Reviews8件
新規投稿- Overall Comments4.5
- Former student(2006/8~2006/12)Jan 31, 2016
- 留学するにあたって第一の壁は、留学を決断すること。自分に能力があるのか、費用は用意できるか、タイミングは適切か、家族の賛成を得られるか、日本の学校を休むことによる影響はどうか・・・留学を意識した時、上記のことすべてが私を悩ませました。そのとき一番楽な道は、留学をするという選択肢を選ばないことかもしれません。それでも考えに考え抜いた結果、外国で学びたいと強く思うのなら、苦労してでも行くべきだと思います。本気になって決断したこと、めいっぱい努力して掴んだチャンスであれば、渡航後は気概と意地でなんとかなります。費用については初めから諦める理由にせずに奨学金制度等も調べてみてください。 いざ留学すると決めた後は、どこの都市、学校に行くかで悩むでしょう。私がバスク大学に決めたのは、英語以外の外国語に挑戦してみたかったこと、周りとは違う留学をしてみたかったこと、取得した単位を日本で通っていた大学の単位に互換できたこと等が理由でした。バスクは未知の世界でしたが、それが特別なことに思え魅惑的でした。 しかし実際に留学してみると、日本人がいない環境に想像を絶する恐怖と疎外感を感じ、なぜ日本人がたくさんいる大都市の学校を選ばなかったのかと何度思ったか分かりません。今すぐ帰国しようと思ったこともありましたが、それでも意地にしがみついて自分に対峙しているうちに、様々なことに気づきました。特に、「待ちの姿勢」は留学には禁物です。誰かの助けを待つのではなく、通じなくても、馬鹿にされても、輪に入れなくても、もう恥ずかしいとか傷つくのが怖いとか思っている暇はありません。全力の全力で飛び込んで行ってください。きっと意外な自分の強さに気付くはずです。それに気付いてからは、もっともっと強くなれます。 次第に交友関係も行動範囲も広がり、勉学にも身が入るようになって、異文化に溶け込んだ充実した留学生活を送ることができました。信頼できる先生、いまだに連絡を取り合う友人達に出会えたことは財産です。 この留学に挑戦しやりとげた自信と誇りは今でも確かに私の中に生き続けています。留学は、人格や生き方をも変えるほどの強烈な力を持って、人を驚くほど成長させます。異文化にどっぷり浸かって新しい自分に出会ってみたいなら、ぜひバスクに飛び込んでみてください。緑と海を抱く美しい街が、厳しくそして優しく迎えてくれるはずです。
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- Management2.5
- Former student(2006/8~2006/12)Jan 26, 2016
- 私が留学していた2006年時点での話になってしまいますが、留学生向けのクラスが開講されていた校舎ははっきり言ってキレイとは言えませんでした。 まずトイレがひどいです。便座がないトイレがあったり落書きがあったりとにかく日本ではなかなかお目にかかれないレベルで、他国出身の留学生たちも驚いていました。 また、校内の植木をよく見ると土に無数のたばこの吸い殻がさされてあったりします。いつ見てもそうなので、清掃スタッフの方は気づいていないのかなぁとちょっと不思議でした。エレベーター等も古いですし殺風景で時計も止まったままだったりします。校舎によっては新しそうな棟もありましたが、留学生が主に使う校舎はそのような感じでした。 しかし、ひどいトイレやたばこの吸い殻の問題は大学に限らず、スペインの街中でもよくある光景なので、特別この大学がひどかったというわけではないのかもしれません。不思議なことに慣れてしまえばなんのことはなく、留学終盤には古びた校舎に愛着すらわいてきました。 期待できないようなことばかり書いてしまいましたが、キャンパス内にあるバス停のすぐそばにある芝生はキレイで、バスを待っている間にその芝生で休憩するのは気持ちよかったです。
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- Other Residence4.0
- Former student(2006/8~2006/12)Jan 26, 2016
- 私は、留学先の大学の留学生センターに手配していただいたアパートに住みました。 途中引越しをしたのですが、初めは同じ大学に留学してきているアメリカ人女性一人とルームシェアしました。次のアパートでは同じく留学生のアメリカ人女性二人とルームシェアしました。留学生センターに住居を手配してもらうにあたり、ルームメイトの性別の希望などリクエストを事前に送ることができます。ルームメイトについて、私は迷うことなく同性である女性を希望しましたが、周りの留学生を見てみると、男女二人きりでルームシェアしているようなケースもあり、日本人の感覚との違いを感じました。 アパートの間取りは、共用スペースとしてキッチン、リビング、バストイレがあり、それぞれに個室が一部屋ずつありました。基本的な家具家電はすべて備え付けられており、自分で新しく買うようなものはありませんでした。ベッドリネンや食器など細々したものまで揃っています。 自分の個室には、クローゼット、ベッド、デスクチェアがあり、スペース的にも十分でした。バストイレはユニットタイプで、二番目に住んだアパートにはバスタブがありませんでした。 ルームシェアということで、トイレットペーパー等、共同で使うものは順番に買うなどのルールを決めていました。(ルームメイトによってはこのあたりルーズなので困ることも・・・)ちなみに日曜日はスーパー含めてほとんどのお店が営業していないので、トイレットペーパーや洗剤などは余裕をもってストックを買い足しておかないと面倒なことになります。 家賃は、毎月銀行で振り込んだり手渡ししたりして、直接大家さんに払っていました。
