ウエスタン・ワイオミング・コミュニティー・カレッジ

綺麗で、ランドリーも寮費に含まれるのでいいです。キッチンも広く、バスルームが各部屋についているのがよかったです。追加で料金を払えば、二人部屋のところを一人で使えるようにもなります。　一番新しい寮にはACもついていますが、基本寒く夏もそこまで暑くならないの快適に過ごせます。

大学からアクセスが出来るワイオミングの有名なスキー場には、パインデールとジャクソンホールがありますが、ユタ州までドライブすれば他にいくつもあります。 特によかったのは、ユタ州のパークシティです。ソルトレイク冬季オリンピックの時に、オリンピック会場となったスキー場です。とても楽しい作りになっており、滑りごたえがあります。ジャクソンホールよりもコースの数は少ないものの、物凄い数で、広大な敷地でした。ソルトレイクシティのそばにあるので、夜はソルトレイクシティのグルメも楽しむことが出来ます。ＳＬＣ空港からも車が有ればアクセスしやすいので、外国から訪れるプレーヤーも多いそうです。 大学からは２時間半ほどのドライブでした。最高のスキー場はあるし、ソルトレイクシティという都会は近いし、この短大からユタ州立大学へ進学する人が多いのもうなずけます。 わたしも同じ理由で、ユタの４年制大学への編入を検討したことが有りました。（現実には、ワイオミングの風の強さに２年間でうんざりしてしまい、もう少し住みやすい環境を求めて遠くへ進学したのですが・・・）しかし、このスキー場へしょっちゅう行けるというメリットを考えると、ソルトレイクシティの生活もうらやましいものだなと思います。

ワイオミングの冬は長く、10月に初雪が降り積もり始め、雪解けは５月頭でした。つまり、雪が積もっている期間は８カ月近くありました。 そんな中、ワイオミングで人気を博している遊びはやはり雪山でのアクティビティです。学生にとって一番手軽なものは、スノーボードでした。 日本ではスノーボードなどさわったことがありませんでしたが、この大学に来てからすっかりとりこになりました。 まず、ボード用品が安いです。日本では軽く５万円以上するような板も、ワイオミングのモールでは２万円ほどでした。 色んなゲレンデへ遊びに行きましたが、一番のお気に入りはなんといってもジャクソンホールです。 大学で、シーズンパスが販売されており、６回券を買うと、一回のリフト代が４千円ほどと、とてもお得でした。買い求める学生は多かったです。 大学から約３時間でジャクソンという町へ到着します。ジャクソン自体はとても小さな町で、アメリカの西部劇に登場しそうな様子です。この町の雰囲気も大好きでした。 ジャクソンホールは、アメリカ国内でも名門のスキー場で知名度が高く、とても人気が有ります。外国からも飛行機に乗ってこの山へ滑りに来る人がいるほどです。 全体的にコースは難しく、まったくの初心者にとっては滑りこなせないような地形です。しかし、ほぼビギナーだった自分自身、この山へ何度も挑戦し、転がりながら上達できました。初めの一年は、急な斜面がとても多いので恐ろしかったです。

車ですぐ、気軽にアクセスが出来るという距離ではありませんが、とてもお気に入りの場所がありました。それはかの有名な「Yellow stone National Park」です。 世界で初めて登録された国立公園で、間欠泉でとても有名になりました。また、敷地がとても広く、ワイオミング州だけでなく、モンタナ州とアイダホ州にもまたがります。 この敷地内では、物凄い数の野生動物が暮らしています。わたしが目撃できたのは、無数のアメリカンバッファロー、鹿、グリズリーベア、、コヨーテ、アナグマ、ヘラジカ、エルクでした。なんとオオカミもいると聞きました。車を進めていると、何台か道に車が停まっており、おや？と思うとグリズリーベアの親子と遭遇しました。他の来場者も車を停めて窓から顔を出して様子をうかがっていました。危険なので車から降りることは禁止されています。とても感動しました。また、見渡す限り美しい山々と湖で、早朝の山中の景色は特に目を見張るものがありました。ちょうど数日前に雨が降っていたのか、滝の水量が多く、ものすごい轟音とともに流れる滝を眺めることができました。２泊３日で遊びに行きましたが、３泊や４泊してもいいと思えるほど広い公園でした。もっと泊まることが出来たなら、トレッキングコースを歩いたり、公園内でキャンプもしてみたかったです。日本からだとなかなか訪れられませんが、いつかもう一度行きたいアメリカの場所の一つです。

