ロサンゼルス

絶対にお勧めしたいお店があります。Scoops(スクープス)というアイス屋さんです。 　「ピスタチオ」というフレーバーを海外で見つけてびっくりした経験を持っている人も多いかと思います。（そしてそれがまた美味しい・・・） 　海外のアイスは、そういう斬新なフレーバーが多いですが、その中でも絶対オススメなアイス屋さんがLAにあります。今までに絶対食べたことがない程、個性的で美味しいアイスクリームが食べられます。 　「ジンジャーグリーンティー」「チョコレートチーズケーキ」「ブラックベリーバルサミコパイナップル」「ソルティーオレオ」「ソルティーチョコレート」「ヘーゼルナッツティー」「ストリベリーゴートチーズ」 え…と思うような組み合わせが、絶妙で舌も心も躍ります。行くたびに新しいフレーバーが増えていて（しかも目から鱗の組み合わせ・・・） 　試食をスプーン(scoop)でさせてくれるので、気に入った味を注文することも出来ます。 場所: 712 N Heliotrope Dr Los Angeles, CA 90029 車で行かないとなかなか行きにくい場所ですが（LAはどこもそうですが・・・）、必見の価値あり！絶対オススメのアイスクリーム屋さんです！！

アメリカの中でもロサンゼルスは多種多様な人種がいて、寛大な土地柄だと思います。日本人であることで得をすることはあっても、差別されて不愉快な思いをすることはないと思って良いと思います。 　外国に行くと、同じアジア系の人を見ると妙に親近感を抱くものです・・・。ロサンゼルスはアジア系も多く、日本人街や中国人街(共にダウンタウン近く)はもちろん、韓国人街(ダウンタウン西部)、タイ人街(ハリウッドの近く)など色々な地区があります。それぞれの地区で、土地の料理を食べるのも楽しいです。それぞれが独自のコミュニティーを保ちつつ、ひっくるめてアメリカ人といった感じです。同人種で群れるのは全人種共通なようで、同じ人種で固まっている姿も見られますが、同時に街を歩くカップルを見ても、様々な人種の組み合わせも多く、それを特別視する雰囲気もありません。 　しいて言うなら、日本人女性は、恋愛事情で特別視されることもあり、日本人であるというだけで、過度に好意的に接されて戸惑うこともあります。軽いと思われている節もあり、特に白人男性にはグイグイと来られることもあるので、あなただから声をかけられているか、日本人女性だから声をかけられているのかしっかりと見極め、上手に断ることが必要です。

アメリカは完全な車社会です。高速道路（highway）は街を縦横無尽に整備されていますが、その渋滞はよく話題に上ります。ロスに住むと、405(フォー・オー・ファイブ)という高速道路の名前を必ず耳にすることになります。車の免許は１万円以下で取れるはずなので、手に入れるのは簡単です。ちなみに日本で免許のなかった私は、留学中にアメリカで免許を取って、日本の高額な教習所代を浮かせようと思い、免許取得に挑戦しました。仮免は筆記のみで発行され（！）あとは友達の車を借りるなどして実地です。つまり無免許で一般道です。私は現地の日本人のドライバーさんに講習をお願いしました（1時間7000円くらいだったと記憶しています。）しかし教習用の車ではなく普通の車の運転席に日本では無免許の私が乗り、一般道路を使って講習という形だったため、運転をするのがあまりに怖すぎて1回で断念しました・・・。日本で免許を持っている友人は、ちゃっちゃと免許を取って中古車を買い乗り回していましたが・・・。結局移動は、バスと自転車を利用しました。出かける時は、たいてい友達の誰かは車を持っていますし、通学や近場はバスあ自転車で全く不便はしません。バスはBig Blue Busといってロサンゼルス市が運営しているものがあり、当時は学生は30円程でのることが出来ました。料金を入れる機械が一度壊れていて、ドライバーは「壊れてるから払わなくていいよ、ハハハ」と言ってたことがありました。結構適当です。

