそうであるような「アットホームな雰囲気」というよりは、どちらかというと、「一人ひとりが個人でやっていくような雰囲気」でした。生徒同士の距離もそんなに近くないし、生徒と講師の距離も遠いです。 だからといって、それは別に、「冷たい」とか「事務的」ということではありません。先生も、その他のスタッフの人も、何かあれば親身に相談にのってくださいますし、友達だってできます。 ただし、このような学校の雰囲気の中では、誰かが声をかけてくれるのを待っていては埋もれてしまいます。自分から積極的に働きかけていくことが必要です。そうでないと、相互的なコミュニケーションをとるのはなかなか難しいと思います。