ワイオミング州での生活は、日本では経験し得ない素晴らしい自然環境に囲まれたものでした。とても新鮮で、今まで知らない世界を知ることが出来て、とても楽しかったです。 ロックスプリングスという町は標高2,000メートルの位置にあり、山に囲まれています。そして降水量が少ないため、草木がものすごく少なくて、岩肌だらけの荒野が広がっています。見渡す限り山です。 ワイオミング州自体、アメリカでもっとも人口の少ない州で、牛やアンテロープの数の方が人口より多いと聞いたことが有ります。少し車を走らせれば、野生のアンテロープや鹿、牛、馬などたくさん目にすることが出来ます。夜の運転で特に気をつけなければいけないことは、道路に鹿が飛び込んでくることです。シカは、車のライトで興奮して、ライトめがけて飛び込んでくる修正があるので、助手席に乗る人は、道のわきの光る眼が無いかを監視しながら、注意して運転しなければなりません。高速道路では結構なスピードで走行していますから、鹿をはねてしまうと車へ受けるダメージが大きく大変危険です。わたしも後部座席に乗っていて、その車が鹿をはねたことがありましたが、鹿の頭がふっとんで、ボンネットにドスッと乗ってしまうという危険な体験をしました。

アメリカの４年制大学に留学するにあたって、学費と生活費は大きな問題のひとつでした。日本の大学生活とは違って、在学しながらアルバイトをすることは不可能です。学生ビザで渡航しているため、就労ビザと違い、雇用されて賃金を得ることができないのです。そのため、渡航前からまとまったお金を準備しておく必要がありました。そこで、比較的学費の安い大学探しをしていたところ、「４年制大学と比べて圧倒的に学費が安い２年制大学で２年間単位を取得し、３年次から４年制大学へ編入し４年間でかかる学費コストを落とす」というやり方を選択することにしました。たしかに大学自体の学力レベルは短大よりも４年制大学の方が高く、質の高い授業が受けられる可能性が高い事実はあるのですが、そんなことは、自分のがんばりでいくらでもどうにでもなると思い、まずこちらの短大へ進学しました。卒業し、4年大学へ編入した後も、短大での授業の質の低さに嘆くなど、後悔したことは特にありませんでした。また、もともとの授業料と生活費がとても安く設定されている上に、フレッシュマン時の成績がよかったからか、特別に申し込んでいない奨学金（返還義務なし）が頂けたり、また応募していた奨学金も頂けたりして、２年間で支払った費用は寮費込みで70,000ドルほどで済みました。

交通について、大学敷地内から外出しようとすると、車移動が必須です。そのため、日本では運転免許を取得したことがありませんでしたが、ワイオミング州で初めて免許を取りに行きました。 まず、アメリカの（ワイオミング州の）運転免許の仕組みは下記です。仮免許試験を受験⇒仮免許証（カード）の発行⇒路上（公道）にて運転練習が可能（助手席に運転免許証保持者が同乗してることが条件）⇒運転技能試験（車を持ち込まないといけない）アメリカ全土として一般的にそうなのかもしれませんが、自動車試験教習所に通って勉強＆運転の練習をして、という免許の取り方をしている人は聞いたことが有りませんでした。みんな仮免試験を受けて、仮免許証を発行してもらったら路上に出て運転に慣れます。最後に、試験センターへ赴き、自分で持ち込んだ車（友人か、親の）で、決まった試験コースをぐるぐると回ります。ものすごく簡単で拍子抜けするシステムです。アメリカは道がとても広い上に、車の数も少ないため、日本国内での運転のように高い技術が必要とされていないようです。仮免許証の発行も勉強など全くせずに行って一発で合格しました。英語が理解出来れば不合格になることは考えにくいような常識的な問題しか出てきません。

