ロンドン

ロンドンではたくさんのマーケットがあります。その中でも私のおすすめはPortbello MarketとBroadway Marketです。Notting Hillというエリアにあるポートベローマーケットはアンティークが中心のマーケットで大規模です。アンティークだけにとどまらず、食べ物のストールもあるのでゆっくり時間をかけて回ると一日過ごせてしまうと思います。大体いつでも空いているのですが土曜が本来の開催日なので一番ストールが多く、にぎわっています。値段交渉もできるお店が多いので、さりげなく聞いてみるといいかもしれません。BroadwayMarketはロンドンの東側にあり、アクセスがあまりよくないため観光客が少ないのですが地元のひとに人気なマーケットです。ポートベローに比べると少し小規模にはなりますが、アンティーク雑貨や古着、オーガニックの食べ物、アーティストのイラスト、アクセサリーなど幅広く扱っています。マーケット付近のお店もとても雰囲気が良く、楽器を演奏している人もいるので何を買うわけでもなくても楽しめると思います。どちらのマーケットも食べ物を買うと４£～６£程だと思います。ガイドブックにはLondon Bridge周辺のBoroughMarketがよく載っているかと思いますが、観光客向けの値段なのか他のマーケットより少し高めです。基本的に食品メインのマーケットなので、食べることが好きな人にはお勧めですがいつでも人でごった返しているため、あまりゆっくり歩いて回れる感じではないです。

ロンドンはいろんな国の人が暮らしていますが、日本人のいるエリアはある程度定まっていると思います。駐在さんが多いからか、West actonやActon townあたりは日本人がたくさんいます。日本人学校もそちらにあるようです。また少しPoshなエリアには日本人が多くいるといっていいと思います。WimbledonやSt. Johnswoodなど高級住宅街にも多くの日本人が暮らしています。比較的東の方にはいないようです。ロンドンの東側ゾーン２～３のあたりはイスラム系の人たちが多く暮らしているのでロンドンであることは確かなのですがイギリス人はあまり見つけられないと思います。お店もそういう人たち向けの洋服やごはん屋さんが数多くあります。反対に西側には日本人が多くいるので和食レストランやカフェなどもたくさんあります。私は南西部に暮らしているのですが、ご近所さんはわりと多国籍・多人種です。セントラルまで行かなくてもアジア人を見つけることはたびたびありますし、大体日本食レストランに行けばウェイトレスに日本人がいるはずです。夏休みなどは観光シーズン真っ盛りなので、セントラルには日本人がたくさんいます。日本語もそこかしこから聞こえてきますし、バスに乗っていても英語以外の言語を聴くことが珍しくないので、多国籍な町だと言えると思います。

セントラルロンドンでのお買い物スポットといえば、オックスフォードストリート、リージェントリトリートだと思いますが、私はコヴェントガーデンとカーナビーストリートが好きです。お店が密集しているのと、表通りではないので車の通りもなく、好き勝手に歩けます。カーナビーストリートには無印もあります。ロンドンの無印には食べ物とコスメ用品はありませんが、雑貨・文房具・洋服などが置いてあります。日本の商品をそのまま置いているからなのか、英語表記の物ではなく日本語のものがそのままあります。お買い物全体としてはロンドンはシーズンごとのセールがわりと長いことやっているので、セールが狙い時です。もちろん品ぞろえは悪くなりますが、７０％オフも珍しくはないので悩んでいたものをその時に買うということもよくあります。イギリスでの飲食に関してあまりいいイメージがある人は少ないかもしれませんが、特別まずいわけではありません。値段はメインが大体8£から１２£ほどが普通です。少し高めになると１５£～で、とびきりやすいところだと５．５£ほどです。サンドウィッチは大体２．１０ポンド～でコーヒーはアメリカンの小さいサイズで１．９５£ほどが目安だと思います。円換算して考えると高いなと思うときもありますが、感覚として一ポンド１００円だと考えると大体のものは納得できるかと思います。

