口コミ・評判10件
新規投稿- 設備3.0
- 元在校生(通学期間:2010年9月~2011年5月)2014/11/15
- アルベルト・アインシュタイン医学校のキャンパスは、アメリカでCommuter collegeと呼ばれるタイプに属するので、大学の設備を評価するにはその背景を理解する必要がある。Commuter collegeとは、研究室で長時間実験などの研究をしている者以外は、大学の授業時間のみキャンパスに行き、授業が終わればすぐに自宅に戻るスタイルの学生が多いキャンパスのことである。このようなキャンパス・スタイルのため、大学の設備はいわば必要最低限にしてあると考えると良い。 例えば、大学のコンピュータ・ルームは、図書館(D.Samuel Gottesman Library)の横のスタディ・スペースのところに5台ほどあるのみである。そのため、パソコンでどうしても作業をしたい場合、個人のラップトップを持参したほうが確実であろう。キャンパスのWifiは大学関係者であればログインして利用できるし、Wifi環境も快適である。 第二に、食堂関連である。前述のように、キャンパスに長時間学生がいることをあまり想定していないキャンパスの作りなので、夕方以降などにもしキャンパスで食事をとりたい場合、大学の食堂は空いていないので、本学のすぐ横にあるMontefiore Medical Centerという病院施設の食堂に行くと良い。このような大学設備にあまり満足しない場合、Commuter schoolのコンセプトを理解し、多くの学生同様に夕方早々に帰宅するものが多い。
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- 交通2.0
- 元在校生(通学期間:2010年9月~2011年5月)2014/11/15
- マンハッタン地区に住むものにとって、アルベルト・アインシュタイン医学校への通学はあまり便利とは言えない。そのため、出来るだけ短い時間で通学することを希望するものは下記のような工夫をすると良い。 第一に、キャンパスの寮に住んでいない学生の多くがそうするように、マンハッタンのイースト・サイドに住むことはキャンパスへのアクセスを優先するならば良い選択である。キャンパスへの地下鉄でいうところの最寄り駅は180丁目であるが、これには緑ラインが通っているので、緑ライン(特に急行)の止まる駅の付近に住むことにはメリットがある。もちろん、180丁目からはMTAバスに乗らなければならないので、地下鉄をおりてすぐ、という訳にはいかない。 第二の方法として、イースト・サイドから高速バス(MTAカードと別に有料なので注意)を利用することである。一回の乗車につき5.5ドルほど料金がかかると思われるが、マンハッタンのイーストサイドの何点かに停車し、キャンパスの目の前まで行くので、便利である(大型のバスなので、乗り心地も楽である)。 最後に、研究員や教員で無い限り、車で通学するものは皆無に等しいことを記しておく。その理由は、キャンパスには学生用の駐車場がなく、キャンパス周辺の駐車場に毎回5~10ドルほど支払わなければならないためである。(駐車場が満杯なときは、路駐できるところを探すのであるが、できるスペースがほとんどない場合もある。)
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- カリキュラム、教材3.5
- 元在校生(通学期間:2010年9月~2011年5月)2014/11/15
- アルベルト・アインシュタイン医学校のカリキュラムの特徴は、所属する学科や研究室によると思うが、実践的な分野に関しては比較的良いカリキュラムを提供していると思われる。 例えば筆者が2セメスターほど留学していたコミュニティ医学および心理学に関連する分野では、研究と実践の両方を繋ぐ視点が得られるようなカリキュラム編成がとても有益であった。アインシュタイン医学校での学びはもちろんのこと、外部の研究所やコミュニティー・センターの研修やワークショップに参加し、実践者の視点を学ぶことが推奨された。例えば、アインシュタイン医学校の一部のプログラムが提携関係にある、マンハッタンのイースト・サイドの研究所において、集中講義の形式で青少年の精神医学を専門とする研究者から実践者がどのような点に留意して臨床を行っているか聞く機会は有益であった。また、ニューヨーク市ならではの研修であるが、「差別のないヘルス・ケア」を提供することを目指すため、いわゆる性のマイノリティーと呼ばれるLGBTQの人々のコミュニティー・センターを訪問し、現地のソーシャル・ワーカーなどと提携しながら、いかに医療関係者が偏見のない医療の実践を行っているか学ぶ機会があった。
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- スタッフの対応3.5
- 元在校生(通学期間:2010年9月~2011年5月)2014/11/14
- 概してアメリカの大学の事務職員は書類を紛失したりすることが多く、ルーズな印象を持たれがちであるが、アルベルト・アインシュタイン医学校のスタッフはその点で比較的によい対応をしている。 第一に、留学開始の際、ビザ取得関連の書類を学生のもとに送ってもらう必要があるが、本大学の手続きは他大学と比較して迅速であった。しかしながら、アメリカの事務職員はときに職員自らが書類を紛失するケースや期限に遅れるケースがあるので、重要な期限に関しては学生側がその旨を伝えるメールを送ったり、重要な書類のコピーを控えておくなどの工夫が肝要である。 第二に、留学生の場合、年ごとに学生ビザの書類にサインを貰う必要があるのだが、このためのメールでのやり取りも、本大学は比較的スムーズであった。(もっと対応の悪いところであると、メールをしても返答が全くない留学生センターなどもある)。 唯一の難点は、母体であるイェシーバ大学にはいくつかのキャンパスがある関係上、留学生センターに勤務するスタッフが、日によって違うキャンパスにいることである。例えば、自分のビザの書類関連の対応したスタッフが、何曜日にどこにいるかはあらかじめ把握しておいたほうが良いだろう。それに会わせて、自宅から便利なキャンパスの留学生センターを訪問すれば良い。
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- その他レジデンス2.0