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- Staff4.0
- Former student(2006/8~2006/12)Jan 26, 2016
- 大学内に留学生センターのような事務所があったのですが、フレンドリーで頼りがいのあるスタッフの方ばかりで総合的に満足しています。留学生の名前を覚えてくれ、事務所を訪ねるといつも笑顔で迎えてくれました。みなさん英語が堪能な方ばかりです。 スペイン到着後の受け入れ、オリエンテーションの実施、住居の手配、留学生を対象とした遠足などのイベント運営はもちろんのこと、ビザに関することや日常生活の困りごとなどなんでも相談にのってくださいました。 特に私の場合は、初めに手配していただいたアパートでルームメイトとうまくいかずに他のアパートに引っ越したいと相談したこともあったのですが、うまく調整していただき引っ越しが実現しました。(かなり何度も粘り強く訴えてからですが・・・) また、水が合わなかったからなのか留学中に腎結石を患うというハプニングに見舞われた際にも自宅までスタッフの方が自宅まで迎えに来て病院へ付き添ってくださいました。病院での手続きや、薬局でのスペイン語から英語への通訳などとても助かりました。数日学校を休み、再登校したときにはまっさきに留学生センターのスタッフにお礼を言いに行きました。元気になってよかったと、ビッグスマイルで強くハグしてくれたときの優しさを今でも覚えています。
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- Shopping, Restaurant5.0
- Former student(2006/8~2006/12)Jan 26, 2016
- 学校の周りには徒歩で行けるようなお店はほとんどないのですが、バスでビルバオ市街地まで出れば何でもそろいます。(バスやメトロが発達しているので、ビルバオでの移動は結構ラクです。) ビルバオ中心部にはエル・コルテ・イングレスという大型デパートもありますし、ボーリングや映画館が隣接したショッピングモールなどもあります。意外と日本人が好みそうなデザインの洋服や靴屋さんもあり、品切れ中だったジャケットをつたないスペイン語で取り寄せてもらってまで買ったこともありました。 旧市街に行けばレトロな外観の市場があり、新鮮な肉や魚を購入することもできます。スーパーはエロスキというチェーン店が点在していて、自社ブランドの製品含めて豊富な品揃えです。野菜など量り売りのものも多く助かります。 ヨーロッパらしくパン屋さんもたくさんあり、たいていはクッキーやちょっとした甘いお菓子類も一緒に売っています。学校帰りにいつもできたてアツアツのバケットを買って、家に帰るまで待ちきれずに歩きながら食べていたのはいい思い出です。 レストランも多く、たいていのお店はランチタイム用にmenu del diaというランチ定食??のような特別メニューを用意しています。お手軽にバランスよくおすすめ料理が食べられるので、初心者にはありがたいメニューでした。ビルバオ市内に日本料理店も何件かありましたが、中国人の方がやっているようでした。最近は、日本に滞在経験のあるバスク人が日本料理店を始め、人気のようです。 そしてなんといってもスペインといえばバル!!日本のコンビニ並みにバルが点在していて、朝ご飯から夜の一杯まで飲食を楽しめます。特にバスクは美食の街。ビスケー湾に囲まれているので新鮮な海の幸を使ったタパスやピンチョスは絶品です。タパスやピンチョスのバリエーションは無限なので、毎回どんな品に出会えるのか楽しみ。バルのはしごもお勧めです。ワインは水より安いです。
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- International, Japanese Ratio3.5
- Former student(2006/8~2006/12)Jan 26, 2016
