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- 元在校生(通学期間:2014年1月~2014年8月)2014/11/05
- アメリカでプログラマになるには色々な方法があるが、おそらく一番順当なのは学校を卒業してF-1ビザのOPTという特例で1年間就労許可を得ることだと思う。OPTは語学学校では取得することはできず、大学や大学院に通うことが必要である。しかし自分は2年あるいは4年を学校の中で過ごす時間的、金銭的余裕がなかったためUCSC Extensionを利用することにした。この学校では9ヶ月の滞在でOPTを取得できる。知りうるかぎり最短の方法である。 この学校の学生は半分くらいが留学生で、もう半分は現地のエンジニアでスキルアップしたい人である。留学生の大多数はインド人の女性で、その大部分は結婚している。夫がシリコンバレーでエンジニアとして働いていてその妻として渡米し仕事に就くためにコンピュータの勉強をしているのである。興味深いことに彼女らは渡米するまで夫に会ったことがないという。所変われば結婚に関する感覚も変わる。 インド人女性は夫がエンジニアでシリコンバレーに来て今からコンピュータを学ぶという段階なので、ストレートに言うと素人である。授業も彼女らが大半の教室で行うため、やはり素人向けになる。例えばJavaのクラスではJavaとは何ですか?あたりから始まるため、日本でエンジニアをしていた、あるいは大学などでコンピュータサイエンスを専攻した人には簡単すぎると思う。つまり学費分の効果は期待できない。お金でOPTを買うと思った方がよいかも知れない。 学校側のサービスはよかった。特に滞りもなく修了し、サーティフィケートを取得できた。入学時にはオリエンテーション、途中にOPT希望者向けのワークショップもあった。ここでも来ている学生の理解度は低いと感じることはあった。例えばF-1ビザは入国の際に必要だが、実際の滞在期限はI-20に基づく。ビザが5年有効であってもI-20が失効したら帰国しなければならないし、逆にビザが切れていてもI-20が有効なら滞在できる。こうした基礎知識も知らない学生がたくさん来ていて、オリエンテーションで質問をしていくのである程度調べてきている人には冗長に感じるかも知れない。 ここに通うことでOPTを無事に申請して就労許可もSSNも取得できた。ただし前述の通りの水準の学校であるので、OPTを150万円で買うと思った方がいいだろう。就職支援はなきに等しく自助努力が必要。
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