ロンドン市内ではバスがたくさん走っています。２４時間走っているバスも多いので、便利です。もちろんチューブと呼ばれる地下鉄も大体どの線も２分も待てば次のが来ますが、値段が高いのと小さい車内のため息苦しいのもあって私はあまり利用しません。バスは一回１．４５？￡です。現在は現金での支払いは出来ませんので、ロンドンでバスに乗る際にはオイスターと呼ばれるカードが必要になります。これらは駅やオフライセンスと呼ばれる酒屋さんで簡単に手に入ります。バスはたびたび遅れたり、急にルート変更になったりするのですが、一応アナウンスが入りますし、行き先が変わった場合は降りるときに運転手さんにチケットをもらうと次のバスに乗り換える際無料で乗れるので、ぜひもらいそびれないようにしてください。利用者の多くは定期を使っていることもあってか、急いでいるのかわかりませんが、チケットをもらわない人が多いです。周りに流されてなんとなく降りてしまうと、次のバスに乗る際にまた支払わなければいけなくなるのでお金の無駄になります。急な路線変更などは日常茶飯事なので、これに関してはなれた方がいいです。バスで移動する際には余裕をもっていくことをお勧めします。また、ストライキもよく行われているので、長く滞在するのであればTransportation for Londonのメールマガジンに登録することをお勧めします。交通に関する情報を送ってくれるので、ストライキの状況やイベントのせいで込み合うルートなどを避けることが出来ますし、そのメールからイベントの存在を知ったりできます。

ロンドンでは日本食を手に入れるのは簡単です。まずピカデリーサーカスにジャパンセンターという日系のスーパーがあります。ここで大体の日本の食材（大根や豆腐など）と調味料（さしすせそは全部そろいます。醤油にしても種類が豊富です）インスタント食品（ラーメン、レトルトのカレーなど）から雑貨（お箸などの食器類、便利グッズ）雑誌や漫画などが手に入ります。本屋さんはその近くにJPBOOKSという小さ目のお店があり、邦書が恋しければそちらで購入できます。漫画などもわりとすぐ入荷しているようで、週刊誌などもそこまで遅れがなく手に入るようです。また路地を少し行くとらいすわいんという小さ目の日系スーパーがあります。こちらではジャパンセンターより少し安く手に入ります。品ぞろえはあまり変わりませんが、こちらは食品のみの取り扱いです。年に二度セールをやるので、私はその時に買いだめしています。また、そこまでいかなくても大きめの現地スーパーでは大体日本食コーナーがあります。そこで醤油やお酢、お米などは手に入ります。味は少しカスタマイズされいるのと、量は少なめなのですがたまにしか自炊しない人には向いているかもしれません。最近はどのスーパーのデリにもお寿司がおいてありますし、街を歩けばたくさんの日本食レストランがあります。わさびというお寿司屋さんチェーンが私のお気に入りです。５～８£でカルフォルニアロールとサーモン、ツナ、などのお寿司セットが食べられます。

ロンドンでは家賃がわりと高いです。ゾーンごとにばらつきはありますが、ゾーン１に住みたければ月５００£以上は必要になります。もちろん安いところもありますが、個室があって交通の便も良くて、となるとゾーン１なら６８０£ぐらいするのも普通です。スタジオフラットを借りる場合は７００£以上はすると思います。私はゾーン２とゾーン３のはざまに住んでいるのですが、３ベッドルームフラットで月１８００£です。決して特別たかい物件ではありません。留学生のほとんどは寮かシェアフラットに住んでいると思います。シェアフラットはクラシファイドの掲示板で見つけて見学に行くのがよくあるタイプです。大学などに所属している場合は掲示板が置いてあると思うので、そこでチラシをチェックするのも手です。自分たちで家を借りる場合は、upfrontと呼ばれる前払い料金がデポジットとは別に発生します。これはイギリス人か働いている人がいる場合は免除されますが、留学生のみの場合は一年分から二年分の前払いを要求されます。大体一括払いで！といわれるのですがそこは交渉次第です。一年分だったり、半年分だったり、不動産との話し合いでどう転ぶか分からない部分です。留学生や他国民を相手にしている不動産では要求されなかったりするのでよく調べることをお勧めします。ネットでのおうち探しは簡単ですが、釣り広告もよくあるので身長に行うことが大事です。不動産の紹介以外の家の見学に行く際は、ひとりでいくよりは友達と行く方が無難です。

ロンドンの最低賃金は現在６．７０£です。大体どこのアルバイトもこの時給だと思います。ロンドンで暮らす感覚的には一ポンド１００円感覚なので、あまりいい値段ではないのかもしれませんが、円換算すればなかなかだと思います。大体の日本人がクラシファイドの掲示板で求人を見つけて連絡をする、という方法をとっていると思います。私もクラシファイドの掲示板で今のバイトを見つけて働いています。私はハウスクリーニングのバイトをしていて、昇給が何度かあったので今は９．５£で働いていますが、これは稀な例だと思います。基本的にロンドンでは日本食レストランがたくさんあるので出ている求人もウェイトレスや厨房スタッフが多いです。職を選ばなければいつでも見つかると思いますが、中には悪質な雇い主もいるので十分に気を付けてください。また、学生ビザ（Tier4)の場合は週２０時間、休暇中は４０時間と働けますが語学学校生で１１カ月のビザの人などは労働が禁止されています。それでも雇ってくれるお店はあるようですが、大体地雷です。友達が定められた労働時間より多く働いていましたが、正規の雇い方ではなかったために働いた分の給料はおろか最低時給分すらもらえなかったという話も聞きます。そこのオーナーは香港人だったと聞いていますが、日本人オーナーでも給料の支払いが適当なところは多いです。自分の労働条件をしっかり理解して、許された範囲で働くことをお勧めします。