- バスク大学はアメリカに本部がある留学プログラムに加盟していたので、アメリカ人留学生がとてもたくさんいました。私と同じタイミングで入学したアメリカ人だけでもざっと数十人はいました。それ以外には、スウェーデン人数名とオーストラリア人1名がいました。私が認識していないだけで他にも留学生はいたのかもしれませんが、少なくとも日本人は間違いなく私一人でした。日本人どころかアジア人を見かけるということがなく、学生が集うコンピュータールームなどに行くと、私が歩くだけで多くのスペイン人学生が振り返り私のことを珍しげに見てくるという状況でした。 日本人と群れることがなかったので学習面ではとても集中することができましたが、正直に言うと初めの頃は精神的にかなりまいってしまいました。留学生向けの授業を取っていたのですが、周りはアメリカ人ばかりで輪の中に入っていくのに苦労しましたし、同じ言葉や文化、外国での驚きやショック等を共有できないことの怖さ、ストレスはとてつもなかったです。 とても過酷な環境でしたが、あれだけ本気で自分自身と向き合う時間を持てたこと、強く自立できたことは大きな財産です。 ちなみに、後半はすっかり留学生生活にも慣れて、学校もプライベートも楽しめるようになりました。週末、スペイン人の友人宅で手料理のスペイン料理をごちそうになったことや、留学生仲間と旅行に行ったりパーティーをしたこと、たくさんの思い出ができました。大学の身近なところに日本人やアジア人がいたとしたら恐らくそこで群れてしまっていたと思うので、日本人学生がいない環境は異文化を満喫でき自分を鍛えることのできる貴重なチャンスと前向きにとらえられるといいと思います。
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- Security, Safety3.5
- Former student(2006/8~2006/12)Jan 25, 2016
- バスク地方は独自の言葉や文化、そして複雑な歴史的背景を持っています。その点について事前によく勉強してから渡航されることをお勧めします。 バスクの多くの人は、スペイン人ではなくバスク人であるという意識が強く、スペインから独立しようとする動きの中で過激なグループがいることも知られています。大学の入学オリエンテーションでもきちんとその点についての話があり、たとえば、スペインの国旗を思わせる黄色と赤の組み合わせの服を着て歩くことは控えた方がいいということや、デモなどに遭遇した場合は速やかにその場を離れることなど具体的な説明がありました。複雑な歴史を背景とした独立問題は非常にセンシティブな事柄ですので、現地の人と話をする際には、軽々しく不用意な質問や意見をすることは控えた方が賢明かと思います。 もちろん細心の注意を払って生活すべきですが、スリなどの危険はバルセロナやマドリッドといった大都市よりは少ないかと思います。キャンパスがあるビルバオ都市圏は、鉄鋼業で栄えていたらしく経済的にはスペインの中でも豊かで美しい街です。 ただ、アジア人が珍しいということもあるのでしょうが、後ろを歩く若者にアジア人を侮蔑するような言葉を繰り返し浴びせられたこともありましたし、差別を意識することは正直何度もありました。 しかしそれ以上にフレンドリーで優しい人にたくさん出会いましたし、総じて日本と変わらない落ち着いた生活をしていたように思います。
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- Curriculum4.0
- Former student(2006/8~2006/12)Jan 25, 2016
- 初めに履修するクラスは、渡航前にE-mailのやり取りを通して日本から申請しました。 短期留学生向けには、大きく分けてスペイン語、スペイン文化(ダンスや料理など)、ビジネスのクラスがあり、私はスペイン語初心者だったためスペイン語初級集中コースのみを申請しました。集中コースというだけあって授業の進度は早く、イメージとしては、日本の大学で第二外国語としてスペイン語を履修していたとして、その2年間分の内容を約4か月で完了させるようなスピードです。 テキストは、CD付の総合的なワークブック+文法練習テキストの組み合わせでした。テキストに加えて、先生がよくプリントを用意してくれていました。初級クラスだったので、アルファベットや数字など本当に初歩的なところからスタートし、先生も主に英語で授業を行っていましたが、次第にスペイン語の比重が高くなっていきます。 授業中はグループワークやスピーチなどのアクティビティが多く、文法の定着のためのペーパーワークは宿題でこなしていく形でした。宿題は、プリント10枚であったり文法書10ページであったり、エッセイの作文であったりと量は多かったです。これらをこなさないことには授業についていけないので、私も周りのクラスメートも通学中のバスの中でさえ必死に宿題をしていました。 試験については、中間試験と期末試験にあたるものが月にそれぞれ二回ありました。試験問題は毎回6ページほどにわたり、一問一答形式の他に200語以上のエッセイなどが毎回あったので試験時間が2時間以上になることもありました。成績は、点数に応じてA~Fのランク付けをされます。 このようにみっちり実践的なスペイン語をたたきこまれますので、短期間で語学は飛躍的に向上します。先生はとても意欲的で、放課後に質問をすると非常に熱心に快く対応してくださいます。 また、希望者はバスク語のクラスを履修することもできるのはこの大学ならではと言えるのではないでしょうか。
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