学校はローヌ川沿いにあり、最寄り駅は路面電車の「Rue de l'universite」です。フランス語を基礎から学ぶためのクラスもありますが、私は他の語学学校でフランス語の基礎は既に学んでいたので、一番上のクラスに在籍していました。このクラスは後々一般の大学に入りたいと考えている人にはとても良いクラスで、文学、時事問題、フランスの一般社会等についての基礎を学ぶことが出来ます。文学では先生から指示される文学作品を1冊読むことが要求されますし、時事問題では、新聞の記事を読んで自分の意見を言ったりしなければならないので授業についていくのは決して楽ではありませんが、とても面白いです。また、一般の大学に入ると授業中に先生の話しをノートに取っていかなければならないため、速記に必要な言葉の省略形も学びます。もちろん、フランス語強化のための聞き取りや作文の授業もあり、とても充実した授業内容と言えます。先生は各分野の専門なので、一般の語学学校よりは個性が強いですが、その分、興味深い話しを聞くことが出来ます。生徒によって発言の機会が偏らないよう、気遣いも感じられました。公立大学の付属語学学校なので、私立の語学学校と比較して授業料が格段に安いのも魅力です。