留学生のわたしたちにとって一つの大きなイベントは、インターナショナルナイトでした。 各国の留学生が出し物をして、料理を提供して、この小さなロックスプリングスという町に異文化を紹介するというイベントで、毎年多くのお客さんが訪れていました。 わたしの留学当時にはアフリカ系の留学生が結構多かったので、ダンスの出し物が特に盛り上がっていました。 日本人は、みんな練習を重ねて、日本太鼓をしたり、歌をうたったり、ピアノを演奏したり、趣向を凝らした出し物を展開していました。このイベントでは、いろんな国の食事が一度に食べられるのでとても楽しみにしていました。インド系（スリランカ？）の留学生お手製のカレーが忘れられません。ロックスプリングスにはおいしいエスニック料理屋さんがほとんどありませんので、とてもおいしくいただきました。 ここで留学生がほぼ全員、一度に同じ場所に集まるため、話したことが無かった生徒とも知り合え、親睦を深めることができました。普段お世話になっている留学生オフィスの先生方や、教授方も多く訪れてもらって、日ごろプライベートで話すことのない教授とも会話が出来たりと、とても楽しみにしているイベントのひとつでした。

この大学では、留学生の人数は少ないながら、留学生にむけたイベント、催し、また留学生が開催するイベントなどがありました。 まず、ＥＳＬの授業の一環として、ロックスプリングスのフィールドトリップがありました。馬のいる牧場を見に行ったり、山々に囲まれたきれいな湖を見に行ったり、珍しい地層を見に行ったりしました。普段大学周辺に閉じこもって勉強をしている身としてはとても興味深く、楽しい機会でした。また、夏休みにはいろんなフィールドトリップの機会のオファーがありますが、中でもおもしろそうだったのはイースター島へのフィールドトリップ（催行費２０万円ほど要負担）がありました。大学の授業（単位）の一環には、スノーボードのクラスがありました。３日間、大学から１時間ほど行ったスキー場にスノーボードをしに行く、というものでした。生徒の車を何台か出し合って、乗合いで行きました。講師がもちろん一緒に行くのですが、彼がスノーボードの技を教えるということは特別に無く、参加者の学生も、スノーボードをするのは全くの初めてだという生徒はいなかったため、単にみんなで朝早くからスノーボードをしに遊びに出かけたという記憶しかありません。成績はアテンダンスのみでつけられるので、全部の日程に参加すれば１単位（Ａ）がもらえました。

友人の賃貸のお部屋に遊びに行く機会がありましたが、どこへ行くにも車が必須でした。町には坂（丘）が多く、岩だらけのような道も多いので徒歩ではとても歩きまわれません。 ある友達はアメリカ人ご夫婦のおうちにホームステイという形をとっていました。大学では特にホームステイ先の紹介や斡旋を行っていないので、知り合いのつてや紹介で見つける必要があります。車さえあれば、わたしもホームステイという形を体験してみたかったなあと思います。また、別の友人はカップルで普通の賃貸アパートに住んでいました。２階建ての１ＬＤＫほどの広い間取りではありませんでしたが、日本の１ＬＤＫと比べると大分安く、しかも３００ドル/月ほどの賃料だと言っていました。都心部からは何百キロも離れている上に、住みやすい気候ではないためもあり、住居費はとても経済的だと感じました。それから、一風変わったものとしては、トレーラーハウスでルームシェア生活をしている友人たちもおりました。アメリカでは、トレーラーハウスに水道・ガスを引き生活をすることが珍しくないとは聞いていましたが、初めて訪れた時は一般の住宅と違いがわからず驚きました。友人がトレーラーハウスを所持し、それを友人に賃料を取って貸し出しをしているのか、トレーラーハウスの所有者が不動産物件として借りてくれる住民を募集して住むことになったのか、どちらかだと思いますが、賃料は普通のアパートよりもさらに安いのでとても経済的だと感じました。