ロサンゼルスと一概にいっても広いので、治安のすべてを語ることはできません。銃が問題になるサウスセントラルのような地区もあれば、セレブが住むビバリーヒルズのような地区が一緒にあるのがLAです。ロサンゼルスのダウンタウンと言えば、さぞかし華やかな場所だという感じがしますが、夜は安心して歩くことが出来ない場所です。・・・というか夜はどこでも安全とは言い切れません。ロサンゼルスは、どこでも夜に女性一人で歩くことが出来ない街といって良いと思います。ダウンタウンは、ビジネス街で、高いビルがそびえる地区ですが、そこから数ブロック先にはスキッド・ロウという地区があります。ここは昼間でも、女性一人、もしくは男性でも単独では行動するのが危険を伴う場所です。日雇い労働の移民の人や、アパートに住めない人が数千人という単位で集まっている場所です。そこで食事を配るボランティアをしていたので、そこに暮らす人達が、犯罪者であったり、ただの怠慢な人や精神を煩っている人であるわけではないと知っています。しかし、ドラッグの売買や犯罪が多い地区であることも確かです。ダウンタウンに行く際には、数ブロック先に行っただけで雰囲気ががらっと変わる場所があります。それを察したら、引き返すことが必要です。

LAの日本人街といえばダウンタウン近くのリトルトーキョーが有名ですが、近年ではSanta Monica Blvd沿いのSawtelle(ソウテルと読みます)も大きく発展しています。Nijiyaというスーパーがあり、日本の食材が簡単に手に入ります。また本屋さんもあり、少しお高めではありますが、書籍も雑誌も手に入ります。日本人のスタッフのいる携帯ショップもあるので、安心して生活がスタートできます。またHISもあり、航空券の手配もここで出来ます。アメリカの美容師は信用ならない、と無駄に髪が伸びでしまうことが多々ある留学生ですが、ここなら日本人の美容師さんにも会えます。Sawtelleには、アメリカでも最近では一般的になってきた（？）カラオケもあります。Karaoke(カラオキ〜)とはカラオケのことです。ちなみに私は日本食のスーパーNijiyaで料理酒を買おうとしたら、生年月日の提示を求められました。21歳からが合法年齢、バーでも必ず年齢確認。そんなところはアメリカらしいです・・・。ちなみにバーに行くときは必ずパスポート等のIDをもって行って２１歳以上であることを証明しないとバーにいれてもくれません。当時20歳だったニュージーランド人の友人は、バーにも行けませんでした（本当に厳しいんです・・・笑）

ロサンゼルスは気候が最高に良いし、人もフレンドリーで陽気な人が多く、マルチカルチャーで世界中の人に出会えるので、私のお気に入りの都市です。一度行ってからすぐにはまってしまいました。食べ物も日本ではあまり見かけないものも多く、メキシコ料理や、コスタリカ料理など、南アメリカの料理を堪能できます。私はロサンゼルスに行ってから、メキシコ料理が大好きになりました。 ここの人たちは日本人に対して友好的な人が多いです。道に迷って困っていると、大抵誰かが声をかけてくれて親切に案内してくれます。フレンドリーなカフェの店員さんたちともすぐに仲良くなり、仕事のあとや休みの日に、車で観光スポットや景色のよいところなど、いろいろと案内してくれました。ヒスパニック系の人が多いので、スペイン語なまりの英語で話す人も多いですが、ローカルの人と英語で話す練習をするのにも良いところだと思います。自分が日本語なまりのちょっと変な発音の英語を話しても、一生懸命聞こうとしてくれる人が多かったので、自信を無くさずにすんだし、もっと英語を勉強しようというモチベーションにもつながりました。 きれいなビーチが多いこともロサンゼルスの魅力の一つです。ビーチ沿いを歩いているだけで気分がよくなります。

ロサンゼルスは人種のるつぼと言われるとおり、さまざまな人種の人がいて、世界中から多くの人が集まっているところです。白人よりもヒスパニック系の人が多く、陽気で恋愛に積極的な人も多いです。フレンドリーな人が多いので、カフェでお茶をしていたり、一人でショッピングをしていたり、街中を散歩していたりすると、必ず誰かに声をかけられます。恋愛対象となるかどうかは別として、話しかけられることが多いので出会いは多いと思います。特に日本人女性は人気があるようです。楽しく会話をするだけならいいのですが、初めて出会ったばかりなのにしつこくつきまとわれることもあるので、注意も必要です。 ロサンゼルスにはロマンティックな場所もたくさんあります。私がアメリカ人の彼と出会ったのもおしゃれで雰囲気のよいバーでした。ウエスティン・ボナベンチャー・ホテルの最上階にあるバーで、一時間かけて360度回転するという素敵なバーでした。ダウンタウンやハリウッドのほうには夜遅くまで遊べるところも結構あって、バーで飲んだ後、カラオケに行ったり、夜景のきれいに見えるところなどに連れて行ってもらったりして、すぐに仲良くなりました。ただ、私の帰国日が迫っていたので、その後しばらく遠距離の関係になり、日本で仕事をしながら、ロサンゼルスには年に４回ほど通っていたし、国際電話をよくかけていたので、かなり忙しかったです。

