口コミ24件

  • アルベルト・アインシュタイン医学校への投稿
    ab_0512
    日本
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    学校の雰囲気4.0
    元在校生(通学期間:2010年9月~2011年5月)2014/11/12
    この大学は、ニューヨーク市のブロンクスに位置し、医学部を中心とした大学機関である。そのため、大学に行くまで、マンハッタンの中心部から地下鉄とバスで1時間30分ほどかかる。車で通学することができる場合、その半分くらいの時間でキャンパスに着けるであろう。大学自体の雰囲気は、医学部中心のキャンパスだけあって、研究大学の雰囲気が強い。特に、ユダヤ人の子弟が多く通う背景があるので、ユダヤ系のアメリカ人が中心的になって講師陣や学生を構成している。しかしながら、客員研究員などで外国人(日本人も多い)も多いので、留学するにあたって居心地の悪い面は見られない。留学するにあたって、生活面のことを考えると、下記のような点が顕著かと思われる。第一に、医学部の学生を除き、多くはブロンクスのキャンパスには住まず、マンハッタンからの自宅アパートから通っている。そのため、夕方の5時以降にもなると、学生は大学から帰宅するので、人がいなくなり、閑散とした雰囲気となる。第二に、ブロンクスのキャンパスの周りに学生にとって手軽な廉価なレストラン等は少ないため、大学のカフェテリアで昼食を住ませることが多い。第三に、図書館が医学系統の図書館であるため、医学系以外の教養課程の書籍を探したりする場合、不便も多い。

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  • ab_0512
    日本
    2人が「参考になった」と評価
    国際色、日本人比率4.0
    元在校生(通学期間:2010年9月~2012年5月)2014/11/12
    フォーダム大学の国際色は高い。とくに大学院のビジネス・スクールには、中国からの留学生をはじめとした外国人学生の割合が高い。大学側も、このような多様なバック・グラウンドを持つ学生に対応できるよう、留学生アソシエーションなどが作られている。入試制度の面でも、TOEFLなどのテストを要求されるが、それ以外は留学生ゆえに不利になることはないと思われる。 第二に、日本人比率であるが、他校に比べてフォーダム大学の日本人比率は低い。例えば、一つの学部(たとえばビジネス・スクール)に一人の日本人がいるかいないか、の割合であると思われる。しかしながら、このような環境は、英語力を高め、日本人以外の人々のお国柄をよく知るためには、かえって留学する日本人にとって良い環境であると思われる。例えば、同じ留学生の間で、ヨーロッパやアジアからの留学生とともに、留学生ならではの大変さや楽しさを共有することで、仲間意識が生まれる。逆にいうと、留学先の大学で日本人のネットワークを構築したい人にとっては、このように日本人比率が低い大学は不向きであると思われる。そのような方には、同じニューヨーク市でもコロンビア大学やニューヨーク市立大学、ニューヨーク大学など、多くの日本人を有する大学に行かれるほうが有益かと思われる。

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  • ab_0512
    日本
    1人が「参考になった」と評価
    カリキュラム、教材4.5
    元在校生(通学期間:2010年9月~2012年5月)2014/11/12
    第一に、フォーダム大学のカリキュラムは、多くのアメリカの大学のカリキュラムと同様に、非常に系統だったものであった。例えば、筆者の留学した教育系大学院では、様々な研究の基礎となる発達心理学や、心理学理論の入門、カリキュラム計画やデザイン、教育研究法などの基礎的な科目が一年次にあり、二年目からは応用的、より実践的な科目が中心となる。特筆すべきは、二年目に、例えば英語教授法が先攻の学生は、インターンを行うことがある点である。学生自らが、大学の斡旋も受けながら、ニューヨークの小学校や中学校の英語教師の見習い教師(その意味でインターンである)を行う。例えば、中国系の子弟が通う中華系の小学校で、英語の教師を1年間するのである。実際の英語を教えるインターンを通して、学生自らがどのようなこともさらに深く理解すべきかに気付き、大学院での学びが深まっていく。 第二に、教材に関しては、質の良いものが多かった。アメリカの大学は、どのような科目であっても、誰しもに読まれるHandbookと呼ばれる手引書に該当するテキストが多い。フォーダム大学は、そのような標準的な手引書を上手くカリキュラムに織りまぜながら、学生の知識に漏れがないように構成されていた。

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  • ab_0512
    日本
    1人が「参考になった」と評価
    講師4.0
    元在校生(通学期間:2010年9月~2012年5月)2014/11/12
    教育大学院の講師陣は、教育現場の実践と理論との両方を意識して研究をしている人たちが多かった。たとえば、アメリカの人種的多様性に対応するクラスルーム運営に関する研究である。もちろん、アメリカのニューヨーク市の教育現場のことであるので、アフリカ系アメリカ人・白人・ヒスパニック系・アジア人などの人種問題や、それに付随する差別、偏見の事柄が多かった。しかし、偏見をどのようになるべく減らすかの教育実践は、日本人が学ぶうえでも多く参考になった。 また、講師陣自身が外国人であるケースも、フォーダム大学の強みの一つであった。例えば、台湾生まれで、アメリカで学位を得た心理学者が、文化的にアメリカにどのように適応し、人種的マイノリティーとしてどのように研究者になっていったか、のライフストーリーは、多くの文化が交差するニューヨークならではの観点であった。このような講師陣からは、留学中の日本人が学び取ることも多大にあった。例えば、このような心理学者は、自らの大事にしている価値観が明確であった。このような価値の明確化は、単純に外国語を学ぶために異国の地に赴くだけでなく、留学で一体何をしたいのか、を留学の前に明確化することとも繋がる。

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