- 元在校生(通学期間:2010年9月~2011年5月)2014/11/14
- 留学生としてアルベルト・アインシュタイン医学校の学生寮に住むことが出来れば良いが、出来ない場合、周辺に住むことには注意を要する。理由は以下である。 第一に、ブロンクスの立地上、あまり暮らしの質が良くないことがあげられる。例えば、近所にあるスーパー・マーケットは、マンハッタン地区に比べて質が劣る(新鮮でない野菜や肉などが売られている)。大学の周辺にあるデリ(日本で言うコンビニ)で飲み物やお菓子を買っている分には良いのだが、食事のための食材を揃える観点では、キャンパス周辺はあまり恵まれているとは言いがたい。 第二に、居住環境である。これも、ブロンクスの立地上、月々の家賃は確かに安い(マンハッタン地区の半分以下なこともある)。しかしながら、家賃の変動によりオーナーとのトラブルが生じて引っ越しをするケースや、下記のような建物自体の問題により引っ越しをするものもいる。例えば、住み始めてから、アパートの共用部分のカーペットにダニが多く生息していることに気づいた、ゴキブリがあまりに多いアパートで、オーナーに申し出ても改善がみられない、などである。これらは極端なケースかもしれないが、ニューヨーク市の居住は良い住まいを見つけるのが困難なのが常であるので、値段だけに惹かれてブロンクスに住み始めることには慎重になったほうが良い。
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- 講師3.5
- 元在校生(通学期間:2010年9月~2011年5月)2014/11/14
- アルベルト・アインシュタイン医学校の講師の質はおおむね高い。 当該分野の研究で有力な大学で学位を得たのち、全米の有力な研究大学(ハーバード大学、ジョンズ・ホプキンス大学、カリフォルニア大学サンフランシスコ校など)で博士研究員をしたような研究者が多く在籍し、活発に研究活動をしているものが多い。アルベルト・アインシュタイン医学校の使命の一つに、地域医療の向上のための研究というのもあるので、公衆衛生や心理学分野の研究者とinterdisciplinary research(他分野が共同研究すること)をしている研究者も多いのも特色の一つである。 研究者のネットワークであるが、ラスカー賞を受賞した日本人研究者(のちにノーベル賞を受賞)が、授賞式でニューヨークを訪問した際、本キャンパスを訪問して基調講演を行ったこともある。その際、本キャンパスに在籍している日本人研究者や大学院生が総出で迎えた。この例からわかるように、医学系の日本人研究者のネットワークは、同じニューヨーク市のコロンビア大やロックフェラー大、ニューヨーク大、コーネル大に比べて規模は小さいが、確かに存在している。日本人として研究留学することで得られることも多い。
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- 課外活動2.5
- 元在校生(通学期間:2010年9月~2011年5月)2014/11/14
- アルベルト・アインシュタイン医学校には、ほとんどと言って良いほど課外活動がない。キャンパスの顔ぶれは、いわゆるMedical Schoolと呼ばれる医者になる学生や医学研究科に通う大学院生、そしていくつかの研究センターの研究者(日本人も在籍する)がほとんどなので、学業や研究がキャンパスの中心である。そのため、課外活動やリラックスの場は、下記に限られてくると思われる。 第一に、キャンパスの図書館では定期的に読書会(Reading circle)が開かれ、かつては「博士の愛した数式」などの日本の小説も取り上げられた。そのため、日本語の小説や文学を洋書の読書会で読みたい人には良い機会であろう。 第二に、社交(Socialize)の機会である。Mazor ビル(食堂がある建物)にはカンファレンスなどが開かれるスペースがあり、時に誰でも参加可能な研究カンファレンスや講演も行われる。 第三に、いわゆるアフター・ファイブの過ごし方である。大学そのものには食事やお酒のために良い場所が無いので、大学の裏のレストラン(Morris Park AveとEastChester Roadの交差点より北にあるいくつかのレストラン。Good 2 Goなど)に行くか、地下鉄の緑ラインでマンハッタンのイーストサイドに下っていく者も多い。 上記のように、運動部やサークルなどの活動はまず見られないので、本大学に留学することは研究センターに留学するような生活になるであろう。研究者や大学院生と交流することをよしとする場合、良いキャンパス・ライフとなるであろう。
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- 学校の雰囲気4.0
- 元在校生(通学期間:2010年9月~2011年5月)2014/11/12
- この大学は、ニューヨーク市のブロンクスに位置し、医学部を中心とした大学機関である。そのため、大学に行くまで、マンハッタンの中心部から地下鉄とバスで1時間30分ほどかかる。車で通学することができる場合、その半分くらいの時間でキャンパスに着けるであろう。大学自体の雰囲気は、医学部中心のキャンパスだけあって、研究大学の雰囲気が強い。特に、ユダヤ人の子弟が多く通う背景があるので、ユダヤ系のアメリカ人が中心的になって講師陣や学生を構成している。しかしながら、客員研究員などで外国人(日本人も多い)も多いので、留学するにあたって居心地の悪い面は見られない。留学するにあたって、生活面のことを考えると、下記のような点が顕著かと思われる。第一に、医学部の学生を除き、多くはブロンクスのキャンパスには住まず、マンハッタンからの自宅アパートから通っている。そのため、夕方の5時以降にもなると、学生は大学から帰宅するので、人がいなくなり、閑散とした雰囲気となる。第二に、ブロンクスのキャンパスの周りに学生にとって手軽な廉価なレストラン等は少ないため、大学のカフェテリアで昼食を住ませることが多い。第三に、図書館が医学系統の図書館であるため、医学系以外の教養課程の書籍を探したりする場合、不便も多い。
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