パーマストン・ノース留学

私は名古屋外国語大学の語学研修で1か月ニュージーランドに滞在しました。そのうちの2週間を北島の学生都市として有名なパーマストンノースで過ごしました。期間中はマッセイ大学という大きな大学で研修プログラムを受けました。 季節は夏で、日本のように湿気などは少ないので、日差しは強いですが日陰などに入れば涼しくとても過ごしやすかったのを覚えています。 ホームステイをしていたのですが、ホストの方々はフィジー出身の夫婦でとてもにこやかで明るく、私を本当の家族のように接してくれました。別れの時には自然と涙が溢れ抱き合った事は本当に心に残る思い出です。 パーマストンノースの町もとても綺麗に保たれており、交通もバスを使えば不便を感じません。人々は穏やかで明るく、とても過ごしやすいところです。

ホームステイをしていました。家にはホストのお父さん、お母さん、そして高校生〜社会人の４兄弟に加えて、私の他に留学生が4人滞在しているという、寮生活のような、大家族でした。毎日賑やかで楽しく過ごしていました。文化の違いで戸惑った出来事は、みんな少しずつ時間にルーズな事や、約束事を平気ですっぽかしてしまう事などがありましたが、その点を妥協出来てしまえば、あとはお互いを尊重してしていて、居心地よく過ごす事が出来ました。学生だと、かなりパーティが多いです。パーティ以外にやることがないと言っても過言ではないくらい、他に遊べる施設がないので、毎週友達の誰かの家でパーティーが開催されていました。みんな派手に飲むので、救急車を呼んだことは何度かありました。そのパーティーで友達との仲を深めたり、新しい出会いも出来るので、留学生として勉強も大切ですが、パーティーに参加することも非常に貴重な経験でした。他の日本からの留学生で、ちょっとした食事に誘われただけでも「勉強したいから」とことごとく断っていた子は「つまらない子」と言われて、孤立してしまっていました。何事も両立が大切なのだと実感しました。学生の間に同じくらいの年代の子がいる家庭でホームステイが出来て、非常に有意義な時間を過ごすことが出来たと思いました。相手を尊重することさえ忘れなければ、なんでも乗り越えられるはずです。

田舎な街に囲まれた、田舎から来る人にとっては少し都会と言える場所です。街の中心部はかなり狭いですが、その中にたくさんの種類豊富さまざまなグッズを取り揃えられるお店が並んでいます。近辺で学生がショッピングを出来る唯一の場所と言っても過言ではなかったので、集合場所といえばプラザ、洋服を買う場所といえばプラザというような感じでした。人で溢れかえっているわけでもなく、それぞれが各々の時間をゆったりと過ごしていました。近辺に住んでいれば問題ないですが、少し離れたところに住んでいてかつ学生の場合、非常に困る点が２つあります。一つ目は交通手段のなさです。バスも1日に数本しか出ていない上に、時間も定刻でない（遅い時も早く出発してしまう時もあります）し、バス停もかなり分かりにくいところにあります。最終バスに乗り損ねてしまう事が何度かあり、わざわざ車を持っている人に迎えに来てもらっていました。二つ目は店が早く閉まってしまうという点です。夕方になったらほとんどの店が閉まってしまいます。こんなにみんな働きたくないのか！とびっくりしてしまうくらいです。夜に遊ぶ手段が友達の家でのパーティーくらいしか私の周りではありませんでした。というのも、夜に空いているお店は年齢制限があって入れなかったので、夜は何もできないという事が何度かあり非常に不便でした。