ロサンゼルスは車がないと不便な場所も多いですが、公共交通機関のバスや電車もロサンゼルスほぼ全域に網羅されているので、乗り方に慣れてしまえばバスや電車だけでもいろいろなところをまわれます。ちょっとした事故でも大渋滞を起こすことがあるので、車やタクシーの移動だと予想外に時間がかかってしまうことがあります。ハイウェイの車線の多さや渋滞加減から、車社会であることがうかがえます。そこで出会ったアメリカ人の大学生が話していましたが、アメリカ人はプライベート空間を大事にしているから、若いうちから車を持ちたがるそうです。車での移動が好きな人が多いようです。 バスや電車は料金が一律になっているものが多くて、安いです。＄1.50くらいで乗れます。乗車するさい現金で払う場合は、おつりが出ないので小銭を持ち歩いておくと便利です。最近はタップカードと呼ばれるプリペイド式のICカードも使えるようになっていて、Suicaと同じように好きな分だけチャージしたあと、乗車するときと降車するときにタップして、自動的にその分の料金が引かれます。 メトロバスは路線が大変多くて複雑なので、ルートマップや時刻表を予め用意しておくと便利です。

ロサンゼルスは大都市で、あまり自然が見られないようなイメージがありますが、自然を満喫できる場所もいくつかあります。 Getty Centerのなかにあるセントラル・ガーデンは美しい庭園です。スタイリッシュなデザインの歩道があり、楽しく散歩することができます。ミュージアムではもちろんアートワークも楽しめますが、まわりの広場ではのんびりピクニックをすることもできます。 もう一つロサンゼルスで是非行っておきたいところはグリフィス・パークです。４３００エーカーもの広大な敷地に動物園やミュージアム、プラネタリウムなどもあります。ハイキング・コースもあって、ハイキングをしながら小動物や小鳥に出会うこともあります。頂上に上るとグリフィス天文台があって、美しいロサンゼルスの景色が見渡せます。有名なハリウッドサインも見ることが出来ます。夜に行くのもお勧めで、１００万ドルの夜景が見渡せます。初めて行ったときは、はっと息をのむほどの美しさで感動したのを覚えています。とってもロマンチックなところなので、恋人と一緒に訪れるとよいと思います。クリアな夜景が見たいなら、冬に行って見るとなおいっそうきれいに見えるので、お勧めです。

アメリカだけで見れば、ロサンゼルスは物価の高い都市第２位のようですが、東京と比べるとあまり変わらないか、少し安いくらいだと思います。世界中の都市を比較した物価のランキングをみても、上位５０位にも入っていないようです。今、私が住んでいるオーストラリアのシドニーは東京よりも物価が高いので、それと比べたらロサンゼルスの物価はかなり安かったです。 公共のバスや電車のなかには一定料金に設定されているものもあって、東京よりもはるかに安く感じました。タクシーも日本より安めですが、降りるときに料金を言われたら、その料金に加えて必ずチップを払うようにしましょう。タクシーの運転手に日本人観光客はチップを払うのを忘れることが多いと愚痴られました。 レストランやカフェでの食事も東京と比べてとても安いです。しかもボリュームは日本の倍くらいあったりします。カフェでステーキ・サンドイッチを注文したとき、パンに薄いステーキが挟まってるくらいだと思っていたら、分厚いステーキにうすーいトーストがのっかっていて、一人では食べきれないくらいのボリュームでした。日曜日の午前中などは行列ができるほどの人気のあるカフェで、味はとっても美味しかったです。そのサンドイッチに飲み物をつけても、ランチタイムで１０ドルくらいでした。