よくロンドンにいるというと、雨すごいんでしょ？とか霧のロンドンだもんね！といわれますが、雨は言うほど降りません。降水量だけなら日本の方が多いと聞きました。実際、そのように感じます。ロンドンは非常に天候が変わりやすい場所なので、一日のうちで雨が降っていたり晴れていたり曇っていたりと忙しいです。が、基本的に本降りになる事は少なく、大体が傘を差さなくてもいいぐらいの小雨か霧に近い物なので、現地の人たちは大体フードをかぶってしのぐぐらいで傘をさす機会は減ると思います。傘を出してもすぐ病んでしまう事が多いので私もフードでしのぐことが多くなりました。気温もさほど低くないので、冷え込む時も精々マイナス二度ほどです。朝晩は冷えますが、今年は暖冬のせいもあってかマフラーや手袋はしないでコートだけ着込んでいれば十分、という事も多いです。一年を通して言うと、五月ごろに遅めの春がきてそのまま秋になって（夏は二週間もない気がします。去年３０度前後になったのは一週間ほどでした）１１月ごろからゆっくりと冬になっていくという感じです。半そでで歩くことはなかなかありませんでした。私が寒がりなせいもあってか、夏でも素足でいることもまれで、素足だとしてもミニスカートだと冷えるのでロングスカートでちょうどよかったです。夏でも夜は冷えるので、上着は必須です。基本的に一年を通しても気温の変化はあまり見受けられませんが、安定していて過ごしやすいと思います。言うほど天気が悪い日が多いわけでもないので、落ち込むこともあまりありません。

イギリスのロンドンにある大英博物館はロンドンに行った際にはオススメできるスポットだと思います。日本にいる間によくテレビで特集されているのを見て、一度行ってみたいなぁと思っていました。世界的に有名な大英博物館ですが、入場料は無料だったので驚きました。大英博物館の中で売っているガイドが有料で販売されていたり、寄付をしたりできる場所がありました。また、おみやげコーナーも充実しています。大英博物館の外観の写真の入ったメモ帳などが売っていましたが、どれも意外と高額でした。ロゼッタストーンの縮小レプリカのようなものが売っていましたが、おみやげコーナーの中でも高額だったと思います。日本にいる家族におみやげを買うにはここではあまり向いていないかもしれません。博物館の中には至る所に案内が書いてあるのでとてもわかりやすかったです。イースター島のモアイ像などが展示されていたり、有名なロゼッタストーンや古代エジプトのミイラやスフィンクスなどが展示してあって、そういった有名な展示エリアはけっこう混雑していました。教科書でしか見たことがない展示物が他にもたくさんあったので、とてもいい経験が出来ました。ロンドンに行ったら、一度は行ってみて欲しい博物館です。

私が個人的にロンドンに持ってきて良かったもの: ノートパソコン、USBスティック、カメラ、タイツ、バスタオル、分厚いジャケット、化粧水、頭痛薬 ノートパソコンは大学の課題をやったり大学のサイトにアクセスしたりするのに必需品です。USBも、私はプリンターをもっていなくていつも大学の図書館で課題を印刷するので必需品です。カメラはやっぱり海外にいると写真に収めたいものがたくさんあるからです。タイツは日本のものはすごく長持ちするのに比べ、こっちで買うとすぐに破れました。バスタオルも日本のものの方が安くてもはるかに高品質だと感じました。分厚いジャケットは、風が強いせいか気温がそれほど低くなくても寒く感じるので結構早い時期から必要になりました。化粧水やクリームなど、顔に塗るものは肌が弱いと特に自分に合うものが必要だと思います。こっちでももちろん買えますが、自分に合うものが見つかるまでどれくらいの時間がかかるかはわからないのである程度持っていくと良いと思います。私は頭痛持ちなので薬もある程度持ってきました。薬も長期間の滞在ではその分持ってくるのは難しいですがある程度持っておくと現地で見つけるまでの間安心です。ただ、もちろんロンドンは都会なのでなければないでなんとかはなると思います。私もそうでしたがあまり心配しすぎると大量の荷物になってしまいがちですがその心配はいらないと思います。